宇宙と実在、陰陽五行の話
この宇宙には何一つ、完全に静止しているものは在りません。
観測可能な宇宙が全方向に膨張を続けている以上、そして全ての天体が運動するならば、私たちの視点から止まって見えるものも完全な静止ではありません。
ふと、私は思います。
この世には中庸も中道も実在しないのでは、と。
西洋哲学で礼賛される中庸も、東洋哲学で最重視される中道も、全ては観念的なマヤカシに過ぎないような気がしてくるのです。
動き続けることを常とする世界において、ちょうど真ん中にピタリと居続けることなど不自然です。そもそも真ん中が何処かを定めることさえ不可能と感じますし、此処が真ん中だと思った瞬間に座標はズレているものです。
この宇宙が寿命を迎えたら、あるいは全てが静寂なる死を経験するかもしれませんが、刹那の観測者には想像のつかない那由多の彼方の未来です。
そんなことよりも今、私が、私たちがどうするかということの方が遥かに重要と考えます。
陽に振れたら陰に向かえばいい。
陰が過ぎたら陽を目指せばいい。
陰陽五行の円運動に、私は真理を直感します。
それは永劫回帰。
それは輪廻転生。
西洋医学者として、東洋医学者として、占術師としての経験がここに何かあると告げるのです。
拙文に最後までお付き合い頂き、誠にありがとうございました。願わくは、生命流転の行く末に安寧と幸せが灯りますように。
#忘れられない旅
#眠れない夜に
#エッセイ #直感 #この宇宙 #あの宇宙
#陰陽五行 #輪廻転生 #生々流転 #永劫回帰
#円運動 #真理 #中庸 #中道 #哲学
いいなと思ったら応援しよう!
ご支援いただいたものは全て人の幸せに還元いたします。