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ほんのつい先日、noteの記事で、

「私は哲学者ラッセルのことが好きだが、もと文系の身分なので、ラッセルが数学寄りの話をしている時はさすがにツラい」みたいなことを言ったばかりですが、

そんな私のような「なんちゃってラッセル好き人間」が、大人になってから数学や論理学に再入門するのに、最高すぎる本を見つけました!

しかも、、、日本の出版事情ってスゴいですよね、こんなハイレベルな本が、旺文社から「大学受験対策用の、高校数学の総おさらい参考書」として、高校生向けの体裁で出ているんですよ!うおおお、、、ワタクシ、こんな本を読んでる高校生には既に勝てねえ、、、なんだこのハイレベルさはw

↓↓↓

コチラの本は、

まさに、フレーゲやラッセルが切り開いた、量化記号を用いた論理学(とか∃とかを使うやつね)を説明言語として、

高校数学を読み直していく、というもの。

そしてなるほど、この本の著者が本書の中で言う通り、

とくに数列とか級数(Σ計算とかね、、)とかいった分野は、そもそも集合概念や量化記号をあらかじめ知っていないと理解が難しいものであり、それを普通の高校数学教科書ではただただ計算テクニックを丸暗記させるような教え方になってるわけだが、この本はそこを端折らず、集合概念や量化記号を駆使して高校数学の基礎づけをやってくれる。

繰り返しますが、受験生のみならず、

私のような「なんちゃって論理哲学好き社会人」が週末の自主学習に読み込むにも最適の本。

それにしても、ラッセル好き哲学ファンな私としては、このようなカタチできちんと論理学ベースに数学の基礎を固める教え方をする本書の方針には大賛成なのです。

ていうか、もはや、義務教育の中学数学レベルから量化記号を子供達に教えてあげてもいいんじゃないか?、、、なんて思うのは、私が単にラッセル好きだからゆえの贔屓目なのかもしれんが、できればウチの子供達にも論理主義的な数学観をもった中学生にこれからなっていってほしいものなのじゃ、、、!

まあ、

何はともあれ、もちろん「褒め言葉」として、

ヤバい本ですよこれ!

そしてこういう本が、ポンと、当たり前のように「学習参考書」として出版されるというw日本語圏の「知的熱量」の強さというもの、まだまだ、なんとも、侮れませぬ!!

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