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「聴くこと書くこと生きること」学びnote

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2024年9月の記事一覧

コンテンツ作りは「取材」が9割

コンテンツ作りは「取材」が9割

取材がつまらないと、原稿もつまらなくなるたまに「取材がつまらなくても、書くときに面白くできるだろう」と思っている人がいますが、それは難しいことです。

つまらない取材であれば、それなりのコンテンツにしかならない。

残酷な言い方ですが、面白くない文章ができあがったらそれは話の内容自体が面白くなかったということ。よって、取材する側がやるべきことは面白い話が出てくるまで粘って取材を続けることです。

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稀人ハンターコラム「マニアック質問の効果」

稀人ハンターコラム「マニアック質問の効果」

僕は「稀人ハンター」という肩書で、日本中の「稀な人」を発掘し、取材して人生を深掘りする記事を書くことを生業にしている。

取材の成否を左右するのは、事前の準備。限られた時間を無駄にしないよう過去の記事をチェックし、その人の歩みを時系列にまとめる。

ポイントは、どこまで細かな情報を押さえるか。長い間、特に基準はなかったけど、珍しく依頼を受けた著名人のインタビューがきっかけで、ある目標を定めた。

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「朝の散歩」がインタビューに効く理由。

「朝の散歩」がインタビューに効く理由。

 最近、立て続けに「朝の散歩を習慣にしている」と言う人の話を聞いた。

 一人はエッセイストの松浦弥太郎さん。もうすぐ発売になる松浦さんの新刊『50歳からはこんなふうに』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の制作をお手伝いするにあたってお話を聞くなかで、「健やかな心身を保つために欠かせない習慣の一つ」として語ってくださった(発売前の書籍の内容なので、詳細は控えます)。

 もう一人は、宮崎を拠点に

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井上尚弥の強さを "敗者“ に聞く。取材で心を開いてもらえた理由は? 異例のヒット作『怪物に出会った日』 著者インタビュー

井上尚弥の強さを "敗者“ に聞く。取材で心を開いてもらえた理由は? 異例のヒット作『怪物に出会った日』 著者インタビュー


試合に敗れた選手への取材で迫る「井上尚弥の強さ」さとゆみ:読んですぐに、編集者の阪上さんにご連絡させていただいたんです。書籍に「この本が生まれたきっかけが、阪上さんの一言だった」と書かれていたからです。それで阪上さんのSNSに、「素晴らしい本でした! 森合さんに取材させてもらえませんか?」と。

森合:光栄です。今日は、よろしくお願いします。

さとゆみ:発売9ヶ月で4万3,000部(現在は4万

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