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日々育ち、やがて巣立っていく子どもたちへ

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日に日に大きくなり、そしてちょっとずつナマイキにもなっていく子どもたちに向けたひとり言。
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2024年1月の記事一覧

映画「君たちはどう生きるか」、二度目の鑑賞で感じたこと

映画「君たちはどう生きるか」、二度目の鑑賞で感じたこと

先月あたりからもう一度見に行きたいと思っていた映画「君たちはどう生きるか」を、夜の映画館で見てきた。

ちょうど仕事終わりで行けそうな時間の上映。スクリーン番号が1に近いほど客席数が多いなら、その映画館でいちばん客席数が少ない部屋だった。見にきていたのは十数人。観客の立場で言えば、隣席も前の席も気にすることなく、とてもくつろいで見ることができた。

この映画は封切り前にほとんど情報が公開されなかっ

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カワセミとキツネを見たという話で盛り上がった昼下がり

カワセミとキツネを見たという話で盛り上がった昼下がり

先日、朝ランでカワセミを見た。川辺で飛び去るまでのほんの短い時間、人間では私だけが見ていた。

かなり久々だったから、これはラッキーと昼食時に早速家族に話した。そうしたら、高校生の上の子が「オレは最近キツネ見たよ」と言ってきた。

何、キツネだと?私は今まで野生のキツネを見たことがない(タヌキならある)。

家のあたりにキツネが住んでいることすら知らなかった(ハクビシンが住んでることは知っている)

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英検準1級の受験を控えた子どもに英作文で助言したこと

英検準1級の受験を控えた子どもに英作文で助言したこと

今週末に英検準1級を受ける高校生の子どもが、最近2回英作文を見てくれと持ってきた。夜10時半、仕事と食事を終えて私が「さあ自分の学びに入ろうか」というタイミングだ。

子どもは、親の時間などまったく気にしないのが面白い。ナチュラルに「自分は寝るけど見といてね」という態度でやって来る。

それでいい。「遅い時間に忙しい中悪いんだけど、英文のチェックをしてもらえないかな」とか言われたらかえって気味が悪

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家のプリンターは、なくてもどうにかなると気づいた

家のプリンターは、なくてもどうにかなると気づいた

冷蔵庫、洗濯機、パソコン、ドライヤーなど、普段使いするさまざまな家電。その中で圧倒的に「イライラさせられる度合い」が高いのは、私にとってプリンターである。

うちにあるのは家庭用インクジェットのカラープリンターだ。使うのは2週間〜1ヶ月に一度ぐらい。起動は遅いし、頻繁に目詰まりするし、インクはすごい早さでなくなっていく。一年ぐらい前からは、紙送りがうまく行かず空回りが続いてなかなか印刷できないこと

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映画「君たちはどう生きるか」をもう一度見に行こうかと思っている

映画「君たちはどう生きるか」をもう一度見に行こうかと思っている

宮崎駿監督の映画「君たちはどう生きるか」。夏休みに小学生の子どもと見に行ったこの映画を、もう一度見たいなという気持ちになっている。

ゴールデングローブ賞の受賞は関係ない。年末ぐらいから、映画の断片的な場面が頭に時々浮かぶようになり、それをもう一度最初から最後まで通した線として見直したいと感じているのだ。

夏に映画を見た後、子どもに「どうだった?」と質問したら「六分の一ぐらいしかわからなかったけ

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子どもを連れて行くのにスカイツリーより東京タワーを選んだ3つの理由

子どもを連れて行くのにスカイツリーより東京タワーを選んだ3つの理由

小学生の子どもと東京タワーに行ってきた。子どもは、東京タワーにもスカイツリーにも行ったことがない。今の時代ならスカイツリーじゃないの?と考える人もいそうだが、私は迷わず東京タワーを選んだ。それには3つ理由がある。

まず、正直にいうと東京タワーの方が多少値段が安いという金銭面の理由もなくはない。ただこれは、3つの理由のうちほんの5パーセントぐらいを占める程度である。

東京タワーもスカイツリーも地

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親は高校生のトビタテ奨学金・応募書類をどのようにサポートできるのか

親は高校生のトビタテ奨学金・応募書類をどのようにサポートできるのか

文部科学省が民間企業とタッグを組んで日本の若者の海外留学を給付型の奨学金で支援する「トビタテ!」。対象は高校生と大学生。期間は多くの場合2週間〜数ヶ月、長い場合は1年近くになることもある。特に高校生は、学校の成績などよりも夢とかやりたいことの「熱量」が選考の大きな要素になるという、素晴らしい制度だ。

ありがたいことに、私の子どもは以前トビタテに応募し、採用してもらうことができた。奨学金ではカバー

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