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易占家・仙亀の夜船閑話

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東洋の医学や占いの根本にある「気」というものを考えつつ、易占に関することや占術をとおしての身の回りのことについて、お話していけたらと思っております。
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#日記

『情報よりも感動』

『情報よりも感動』

ついついはまってしまうネットサーフィン。
なかなか見始めちゃうと、やめられない、というひとと話をしました。
決して病的なほどではないけど、ついつい、というのが、なんだか嫌みたい。

たしかに、必要な、役立ちそうな情報って、見つかりそうだと、ついつい追いかけてしまう。
ただ、仕入れた情報がそのまま役に立つことって、そんなにあるのかな、なんて、ぼくは思ってしまいます。
見ていて、何か引っかかった情報は

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『次善の策としてのタイプ分類』

『次善の策としてのタイプ分類』

占いには、生年月日を用いて、人をタイプ分類する手法があります。
人の個性や性格、性質は、シチュエーションや様々なケースで千変万化します。
そんな人の多様性のある性格や性質、個性を数種類のタイプ分類にするのって、乱暴だなぁって思います。
個人的に。

まあ、そうはいってもこうした手法が千年二千年と続いてきたのにも、訳はありそう。
身近なところでは、家族の個性を知るために、生年月日でタイプ分類しておく

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『がんばる、押したり引いたり』

『がんばる、押したり引いたり』

頑なに頑張っている人にご相談をいただく時、あまり前のめりにならないように、気持ちを引っ張り戻すお手伝いをさせていただきます。

前のめりに、ものごとを、がんばって推し進めようとするあまり、状況が見えなくなること、よくありがちです。
はたから見ているほうが、意外とよく分かったりして。

推し進めるがんばりを、ちょっと引っ張り戻して、今の自分の景色を広く眺めてみよう。

そんなやりとりをしながら、がん

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『ひとって、幸せに生きないとねぇ』

『ひとって、幸せに生きないとねぇ』

ココロを上手に養って過ごすことができると、幸福感って簡単に持てるんじゃないかな。

「はあ、無事に過ごせて、幸せ」って感じで。

心配事や困りごとが無くて、安心して毎日過ごすことができたら、それはそれで、充分幸せなんじゃないかな。
病気やけが、収入の心配や、家族の不仲など、ちょっと気を抜くと、そんな心配事や困りごとは、ふってわいたように起こりそう。

自分の身の安全をちゃんと確保して、環境を無事に

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『かせをはずす』

『かせをはずす』

気まじめさ、几帳面さから、自分に「かせ」をして、がんじがらめにしている人、いらっしゃるようです。
自分に課しているルールや決めごと、約束。

とても大切なことなのかもしれないけど、こだわり過ぎると、過ぎた負担は、当然、ココロやカラダに「ムリ」を生じさせます。

無理とは、理(ことわり)がない、ということ。

行き過ぎた自分への課題は、自分らしく生きていく道理から、外れているのかもしれません。

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『ひとと合う』

『ひとと合う』

ひとと「会った」ら、そのひとと「合った」らいいな、と。
ぼくは、出会う機会はあっても、ぼくの方から、意気投合するって実感が、なかなかないです。

ひとのいうことを、ついつい聞いてしまい、そのひとのことを聴きだしてしまう。
仕事柄、なのかもしれませんが、なかなかぼく自身のことを表現する機会を、持てずにはいます。

