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脚を組む癖をやめたい

子供の頃、脚を組んでいる女性に憧れた。なんだかとても格好良く見えた。

真似をして脚を組むと、すぐ母に「やめなさい」と注意された。

バレエを習っていたからかもしれないが、今でも人前で足を組むことはなんとなくできないでいる。

(この辺りの感覚は人それぞれだと思うし、文化の違いなどもあるので、一概に良いとも悪いとも言えないものだとは思っています。脚を組んでいる人を批判する意図はありません。むしろ脚を組んでるアン・ハサウェイって素敵!くらいに思っています。この価値観は我が家限定のものです。)

人前で脚を組むことはできない、と書いたが、実は一人暮らしを始めた大学生の頃、家で一人でいるときに脚を組む癖がついてしまった時期がある。

やってはいけないことを注意する人がいなくなったから、やってみた。
今まで禁止されていたことをやってみたくなった。
そしたらつい癖になってしまったのだ。

でも人前ではしない。
そういう点は律儀というか、我ながら真面目な性格だなと思う。

で、そんな脚組み病も社会人になると自然に完治した。
目上の人、自分よりも立場の上の人の中で働く中で、絶対に会社で脚を組んではいけないという意識が家の中での生活にまで影響を与えていたのかもしれない。

そもそもなぜ足を組みたくなるのか?

せっかく完治したと思っていたのに、また1年前くらいに脚組み病が再発した。

リビングの椅子に座っていると「つい」組んでしまう。
読書中も、日記を書くときも、あろうことか食事中にまで、酷い時は椅子に座っているときはほぼやっていたのではないか?というくらい、脚を組んでしまっていた(ような気がする)。

そして脚組み病の再発と同時に、ストレッチや筋トレ時の股関節の痛みとゴリゴリという音がひどくなった。


調べてみると脚組みの原因というのは複合的で、「特にこれ」と原因を明らかにすることは難しそうだった。

大まかに分類すると、
・骨格が歪んでいる、体のバランスが崩れている
・気分転換したいという心理的な要因
この二つに集約されるようだ。

精神的な面についてはひとまず置いておいて、身体的な面については体のありとあらゆる歪みが原因と言ってほぼ間違いなさそうである。
そして脚を組むことにより、さらに骨盤や背骨が歪んでしまう。

歪み自体がどこにどのくらいに生じているのかは人それぞれだが、どうやらその「歪み」のバランスを取るために補正しようと脚を組んでしまう、という説が有力なようだ。

歪んだ骨格を支えるために足を組み、バランスを取ろうとする。
しかし脚を組むことでさらに骨格が歪む。
最悪な悪循環である。

本気で脚を組むのをどうにかしたい、できれば0円で

脚を組むのを止める方法を検索すると、このストレッチが効く、トレーニングをするならこの部位、などさまざまな情報が出てくる。

調べる前から毎日ストレッチもしているし、筋トレもしているし、整体にも通っていた。

それでも治らない。
これはもう意志の問題なのかもしれないと半ば諦めかけていたとき、ある記事を見かけた。
簡潔にまとめると、それはこういう内容である。


座るときは足の裏全面を床にベタッとつけて、背骨をまっすぐにすることを意識する。


あまりにも当たり前のことというか、シンプルすぎるというか、えっこれだけ?と正直思ったのだけれど、0円で今この瞬間からできることだったので、早速実践することにした。

結果、「足裏床べったり」を心がけるようになってから、一度も脚を組んだことはない。

何しても治らなかった癖が、一瞬で治ってしまった。

美しい姿勢を目指して

ストレッチも筋トレも、毎日している。
気になる部位は意識的に、苦手だった腕立て伏せもできる回数が増えてきた。

ここ数年、姿勢が崩れてしまうことが気になっていたのだが、それは体全体のバランスの悪さに起因するものであるような気がする。
脚を組むことで、更なる歪みを生じさせてしまっていたのかもしれない。

少し前に整体に行った時、先生に「ちょっとマシになったんじゃない?」と言われた。
筋トレやストレッチの効果も、少しずつ良い効果をもたらしてくれているのかもしれない。
けれど何より、脚を組まなくなったことの効果が大きいような気がする。


いくつになっても、座っていても歩いているときも、美しい姿勢の人でありたい。

そう思っている人へ、声を大にして伝えたい。

座るときは足の裏全面を床にベタッとつけて、背骨をまっすぐにすることを意識してみてー!!



筋トレの先生は、こちらのマニアックすぎる筋トレ本。

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聡子
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