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行きたくなるよ?【読書感想】

人生で大切なことは、すべて「書店」で買える。
(著)千田琢哉

大学4年間でアルバイト代や仕送りなどを本の購入に注ぎ込んで一万冊を読破した読書家による読書のすすめ。

書影が用意できず申し訳ありません。

以下に僕の感想をまとめます。
長くなるので、飛ばしたい方は最後の3行だけでも読んでいってください。

◎ベストセラーを読みたくなった!
最近の僕は実用書を中心に毎月5、6冊の本を読んできました。基本、図書館で借りてくることがほとんどなので、最新の話題作は予約がいっぱいですぐには読めません。ともなれば、いわゆる準新作あたりをターゲットに選書するわけです。しかも、この世の中、コロナ流行の前後で変わった事が多すぎるため、僕は出版年を選定の基準にしがちです。これらの事から、出版後ある程度年数の経過した本はあまり手に取らない傾向にありました。
ですが、本書を読むことで、当然ベストセラーには売れた理由、世界各国で読まれた理由があり、時が経っても読まれ続ける本には、時代に左右されずに刺さる学びが多いのではないかという考えに至りました。まずはファクトフルネスから読んでみようか。

◎週1で書店を歩きたくなった。
ネットの駆け出し世代が高齢者世代になってきている現代。今やどの世代でも買い物くらいはネットで行える人がほとんどです。この事により、リアルのお店がしわ寄せを受けています。書店も例外では無く、ネットで1冊本を買えば、瞬時に関連本を紹介してきたりして、ネットは売るための営業すら上手になってきています。当然、書店も必至になりますよ。今現在どんな本が売れるのか。より多くの本を売るためにはどんな並びにすれば良いのか。ともすれば、1番目立つ棚は書店員渾身のラインナップになっているのでは?今のトレンドが並んでいるのでは?
ケータイ、テレビでは昨日今日の事が報道されるでしょうが、もう少し広い3ヶ月前後、いや半年前後ほどのトレンドは書店の棚から仕入れる事が出来るのではないでしょうか。今だと投資系、国際問題、仕事術(これはいつの世も。)の本が並んでいますね。これは国が国民に対して積極的な投資を促したこと、世界を揺るがす戦争が起きている事が要因となっていそうです。以上のことから書店をふらついて、トレンドを把握するってのもありかもしれません!

◎賢い人が尊敬される理由が分かった。
動物界の単位で見れば、人間自体は強い存在ではありません。それでも、他よりも脳が発達している事により数多の技術が生まれ、現状として強い立場にあるのではないでしょうか。周りの人たちを見回して考えてみても同じことを思います。尊敬できる人のほとんどは揃って賢い人だ。学生の頃はテストの点数が高い奴を尊敬してました。しかし、社会に出て働くようになってからはというと、尊敬の基準は大きく変わりました。
仕事ができる人。優しい人。情熱がある人。挙げればいくらでも出てくるんです。ですが、共通点として「賢さ」があるんだと思います。ものをたくさん知っている人、広角な角度から物事を考えられる人、やり過ごし方を分かっている人。つまり、賢いと自ずと尊敬に値する人物像になっていく。地位や権力でもって従わせるのでは無く、ついて行きたくなる存在。だから賢い人は尊敬されるのだなと思いました。

以上が感想です。

本を読む全ての人に、明日もまた本を読み続けて豊かな心を持ちましょうね!と背中を押してくれる一冊になっています。

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