Asami

元全日空CA。「兼高かおる世界の旅」を見て育ち世界中を旅したいと思ったものでした。CA時代、天空のパノラマに魅せられやがて南極にも足を伸ばしました。地球の美しさや神秘、出会いの奇跡を堪能しながら、日常は「セレンディピティ」に溢れているという確信をもって人生を楽しんでいます。

Asami

元全日空CA。「兼高かおる世界の旅」を見て育ち世界中を旅したいと思ったものでした。CA時代、天空のパノラマに魅せられやがて南極にも足を伸ばしました。地球の美しさや神秘、出会いの奇跡を堪能しながら、日常は「セレンディピティ」に溢れているという確信をもって人生を楽しんでいます。

最近の記事

ペルーの謎の天空都市 マチュピチュ

インカ帝国は13世紀から、スペインに征服される15世紀頃まで、最盛期にはエクアドルからペルー、ボリビア、チリに及ぶ大帝国だった。 ただ、インカの人々は文字を持たず、自らの業績や歴史を残すことがなかったため、未だに解明されることのない謎に満ちている。 中でも、住んでいた人々が忽然と姿を消した謎の天空都市「マチュピチュの遺跡」を一生に一度は見てみたい!という想いに駆られて、滞在先のチリのサンティアゴからペルーの首都リマに入る。 リマからクスコへは車だと20時間以上もかかるた

    • 地球の恵 ぬくもりの秘湯 乳頭温泉・玉川温泉

      ここ秋田の乳頭温泉郷には雪がよく似合う。 雪がしんしんと舞う凍てつく寒さの中、 冷えた体をとろんとした乳白色のお湯に浮かべてみる。 やわらかいぬくもりが全身を包む。 あたり一面しんとした雪景色、なにも無い。 日頃の緊張がほどけて、心身共にゆるんでいくのを感じる。 乳頭温泉郷は、秋田県仙北市にある十和田・八幡平国立公園の山麓に点在する7つの温泉郷のこと。 350年以上の歴史があり、ブナの原生林に囲まれていて、自然に囲まれて情緒あふれる時間を過ごすことができる。 それぞれ

      • 最果ての地 南米パタゴニアの魅力

        18時間バスに揺られても車窓の風景が変わらないパンパ、 3,000m〜4,000m級の天を突くほどの荒々しい山々、 300以上の氷河を有するパタゴニア氷原、 普段は檻の中でしか見ることのできない動物たちも、みな野性的で、粗野で生命力に溢れている感じがする。 アルゼンチンの世界自然遺産、スペイン語で「氷河」を意味するロス・グラシアレス国立公園はその南部に位置する。 太平洋の湿気を帯びた風が、標高約7,000mのアンデスの山々にぶつかり、大量の雪を降らせ、積もった雪が圧

        • 白神山地のブナに学ぶ「たおやかさ」

          6月 青森の弘前駅から雑踏の中、レンタカーを走らせて 世界遺産の森 白神山地へと向かう ブナの新緑を車窓いっぱいに受け止めて 自分のボルテージが上がっていくのがわかる 市街地を抜けると、フロントガラス一面に ブナのBaby leavesのピュアでやわらかい黄緑色が 圧倒的なエネルギーで押し寄せてくる 体の中にキンと一本透き通った空気を感じる ハンドルを握りながら その生き生きとした生命力に、なぜか目頭が熱くなる… そう、こういう時かぎって泣けてくるのは何故なのだろう?

          屋久島 もののけの森

          本州から屋久島に、家族で移住した友人の風貌が わずか一年で、別人のように生き生きと変化し 伸び伸びと自分らしい仕事で活躍を見せていることが 私をこの島へ向かわせる大きなきっかけとなった 人生を運命をも変え得る屋久島… 彼は言う 「この島は来たいと思っても来れない人もいる。 導かれているかどうかと、そのタイミングなんだ」と。 そんなことを言われたら居ても立っても居られない 羽田から鹿児島で乗り継いで空路 屋久島へと向かう ローカルバスにも海外からの観光客がひしめく程 世界

