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津軽:太宰治記念館「斜陽館」
「ね、なぜ旅に出るの?」
「苦しいからさ」
「あなたの(苦しい)は、おきまりで、ちっとも信用できません」
太宰治(だざい・おさむ、1909年~1948年)…小説家。本名は、津島修治(つしま・しゅうじ)。
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画像は、青森県五所川原市にある太宰治記念館 「斜陽館」。太宰治の生家でもある場所。
高校生の時に、太宰治の作品をいくつか読んだ。そこまで耽溺した感じでもなかった。大学生になってから新潮文庫で出ている作品を中心に読み進めた。何故かめっちゃハマった。
その後、何年も経てから、太宰治記念館「斜陽館」を訪問。予想以上に広くて驚いた。本当に大金持ちだったんだな、というのが実感できるほど。帰り際には、自分へのお土産的な感じでTシャツも購入。なかなか良い買い物をした。
その他にも、太宰治疎開の家「旧津島家新座敷」や、芦野公園を散策して太宰治の文学碑や像なども巡る。いやはや、面白い。
基本的にダメ人間ではあるけれど、どこか憎めないところのある人物。そして圧倒的な文学的な才能。弱さを曝け出す強さ。ある種の普遍的な弱さの表出。時代を経ても一定の人気を誇る太宰治。
文学青年や文学少女、あるいは元文学青年や元文学少女たちが現在もゆかりのある場所を訪ねて回っているのだろう。
青森だけではなく、東京にも多くのゆかりの地があるし、千葉や山梨とかにも住んでいたから、各地にも記念碑なども数多く建てられている。結構、巡っているつもりだが、まだまだあるみたいだ。
太宰治の作品を読み返しながら、各地のゆかりの地に足を伸ばしてみようと思う。作品でいえば何が好きだろうか。どれも好きだし『人間失格』は数回読んでいるけれど、特に『斜陽』とかがお気に入りかも。『晩年』や『新樹の言葉』といった短編の作品群とかも好きだな。
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