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たまにはファッションでも7
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卒業論文を書くにあたり、私は一度ロリータファッションに見切りつけようと大半のコレクションを手放した。
本当にお気に入りのコレクションのみを残して、後は殆どタダ同然の値段でリサイクルに回した。
卒業論文を書くために、一度距離を置こうと思ったからだ。
手放すのには断腸の思いだった。
これまでのアイデンティティを手放すのと同じくらい身を削る思いだった。
そんな
たまにはファッションでも6
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今でも鮮明に覚えている。
JaneMaepleを着た二人組は私達と同じ方向を歩いていた。
凛として、可愛いだけでなくその人達の雰囲気に合っていた。
どことなく私とは違う世界の人だけど、同じくらいの年代の人。
無理に気取っているわけでもなく、本当にワードローブの一部になっていて、表情やメイクだけではなく、あぁここの服が本当に好きなんだな、と納得させる位に似合
たまにはファッションでも5
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ロリータファッションでも細かく細分化されていて、全体的に見ればフリルとレースついた、なんかわからないけどブリッブリのお姫様みたいなやつと思われるだろうけど、その中でも私は特にベーシックなロリータファッションでベースはサーモンピンク系で纏めるのが好きだった。
初めてロリータファッションを着たときは無難な黒系が多かったが、黒系よりも明るい色合いのほうが顔に合っ
たまにはファッションでも4
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大学生として華やかにデビューをするわけでもなく、学部内では流石に浮いていた(当たり前だけど)。
今まで制服文化で、高校時代はミッション系というので挨拶の文化も「ご機嫌よう」な世界にいたため、なかなか「おはようございます」がさっと口から出ない事が恥ずかしかった。
ロリータファッションで挨拶が「ご機嫌よう」だなんて…格好のままの挨拶が自己プロデュースすぎて入学
たまたまファッションでも3
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専門学校はもちろん親には却下された。
私には姉がふたりいて、そのふたり共々、国公立大学に現役入学に主席で入学ときたもので、私も当然大学進学が当たり前で高校に進学するものだと思っていた。
今からすれば当たり前の説教で、私だって子どもがそういうのならせめて高校は卒業してから考えなさいと言うな。
親の押しもあり、高校に進学することになったが、頭の中フリルとレース