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11年間悩まされた不眠症をたった半年で克服した話。

日本人成人の5人に1人が悩まされているという不眠症。
私は働き始めて数年が経過した20歳頃から、かれこれ11年ほど眠れなくなっては落ち着いてを繰り返してきました。
これだけ慢性化していると睡眠薬しか対処法がないと思っていたのですが、根本的に治す方法は「意外と身近」にありました。


私が不眠症を根本的に治すことになった理由

それは、「眠れない」に加えて「食べれない」「笑えない」「いつでも体調悪い」みたいな、もう息を吸っているだけで辛い状況になったからです。

私は2年前に個人事業主として開業しました。
前職はブラック企業で、パワハラもなんだかんだ肯定されてるような環境で働いていたので、ストレス耐性はある方だと思っていました。
しかし、会社員は週休2日という契約で守られた絶対的な休息時間がある。
元々熱中すると止まらなくなる性格もあって、個人事業を開始してから全然休まず働いていました。

開業して4ヶ月後にはあっという間に全く眠れなくなり、そこから1年間不眠症を抱えながらハードワークを続けていました。

今ならわかるけど、そりゃ眠れなくなるよね。。

とにかく眠れないし体調悪いし起き上がれない。
重い身体を引きずって病院に行っても、薬を勧められるだけで治りはしない。
治し方を聞いても、とりあえず薬を飲めば楽になりますから、内科で治せるものではありませんから心療内科に行ってください、と言われる始末。

しかし、開業してからいろんな人に会ったことで疑うことを覚えた私は、「医師の知識が浅い」という結論に至りました。
都内の人口密度と病院のビジネスモデルを考えたら、医師は別にスキル向上しなくても稼ぎに困らない。むしろ病気の人が多ければ多いほど病院は儲かる。
こんなことに気づき、処方された薬の成分を調べ、薬を飲まずに不眠症を治す方法を探し始めたのです。

ネットに溢れる無料情報はツッコミどころが満載

最初は不眠症を治すために、Youtubeで情報収集をしていました。
でもやっぱり無料コンテンツは間違った情報が多い。
特に見ていて良くないと思うのが、精神科医の領域は薬を肯定している人が多く、薬を飲み始めた後の減らし方について、ツッコミどころ満載なところです。

決して否定したいのではなく、医師免許を持っていようと臨床現場から離れていれば現役ではないですから、情報が古くなるのも十分理解できるのです。

これ以上見るのはやめようとYoutubeをアンインストールしました。
人によって言っていることも違うし、情報の精査が難しくなってきたからです。
でも、「睡眠」について一通り学べたので、Youtubeもある程度の目的を決めて活用するには便利なツールだと思います。

無料で説得力のあったネット情報

そんな中でも無料かつ説得力のあった情報。
それは「統合医療」を行なっているクリニックが掲載した改善事例でした。
簡単に言うと、例えば「不眠症」という不調を抱えた患者に対して、どんな治療を行なって、どのように改善されたかが記載されています。
薬を使わず栄養療法で改善する医療があると知って目から鱗でした。

統合医療とは?
いわゆる「統合医療」は、近代西洋医学と相補(補完)・代替療法や伝統医学等とを組み合わせて行う療法であり、多種多様なものが存在します。
社団法人日本統合医療学会によると、「統合医療とは、さまざまな医療を融合し患者中心の医療を行うものです。科学的な近代西洋医学のみならず、伝統医学と相補(補完)・代替医療、更に経験的な伝統・民族医学や民間療法なども広く検討しています。」とされています。国立補完統合衛生センター[米国]においては、「統合医療」を、「従来の医学と、安全性と有効性について質の高いエビデンスが得られている相補(補完)・代替療法とを統合した療法」と定義しています。また、相補(補完)・代替療法については、「一般的に従来の通常医療と見なされていない、さまざまな医学・ヘルスケアシステム、施術、生成物質など」と定義しています。

厚生労働省

私自身の不調は不眠症だけではなかったので、慢性疲労、副腎疲労、PMS・・・
といったそれぞれの改善事例を読み、実践していきました。

私が実践した不調への栄養アプローチ


具体的にはこんな感じです。

  • 朝食後プロテインを一杯飲む

  • 朝食後ビタミンB、C、Eサプリメントを飲む

  • 夕食後鉄分サプリメントを飲む

  • 朝食前に塩水を一杯飲む 等

※素人ながらに実践したやり方で不十分です。真似しないでください。

素人ながらに実践しただけでも十分に効果がありました。
身体が軽くなり睡眠の悩みも少しずつ改善していったのです。
体力が向上してきてからは、朝ウォーキングやピラティスを始めました。
正直こんなにも回復するものかと、毎日びっくりの連続でした。

これまで10年以上、栄養で不眠症が治るなんて考えたこともなかったのです。

切っても切れない不眠症と血糖値の関係

統合医療という概念を知ってから、本を読み漁り、オーソモレキュラー栄養学という栄養療法の勉強を始めました。

サプリメントやプロテインは今は以前ほど飲んでいません。
回復するまでは必要だったかもしれませんが、やはり毎日の食事でしっかりと栄養を摂ることが大事だと思うからです。

不眠症に悩む人が多い一つの理由に、日本人は遺伝的に糖尿病になりやすいことが挙げられます。
血糖値が大きく上がったり下がったりすることで、身体のエラーも出やすくなります。

わかるようでわからない・・・
と思うのですが、血糖値が原因で不眠症に出る症状は「中途覚醒」です。
夜何度も目が覚めてしまう理由は、血糖値が下がりすぎて体内のホルモンバランスが崩れているからです。
トイレに行きたくなる、悪夢を見る、なんかも血糖値が下がりすぎているのが原因かもしれません。

血糖値の上がり下がりの波を小さくするためには、食事の摂り方、食べる順番が大切です。
「一口目に野菜を食べる」ことが不眠症の改善に繋がるなんて、考えたこともないし、知っている人もあまりいないのではないでしょうか。

不眠症に悩む人が改善のきっかけになれば嬉しいです。

私は結果的に、不眠症も治って14キロ痩せて健康にもなって万々歳でした。

不眠症は経験した人しかわからない本当に辛い症状です。
克服した人間として、これから睡眠に関する情報発信も行なっていこうと思っています。

この情報で少しでも悩んでいる誰かの役に立てたら幸いです。

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