ゴールデンサタディのとりとめのない話
穏やかな日中に浮かれひまわりが如く我が薄き眼をより薄くし、尊んで太陽を見つめていた今日である。暖房を焚いた車を降りても痛覚は感知せず、その代わり見つめた太陽から届くぬくもりに丹田がぽかぽかと温もる。崇め奉る太陽神にそっとろうそくの芯を示し、跪く。するとまんまるとしたアンパンマンにデフォルメされた太陽神が、「はいよっ」とちぎって差し出すので、そのパンに芯を強く突き刺す。ぐさっ。太陽の陽をともしたろうそくを僕は大事に大事に胸の中へと戻す。あったけぇ。身も心も温まり、超えて熱くなり太陽の化身とかした僕はもう無敵である。フレアをぶちまき温めるを超えて焦がすほどの、そんな記事を、適当に今日も書きたい。
鹿田です、よろしくね!
土曜である。だいたい日曜に休みが当たることの多い僕にとっては土曜日こそがゴールデンタイムである。ゴールデンサタディにのむビールは発泡酒とて格別に旨い。明日の思う限りの惰眠を考えながら飲むビールは格別に旨い。先日なにかの情報サイトで、
【アルコールに適量はない、一口でも飲めば毒である!】
的な研究結果が報告されていたが、体が犠牲になろうとも遥か得と考えられる精神的快楽は顕在である。ほらみろ、酔っ払って陽気にnoteを書き上げている現在、これこそが立派な証明となるではないか!
など適当なことを宣って鹿田はごきげんである。
適当ついでに最近読んだ本の話でもしよう。というのも、久しぶりに(これは!)といえる、素敵な本に出会うことができたのだ。
その本の名を「まほり」という。作者は高田大介さん。この本が初めての出会いである。手にとった経緯はその本を包めていた帯である。
と、
しかも舞台は夏。図書館もでてくる。そしてそんな事どうでもいいと思えるくらい、最高に面白いストーリー!深くは語るまい。しかし僕はじっくり読んで「まほり」は何かを知ることができた時、背筋がぶるっと震えた、戦いた。
といってもホラー色が強いわけではなく、どちらかというと散りばめられた謎が解けてゆくときの快感のほうが絶大である。
また『民族学ミステリー』とうたわれているだけあり、所々に古文の解析のための難解な文章や、また神社の造りの名称など専門語的なものも多用されている。その為若干読みづらい部分もあるのだが、そこを頑張って、ごくんと、丸呑みでもいいから飲み込めば、裏切らない圧倒的なエンディングが待っている!
ぜひ、読んでみてほしいな!
後は最近だと「ムショボケ」を読んだ。これは上司に面白いと勧められて貸してもらったのだけれど、ほんと、面白かったな。作者は沖田臥竜さん。
暴力団の抗争で、敵の親玉をやれ、やったら組をもたせてやる。そう言われて敵の組長に手を出した主人公陣内宗介。そして約束もあったので大人しくお縄に捕まった宗介。したことがしたことなので、犯罪者であつまる刑務所内でも一目置かれ、立場良く過ごすことができていた。
だがしかし、面会に来た命令を下した直属の上司から、実はお前が手を出す少し前に、組長同士で示談になっていたという衝撃の話を聞かされる。
立場一変、結局刑務所に務めたはいいものの、刑期を過ぎて娑婆にでても、組のものは誰も迎えにこないし、なんなら自分の組は解散しているし、居場所もない。さて、そこからどうなるか…
という話なのだが、(ムショボケ)という症状を含めて面白おかしく書かれている。これも最後まで読むと色々考えられるものがあった。薄いし、文字も少ないので読もうと思えば小一時間で読めるはずだ。
ま、とりとめのない話だが、とりとめのない話代表の鹿田だから鹿田ない。
話したいだけ話したので、今日も適当にここで終わる。
また!
【スキ、いつもありがとうございます!】