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水曜日は「対面鑑定」・その28

『風水をうつ前に』

【風水をうつ前のお支度】

東洋医学の鍼灸は、鍼は刺す・あてる、お灸はすえる、といいます。
風水術では、ふうすいをうつ、といいます。技術を施すときの表現ですね。

さて、インテリアをいじって、家屋の環境を調える風水をうつとき、風水の理論にのってインテリアを変えればよいかというと、そうでもありません。

新しいインテリアの工夫をくわえるということは、家に新しい「気」をおぎなうということ。おぎなうことで家に新しいエネルギーが加わります。
そのとき、エネルギーを効率よく効果的に循環させる必要があります。
エネルギーが循環するのを邪魔するのが、屋内の滞り。


【めぐりのよいおうちづくり】
そもそも家屋の中の風水が調わないのは、「風」と「水」に滞りがあるから。

日本の家屋で「風」が滞るのは、おもに空気や雰囲気によどみをおこさせる「におい」に原因があります。
こまめにほこりを払ったり、朝窓を開けて空気の入れ替えなどは、習慣にしたらよいですね。

また、最近の住宅は気密が高いのでどうしても「水」の要素である「湿気」が滞りやすいです。
キッチン、トイレ、浴室の湿気対策は必要でしょうし、寝室の寝具はいつも清潔を保ちたいですね。


【風水をうつ前の居心地の確認】

めぐりのよいお家は、居てほっとします。呼吸が楽なのですね。
呼吸は楽だけど「不足」に感じるから、インテリアをほどこして「不足を補う」わけです。
ほこりや湿気を取り払っても、ホッとする感じがしないのは、部屋に圧迫感があるからです。家具や持ち物が多いのかもしれません。

とくに日頃から負担を感じる「仕事に関する道具」や「勉強に関する道具」などが、日常すごす部屋に積み上がっていると、ホッとすることはできませんね。
不要なものがあれば、部屋から撤去したり、あるいは、不要であれば廃棄することも必要です。

きれいでも、居心地が悪いのは、今室内にあるものがかなっていないから。
部屋の目的にかなわないものは、室内に置かない工夫をこころがけると、居心地がよくなり、ココロの負担が減り、カラダが丈夫になります。


【よさそうなものでも積み上がれば負担になります】

カラダによいからと、あれもこれもとサプリメントや、栄養豊富な果実や野菜や穀類などを過食すれば、カラダは栄養素を処理する負担をかかえます。
それよりも、一食抜いたり粗食をこころがけて、カラダを身軽に過ごしたほうが、毎日が楽になります。

へやのインテリアも一緒です。まずは部屋の広さに適った程度の家具やインテリアに設えて、ほどよい空間をたもてるとよいです。
「家具で満腹」になったへやは、住まう人も息苦しくなります。
まずは、部屋のダイエット。

風水をうつのは、それから楽しんだらよいですね。


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