豪州発カルト?財産管理自己啓発本を読み始め、早速実践に移した ステップ1

数日前に、定番の散歩コースの一角にいつの間にか新しく設置された”小人さん達の本棚”を物色してたら、見つけた。「Barefoot Investor」2017年度更新版。この版からもう7年半以上経って市場の風景は随分と変わっているだろうけど、ページを開いて読むうちに文体から感じられる筆者の人格には好感を覚えたし、どんな情勢下でも根本の精神・姿勢はきっと変わらないものとみた。
山火事によって家と家畜を焼き払われる、残酷で深刻な現実を目にしても「I've got this」と立ち向かうことのできる強靭な精神の持ち主が、あくまで諸金融機関プレーヤーとの間に独立性を保ちながら読者に共有する基本の戦術。件の山火事についてハラハラする前書きから始まって、ユーモアたっぷりの語り口で第1章まですいすいと引き込まれる形で読み進めて、早速試そうぞ!とすっかり乗り気になりました。

ステップ1 月一の”裸足デート”を定期開催するべし

ということで昨晩、膝上丈の夏用ワンピースにメリージェーンの靴を合わせて、お化粧は珊瑚ピンク色のマスカラと薄く頬紅だけして出かけた。行きは水上タクシーで優雅に時短。マリーナから目と鼻の先の停車場で乗り換え。ほんの数駅先でバスを降りて、坂をちょっと登って目的のレストランへ到着。店内の角のテーブル席へ案内してもらう。テーブル一つを挟んだ隣には微笑ましい父娘の夕食デートの様子。注文を取りにきてくれたとても感じの良いキウィではない訛り(アイルランドかスコットランドのどっちかしら)の可愛いお嬢さんにひとまずPet Natとスイカのサラダを頼む。家を出る前に残り物のパスタを食べて来たもので、こちらでがっつり食べるつもりではない。日記を開いて今日について書きながら待つと、すぐにグラスに注がれた泡を持ってきてくれた。頼んだ発泡ワインの名前を忘れないように日記にメモする。Pinot Noir というから赤いのかしらと思ったら、意表を突かれた。そのうち、目を見張るような鮮やかな色合いのサラダがやってくる。夏の妖精さんが、秘密の庭で集めた色とりどりの宝石をお皿に上手に並べたかのような、ゴージャスな見た目です。目と舌の両方で楽しみながらお皿の半分ほど食べてしまって、ようやく”裸足”デート初回メニューの前菜、手数料一切なしのオンライン口座開設の実行にかかる。軽くマーケットリサーチしてからとある銀行に決めた。前菜の後のメインは明日で良いやね、宿題をちょっと齧っただけでもう8割終わらせたかのような良い気持ちになっちゃった。グラスもお皿も空にしまってから、様子を伺いに来てくれた例のお嬢さんにデザートのメニューを見せてもらって、パッと目のついた蕎麦粉のクレープを頼んで、珈琲も付けてもらいました。
今夜の主役は何よりかよりデザートだった。ゆっくりととろけるカラメル味のアイスクリーム。こんがりと良い色の折り畳まれた生地の間には、甘すぎない果実そのもののアプリコットソースがたっぷり挟まっている。生地はしっとりもちっとした歯触りの良い食感。そこへほろ苦い、ウィスキーか何かをフランベしたという大人のカラメルソースと、香ばしくカリカリに煎られた蕎麦の実がたっぷりと散りばめられている。けしからん。白目を剥くほど美味しかった。お酒をとるか迷ったけどエスプレッソにして正解だった。
クレープの素晴らしさを店中に演説したい衝動に悶絶しながら舌鼓を打つうち、思い出したように国の家族に宛てて2ヶ月遅れの年賀状を書く。久方振りに母国語で書く住所で痛切の誤字をしてしまう。あー。やれやれ、最終バスを逃したら面倒だから、乗り換えに時間の余裕のあるうちにそろそろ帰ろうか。
お会計に進むと合計で69ドルという。これでまた調子が付いて、貧乏バス運転手からの精一杯の1%ティップを付けて、大満足して帰ったのでした。

https://www.bitget.com/ja/news/detail/12560604443541 有名になると、詐欺師も集ってきてしまうのね。

ステップ2については次週かそのまた後に、気が向いたら更新するかも知れない。

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