見出し画像

【やよい軒】パワー系の定食だけじゃない!|管理栄養士が厳選するヘルシーメニュー5選!

外食編、第2弾はやよい軒!
リーズナブルな価格設定と白米のご飯がおかわり自由というサービスが売りで、「パワー系の定食屋」のイメージのやよい軒。
管理栄養士さなねこが、ヘルシーなおすすめメニューを5つご紹介していきたいと思います。



【本記事のおすすめメニュー一覧】

今すぐ注文するから、メニューだけ教えてっ!」という方はこちら↓↓↓

<ヘルシーな定食をお求めならこのメニュー!>
 ①肉野菜炒め定食
<筋トレやダイエット中に!高たんぱく質メニュー>
 ②ブラックアンガスビーフのカットステーキ定食(おろしぽん酢)
 ③銀鮭の塩焼定食
<実は穴場!安くてヘルシーな朝食メニュー>
 ④鯖の塩焼き定食
 ⑤ミニすき焼き朝食
(※ご飯はすべて「もち⻨ごはん普通盛」でご紹介しています。)

1.ヘルシーなメニューの定義は?(再掲)

まずは、何をもってヘルシーとするかの定義を再度掲載したいと思います。
管理栄養士が普段考えている、たくさんの評価ポイントの中から、これは外せないという2つのポイントはこちら!

【ヘルシーかどうかのポイント】
①1食あたり600-700kcal前後で、PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物の割合)が偏っていないか?
②1食あたり野菜100g以上(または食物繊維が7g以上)か?

①については、あくまでも目安になります。体型や運動量に合わせて主食量で調整ください。
PFCバランスは分かりやすく円グラフで表記します。
②については、やよい軒公式ホームページには野菜量の記載がありませんので(普通はない)、主に食物繊維量で評価をしていきたいと思います!

理想的なPFCバランスとアイコンの説明

※各項目の詳細については前回の記事をご参照ください。

では、さっそくいってみよう~!

2.おすすめメニュー

ランキング形式ではありませんので、用途やお好みに合わせて参考にしてください!

【おすすめ①】肉野菜炒め定食

肉野菜炒め定食

「野菜もしっかり食べたい!」、そんな時にみんなが選ぶメニューだと思います。
1日で必要な野菜量の1/2がとれるだけでなく、カロリー、PFCバランスともにバランスのとれたメニューです。
こんなに三拍子そろうメニューは滅多にないので重宝できるメニューだと思います。
前述のヘルシー基準からすると600kcalを下回りややカロリー低め
身長の大きい方や運動量が多い方は、少しご飯を増やして調整するのもよいかと思います。

【筋トレやダイエット中におすすめ②高たんぱく質メニュー】ブラックアンガスビーフのカットステーキ定食(おろしぽん酢)

ブラックアンガスビーフのカットステーキ定食(おろしぽん酢)

このカロリーでステーキが食べられるのか!」と驚きのメニューです。
たんぱく質も37.2gで多く、その割には脂質が高くない優秀な栄養構成のメニューで、筋トレ中の食事にとても適していると思います。
また、「ダイエット中だけどガッツリ牛肉が食べたい!」そんな方でも、罪悪感なく食べられるメニューではないでしょうか。

以前やよい軒で提供されていたステーキ定食から改良されて、肉質は固くなく、おろしポン酢でさっぱりといただける大満足の一品です。
食物繊維は充足していますが、野菜が少ないメニューなので、余裕がある方は野菜サラダ追加がおすすめです。
(※食塩6.1gと多いので、漬物や味噌汁はナシで注文するのもよいかと思います。[参照:1日の食塩の目標量 男性7.5g未満 /女性6.5g未満])

【筋トレやダイエット中におすすめ③高たんぱく質メニュー】銀鮭の塩焼定食

銀鮭の塩焼定食

定食屋の定番メニューとである焼魚定食!
やよい軒の焼魚定食には「鮭・鯖・しまほっけ」の3つがありますが、その中で銀鮭の塩焼定食が脂質が高過ぎず丁度よいメニューとなっています。
そのため516kcalでカロリーを抑えつつ、たんぱく質は30.5gとしっかりとれる栄養構成になっていますので、筋トレやダイエット中におすすめです。

鮭にはビタミンDという、筋肉・骨の合成や免疫強化に関わる重要なビタミンが豊富に含まれています。
コロナ予防や、がんの予防・治療で注目されているビタミンなので、テレビやネットでも聞いたことがあるかと思います。
さなねこは病院で患者さんの血中ビタミンD値をみて指導することもありますが、確かに鮭を習慣的に食べている方は血中濃度が高い傾向があります…!
特に魚を普段食べる機会が少ない方には、ぜひ選んでほしいメニューです。
ただ残念なことに野菜がとても少ないので、ぜひ野菜の小鉢を追加することをお勧めします。


