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せんべい刊

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『思い出を、ぎゅっと詰め込んで作ってみたい』 「まちださつき」と「ましろくま」が学生以前のエピソードを交互に投稿する“ノスタルジックマガジン”
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記事一覧

オムライスが食べたくば、卵を買ってこい

小学校五年生頃のお話。 亭主関白イズムを持つ父が怒鳴る夜が時折やってくる。僕はそんな時、…

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心のささくれは毛羽立っていないだろうか

中学校三年生の秋。二学期が始まって一ヶ月ほど経ったころだ。 僕は、隣の席の女の子が絆創膏…

12

水色不足

小学校二年生の頃のお話。  夏休みに入り、家に持ち帰ってきた朝顔のお世話があった。 我が…

14

兎が亀をひっくり返す。

 これは僕が五才かそこらの時。小学生ではないことは確かだ。  季節は春先。一応、庭付きの…

24

お騒がせ三女

私には姉が二人いる。 三人ともそれぞれ何かしらで親に心配をかけるお騒がせ姉妹だ。 その中…

11

砂漠のダークスターライト

幼稚園の年中の頃のお話。  年に一度の劇の発表会の季節が、今年もやってきた。 これから発…

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現実は、和菓子みたいに甘すぎない

中学生の頃、職場体験というものがあった。 期間は約一週間。地域のお店の協力を得て、その職場体験は実施される。 予めどんな職場に行きたいかのアンケートが配られ、私は真っ先に地元の和菓子屋の名前を書いた。 当時、まわりに動物看護士になりたいだのトリマーになりたいだのと言っていた私がなぜ和菓子屋と希望を出したのか、疑問の声も挙がったが、理由は実にくだらないものだった。 和菓子屋で働けば、毎日お菓子が食べられるということを、姉が先に職場体験をしていたことで知っていたのだ。

壁紙事件

幼稚園の年長の頃のお話。 (はじめに言っておくと長くなりそうだと思ったので、所どころ表現…

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アルファロメオ犬

大学の頃、私には嫌いな授業があった。 必修科目だった、数理社会学を専門とする先生が繰り広…

8

仮面ライダーはもうしない

小学校2年生の頃 結論から話すと、また先生に怒られたエピソードだ。 でも言い訳をさせてほ…

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学んだことの話をしよう。

面白い思い出話が出てこないので、私が大学で学んでいたことの紹介をしようと思う(つまらない…

4

勇気の出し惜しみ

高校三年生の三月頃の話。 (もう八年は前の話になると思うので、もしお店を特定されましても…

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ぶりっこ魔女は愚か者

私の中学では3年生は文化祭でクラス劇を行うことになっていた。 いくつかの演目が学校によっ…

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プリーズ・ティーチャー

小学校三、四年生のお話。 まず二人のクラスメートを紹介する。 一人目はS君。 彼は活発な子で運動が出来た。ただ少々自己中心的で、人にいたずらしたり、茶化したりすると度々先生に怒られるような問題児でもあった。(余談だが、彼は中学生になると本当にグレていた)そんなS君はクラスでは少し煙たがられる場面がしばしば見られた。嫌われているというほどではなかった気がする。 二人目はN君。 彼はクラスでは穏やかな上、割と愛されキャラとして通っていた。それはクラスに留まらず学年全体で