そうはいっても、ほんとうは、どこまで自分のことを表現できるのだろう、という疑問もありま

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『奥深い観察力』

『奥深い観察力』

物書きさんの文章を読んでいて、ちょっとした身近なことでも、ちゃんと考えて、それなりの自分の考えを添えて、文章にあらわすことのできる人、素敵だなぁと思います。

お仕事で物書きじゃなくても、日常の思いついたことを、自然とちゃんとまとめて、でも、気持ちの上で、ツラツラと書き連ねることができる人、イケテルなぁと思います。

日常を丁寧に過ごして、身のまわりのことを、深く考えることのできるひとは、とても豊

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『雑踏では、アイディア創出』

『雑踏では、アイディア創出』

街中をボーっと歩いているときや、カフェで人の話し声をなんとなく聞いている時、意外といろんな「いい思いつき」があります。

ひとりでいろいろ考えこんでいても、「つまらない」思いつきしか出てこない。

陳腐。

視界に動きがあったり、耳にノイズが飛び込んできたり、自らフラフラと歩きまわっている時、じつは「考えこむ」ということができない。

脳みそは、暇が嫌だから、ボーっとしている時、いろんなことを、勝

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『普段気がつかない、身近なもの』

『普段気がつかない、身近なもの』

健康って、ほんとうは、とってもありがたいものなんだけど、なんでもないときは、ついつい忘れがち。

まあ、忘れているくらいが、ちょうどよいのだけどね。

つねに、自分が健康かどうか、心配し続けるなんて、ナンセンスだし、せっかくの人生(時間)が、もったいない。

でもでも、ときどき、自分が何気なく保ち続けている健康のこと、振り返る時間も大切なんじゃないかな。

ついつい忘れっぱなしで、うっかり無理や無

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水曜日は「対面鑑定」・その29

水曜日は「対面鑑定」・その29

『梅雨時のカラダ風水の調え方』【湿気を知る】

東京も梅雨に入り、雨続きの日をむかえそうです。室内の風水を調えるためにも、湿気対策をこころがけたいですね。
単純に除湿することも「アリ」ですが、エアコンの除湿機能や除湿機を使って、カラダがどう感じるか、というアイディアは必要です。

東洋医学では、湿気の原因を「天・人・地」の3つに分類して、ひとのカラダへの湿気の影響を考えます。
除湿機をかけて室内の

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水曜日は「対面鑑定」・その28

水曜日は「対面鑑定」・その28

『風水をうつ前に』【風水をうつ前のお支度】

東洋医学の鍼灸は、鍼は刺す・あてる、お灸はすえる、といいます。
風水術では、ふうすいをうつ、といいます。技術を施すときの表現ですね。

さて、インテリアをいじって、家屋の環境を調える風水をうつとき、風水の理論にのってインテリアを変えればよいかというと、そうでもありません。

新しいインテリアの工夫をくわえるということは、家に新しい「気」をおぎなうという

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水曜日は「対面鑑定」・その27

水曜日は「対面鑑定」・その27

『風水を知るには、経験の積み重ね』「ところかわれば、味覚も変わる」

食事の味覚、子供のころからどんなものを食べてきているかで、だいたい決まります。
地方へ行ったり、よその国に出向いて、出先で頂く食事の味、違和感を感じることがあります。
関東で育ったぼくなどは、西の方のあまいお醤油は、不思議に感じます。関西の人が納豆にびっくりするのも、食べ慣れている関東の人にとっては、意外に感じることも。
住まう

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水曜日は「対面鑑定」・その26

水曜日は「対面鑑定」・その26

『風水術は味わうことが大事かと』禅宗のお坊さんは、朝早くからお掃除するのだとか。
それもテッテー的に。

掃除がいきとどくことも大事だそうですが、「ちゃんとできた」というココロの決着も大事だそうです。

実際に掃除を完璧にこなし切れていないことがあっても、「ちゃんとできた」ことが大切。

とくに修行中というわけではない一般人は、「掃除をした」というだけで満足感があります。

大事なのは、カラダとコ

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水曜日は「対面鑑定」・その25

水曜日は「対面鑑定」・その25

【カラダ風水】『やっぱり、風水はうっておこうか』身のまわりの環境に意図的に働きかけることを、『風水をうつ』といいます。

ひとのカラダでは、「風水をうつ」と同じような働きかけに、『鍼をあてる、お灸をすえる』などがあります。

ひとのカラダには「経絡(けいらく)」という「気血の循環経路」があり、「ツボ」という働きかけ(鍼灸刺激)を受け入れる感受性の高いポイントがあります。

ひとのカラダを「おうち」

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