<実は穴場!?やよい軒の朝食はメニュー豊富で価格が安い!>

やよい軒には店舗によって朝食メニューがあります(24時間店舗では5~11時提供)。今回はこちらも紹介したいと思います。
朝食メニューは全部で6種類もあり、ご飯・味噌汁・冷奴・お新香・焼きのりに、小さめの主菜(メインのおかず)が付いた一汁三菜の構成です。
価格は370~510円(税込)とリーズナブルな設定!
カフェの朝食メニューやコンビニで買いそろえるより、場合によってはお安いですね!
朝ごはんはご飯派!」という方の、強い味方になってくれると思います。

【朝食おすすめメニュー④】鯖の塩焼き定食

鯖の塩焼き定食

朝食おすすめメニューの1つ目は、鯖の塩焼き定食。
写真から分かるように鯖の切り身が小さめなので脂質が抑えられ、丁度よいカロリー設定になっています。
やよい軒の定食には冷奴がほとんどついてくるので、メインが小さくても十分なたんぱく質がとれますね。
弱点として食物繊維が少ないため、味噌汁を豚汁に変更することで食物繊維5.9g→7.0gに増やすことができます。

【朝食おすすめメニュー⑤】ミニすき焼き朝食

ミニすき焼き朝食

朝食おすすめメニュー2つ目はミニすき焼き定食。
先ほどの鯖の塩焼き定食同様に、脂質の多いメインがミニサイズであることに加えて、生卵と冷奴のたんぱく質源である2品組み合わさることで、たんぱく質も不足しない丁度良いカロリー・栄養量になっています。
こちらのメニューは食物繊維は7.2gとれますが、野菜が少ないので余裕がある方は野菜の小鉢を1品追加すると、栄養・満足度が更にアップすると思います。


3.【おまけ①】やよい軒のご飯は何グラム?

やよい軒には白米のご飯おかわり自由という画期的なサービスがあります。
ついつい「もう一杯…!」とおかわりしたくなるところですが、その時頭に浮かぶのは、「最初に運ばれてきたご飯は何gぐらいだったのかな…?

実はやよい軒公式HPには公表されておらず、実店舗で店員さんに聞いても、
「えっと、だいたい200~300gだと思いますよ~?」と、
目をまんまるにした店員さんからお答えいただくと思います(体験談)

公表されている栄養成分表示は、ご飯は何gの想定で計算されているのかを、公式HPからお問い合わせしてみました

定食の白米は約180g
もち麦ご飯に変更した場合、並盛りは約180g・大盛りは約280g

※店内調理のため数値は目安として表示

【概要】株式会社プレナス(やよい軒の親会社)からの返答

勿論、目安量で盛付けをするのは飲食店あるあるだと思います(体験談)

きちんとカロリー管理されたい方や、たくさん盛られてきて食べきれなかったらどうしようと心配な方は、店員さんに「ご飯〇〇gくらいにしてください!」とお願いしてみましょう!
(あまり細かい分量だと迷惑になるので、ざっくりがいいですね!)


4.【おまけ②】やよい軒の定食はなぜ食物繊維が多いのか?

やよい軒のメニュー写真をみると、「あんまり野菜ついてないな…」という印象を受けるメニューが結構あります。

それなのに食物繊維量の割合は、下のグラフから分かるように、食物繊維7gを超えるメニューが約75%を占めています。

なぜか・・・? その秘密は、ずばりお米です!

やよい軒は金芽米というお米を採用しています。
この金芽米は精製しすぎないことで、白米のような味わいで、玄米のように食物繊維やアミノ酸などの栄養素がとれるご飯になっています。

食感は普通~やや硬めの炊きあがりで、しゃっきりとしたご飯が好きな方は、特に美味しく食べられると思います。

そんなハイスペック金芽米をベースに、+30円でもち麦を加えた「もち麦ご飯」は、さらに栄養価が高くなっています。
これは頼まなきゃ、もったいないですね~!


5.さいごに

今回はやよい軒を紹介してきましたが、さなねこお気に入りのメニューはやっぱり「肉野菜炒め」です。
鶏ガラ・コショウベースの味付けなので中華炒めを思わせる一方で、油が全くしつこくなくて、さっぱり食べられます。思い出すだけでおいしい…!!

肉野菜炒め

次回は少しテイストを変えて、牛丼チェーンを解説したいと思います!
フォローをしてお待ちいただければ幸いです!お楽しみに~~~~!


★★特集してほしい外食チェーンやお弁当屋などがありましたら、ぜひコメントにお書きください!今後の記事作成の参考にさせていただきます!★★




※メニューの栄養成分値や価格は変更されることがありますので、最新の情報を公式ホームページからご確認ください。
※読者の方に分かりやすく読んでいただくため、本文中ではエネルギーをカロリーと呼んで記事を書いています。
※外食の塩分過多については重要な問題だと思います。今後参考記事を作成する予定です。(減塩としてまずは漬物を抜いてもらうとよいですよ~!)


いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集