聡子書店 その1
私がもし本屋を営むとしたらお店に並べたいなと思う本たち。今回は児童書を中心に。
「千と千尋の神隠し」に影響を与えたとされる本。
確かに近いものは感じるが、それ以上に、何だか身近に起きてもおかしくないようなファンタジーなのだ。私は大人になってからこの本を読んだのだが、大人でも十分楽しめる。むしろ大人になってからの方が、感じるものが多くあるかも知れない。
思い出すとちょっと泣きそうになる。
モモちゃんとプー(猫)の話、あかねちゃんという妹ができた時のこと、お父さんお母さん、モモちゃんたちを取り巻く大人たちの話…
モモちゃんが大きくなるにつれて変わっていく世界が、まるで自分の見ている世界のように思えた。変わっているのは自分で、世界の方ではなかったのだけれど。
酒井駒子さんのイラスト付きで復刻している。永遠の提案として手元に置いておきたい。
子供の頃はハードカバーで読んでいたのだが、大人になって、母が文庫を持っていることに気付いた。大人になってから購入したものだという(私にも同じ血が流れているなぁと思った)。
佐藤さとるさんの本は村上勉さんのイラストが合う、表紙を見ただけでコロボックルたちが喋る声が聞こえてきそう。
まだ大人買いしていないけれど、時間の問題だと思う。
友達や家族にも「面白いから読んで!」と夢中で勧めた思い出がある。
もう今は中古でしか購入できないようなのだが、本当に面白い本だったので是非復刊して欲しい。
怪力で、剣術が強く、元気なお姫様が主人公。勇敢で心優しいお姫様が、いろいろな土地を巡って繰り広げるっ冒険に夢中になった。イラストもとても可愛くて、何度も繰り返し読んだシリーズ。
この記事のために商品を調べている際、新シェーラひめのぼうけんという続きが出ているのを知った。読まなければ…!
この本を読んだのは小学校低学年の頃なのだが、いまだに登場するヘンテコな生物たちの名前を全部言える。あまりにも強烈すぎて忘れられない。つい最近も(唐突に思い出し)このヘンテコな生物たちの名前の一人しりとりをしてしまったのであった…
幼稚園、小学校低学年の教室に是非置いて欲しい。
斉藤洋さんの本はあげたらキリがないのだけれど、夢中で読んだのはこのシリーズ。
市立図書館で借りて読んでいたのだが、あまりにも好きすぎて、学校の図書館に置いてくれるように先生にお願いした(叶わなかった)。
子供向けだけれど、大人が読んでも思わず笑ってしまうようなストーリー。高畠純さんのイラストが、想像力をさらにかき立ててくれる。
猫の視点で進むストーリーに心を奪われ、普段見ているものが別なものに見えてくる…言わずもがな超有名シリーズ。私が猫好きになったのは、多分この本の影響だと思う。
時々、図書館へ行って児童図書のコーナーを見たりする。上にあげた本を見つけて、少し立ち読みすることもある。初めて読んだ時の感動と同じ感動を味わうことはできないのだが、大人になってからも十分心を揺すぶられる作品ばかりだ。
オトナってなんだか疲れるなぁ、そう思った時は是非児童図書を開いてみてほしい。本を開いたときに広がる胸のときめきが、自分の心の奥底に溜まっていたチリやホコリをきれいに洗い流してくれるだろう。
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