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          バリ島に魅せられて

          南緯8度 神々が宿るこの島は 女性を妖艶にしていく 会話もかき消すほどの激しいスコールが 1日に数度 熱帯の森を叩く 風がオープンエアのレストランの シャンパングラスを揺らす 成すすべもなく通り過ぎるのを静かに待っている 何もしない時間というものが こんなにも長いのか… スコールのあとの森は 木々が生き生きと生命力を輝かせ じっとりとした湿気が肌に纏わりつく アユン川を臨むアマンダリのラウンジで 珈琲の香りを楽しみながら 暮れなずむ時に溶け込んでいると サヴォナの森

          バリ島に魅せられて

          地球の鼓動を感じる…南米イグアスの滝

          南米大陸のアルゼンチンとブラジルの2ヵ国にまたがる 世界最大級の滝 イグアス 「イグアス」とは先住民のグアラニ族の言葉で 「大いなる水」という意味を持つと聞く 滝幅約4.5Km,最大落差約80Km、水量毎秒約6万5千 圧倒的な瀑布で、カナダのナイアガラの20倍以上!!! ダイナミックで2日がかりでも周りきれないほどだ アルゼンチンのプエルト・イグアスから 国立公園の入口までバスで行き そこから更に園内の最寄り駅まで レトロなトロッコ列車で進む 亜熱帯のジャングルの中

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          私達は皆、地球遊園地に遊びに来ている…壮大な南米の大地

          チリのサンティアゴから、7,000m級の山々が連なる アンデス山脈をバスで超え、アルゼンチンに入る 乾いた、色の無い土地が果てしなく続く 学生時代に耳にした「パンパ」という響きが浮かんでくる この土地の人々の表情がどこか悲しげなのは、 この殺伐とした風景のせいなのか…? そんな中、ボリビアにほど近いアルゼンチンの北寄り 標高2,936mのウマワカ渓谷で 目を見張るような色彩に出会った! 忽然と姿を表した7色の大地 大自然が織りなした地球の色 一体この色彩はどうやって

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          既成概念のその先へ…南極は青かった

          色も周波数を持っている 太陽の青の周波数だけを吸収する南極は 海も空も氷山も全て一面青の世界だった 船長のアナウンスが流れた どうやら窓の外を見てごらんと言っている 航行中の船の窓から見上げると 5階建てのビルほどの氷山がすぐそこまで迫っていた 船の速度が遅くなった どうやら氷山の間を慎重に走っているようだ デッキに出てみると 何もしない贅沢な時間が流れていた この船はドイツの客船のためか、欧米の観光客が多い いつも感じるのは欧米の方達は こういうゆったりとした時

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          荘厳な南極のドラマ     11月の南極に陽は沈まない

          南米の最南端の街 ウシュアイアから タイタニックのような大型客船で南極を目指す ディナーを終えて部屋でくつろいでいると 船長からのアナウンスが流れる 「間も無く夕暮れの時間です。 デッキからは美しい光景がご覧いただけるでしょう♪」 時計の針は既に22時を回っている 外はまだ明るい デッキには厚手のダウンを羽織り カメラ片手のギャラリー達がその時をじっと待っている 私も五感が研ぎ澄まされていくのを感じながら どんなパノラマが訪れるのかを静かに見守る 怖いほどの静寂…

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          前世の記憶…ペルー

          あれは南米ペルーを訪れた時のこと クスコのとある本屋さんで ふと一冊の本が気になり手に取った 人体についての写真がたくさん掲載された 医療用の雑誌のようなものだった 意図せず開いたページに 思わず目がクギ付けになった!!! 自分の潜在意識からか 民族の集合体意識からかはわからないが 「私はこれを知っている」 直感的にそう感じた 小さな穴が開けられた頭蓋骨の写真 脳の手術の跡であろうと書かれていた ペルーでは実際そのような遺骨が たくさん出土しているとのこと ここ

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          ゴーギャンに憧れて訪れたタヒチで   ゴーギャンのひ孫に遭遇した!

          あれは2003年の夏のこと ゴーギャンが愛したタヒチで わたしは偶然ゴーギャンのひ孫に出会った! ゴーギャンはヨーロッパに住んでいた頃 絵筆を持つことができなくなり傷心してタヒチに渡った 南国の海で生まれたままの姿で泳ぎ回るうちに いつしかまた筆をとる事ができるようになり あの数々の大作を生み出すに至った 彼の生命力と情熱を取り戻させたタヒチに いつか私も行ってみたい💕 そして2年間、毎日のようにタヒチの写真集や ゴーギャンの記事を食い入るように読んでいた 南洋の

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