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漫画の感想

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#漫画感想

「とにかく好き、面白い」という感想しか出てこない漫画を並べてみた。

「とにかく好き、面白い」という感想しか出てこない漫画を並べてみた。

 創作の感想はただ「何か書きたいから書く」だけで、書いた量に好き嫌いが反映しているわけではない。キャラもそうだけれど。
「?」と思うからこそ長々と書きたくなるものもあれば、続きを楽しみにしていて欠かさず読んでいるが、感想は「好き」「面白い」以上のものが出てこないものもある。

というわけで凄く好きだけれど、感想としては短いもので終わってしまう漫画について書きたい。

 毎週かかさず読んでいた。
 

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【鬼滅の刃】おばみつにハマったのは、「伊黒はなぜ一人で死ななかったのか」が、どうしても納得がいかなかったからだと気付いた。

【鬼滅の刃】おばみつにハマったのは、「伊黒はなぜ一人で死ななかったのか」が、どうしても納得がいかなかったからだと気付いた。

*「鬼滅の刃」の伊黒小芭内×甘露寺蜜璃のカップリングについて、独自解釈を延々と語る記事です。解釈違いがOKの人のみお読みください。
*「鬼滅の刃」と「推しの子」のネタバレが含まれています。

 おばみつは信仰型恋愛(後述)だと思っているが、先日ふと考えた。
 なぜその中でおばみつだけこんなに何記事も書いているのか。
 なぜおばみつは自分にとって特別なのか。

 自分が原作の結末に納得がいかなかった

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アニメ「葬送のフリーレン」第14話「若者の特権」の感想を、原作との違いを軸に語りたい。

アニメ「葬送のフリーレン」第14話「若者の特権」の感想を、原作との違いを軸に語りたい。

*原作のネタバレが多少あります。

 アニメ「葬送のフリーレン」第14話「若者の特権」を見た。
 原作では読み方に迷ったり、どうなんだろう?と思う部分が綺麗に補完されていた。(フェルンがザインに「蹴って済みませんでした」と謝っているところが凄く良かった)

◆原作とアニメのシュタフェルの違い。

 原作を読んだ時は、誕生日プレゼントを買い忘れたシュタルクに対するフェルンの態度を理不尽に感じ、それを

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【「葬送のフリーレン」キャラ語り】ハイターの人物像が垣間見えるエピソード、第29話「理想の大人」が好きすぎる。

【「葬送のフリーレン」キャラ語り】ハイターの人物像が垣間見えるエピソード、第29話「理想の大人」が好きすぎる。

 ついに今日か。
「葬送のフリーレン」の中で、自分が大々々々(以下延々とリピート)好きなエピソード「理想の大人」がアニメで放映される。
 フェルンの「むっすうー」が増幅されているトップ画像だけで、期待値マックスである。素晴らしい。

 しかも……。
 鏡蓮華との組み合わせか……。心臓が持つかな。

 原作で四巻の部分が連載された時に作られたと思われるサンデー公式のPV。
 良すぎて何度も見てしまう

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「『推し』という概念の問題点と、それが究極的にはどこに行き着くか」を描いた漫画「葬式帰り」が凄かった。

 前回「推しという概念の危うさはこういうことでは、ということがこの漫画を読んでわかった」という記事を書いた。(*あくまで自分個人の考え)
 その時に紹介した「遠い日の陽」と同じ作者さんが支部で描いている「葬式帰り」という漫画を、コメント欄で紹介してもらった。(ありがとうございます)
「葬式帰り」は自分と他人を境界を危うくしてしまうほど密着させてしまうことの何が恐ろしいか、なぜそうなってしまうかが事

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「MA・MA・Match」の隠蔽構造について。

「MA・MA・Match」の隠蔽構造について。

*ネタバレがあり。本編↓

「MA・MA・Match」はとても面白かった。
 いくつになっても何かに挑戦するっていいよな。
 母親と息子の関係性にリアリティを感じた。
 モラハラ夫描写が怖すぎ。
という感想以外の、ややこしい感想(8000文字弱)を話したい。

◆「MA・MA・Match」は「隠蔽するための物語」である。

 この話を初めて読んだ時、引っかかりを感じた。
「どこか、何かおかしい」と

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「ヤンという機能」が「銀河英雄伝説」をこれほど長く愛される傑作にしている。

「ヤンという機能」が「銀河英雄伝説」をこれほど長く愛される傑作にしている。

 記事が読んでもらえているのをきっかけに、久しぶりに「銀英伝」のことを思い出した。
 前から自分が「ヤンをどう見ているか」を書きたいと思っていたので、いい機会なので書こうと思う。

*原作10巻まで及び他の田中芳樹の作品のネタバレが含まれます。

◆ヤンは「当事者としての選択とそれに伴う責任」を免除する機能。

 自分はヤンをキャラではなく「機能」として捉えている。
「銀河英雄伝説」の面白さと凄さ

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【「葬送のフリーレン」キャラ語り】「黄金郷のマハト」は、「自分が凄く好きなことにまったく才能がない人」だから共感してしまうのだ。

【「葬送のフリーレン」キャラ語り】「黄金郷のマハト」は、「自分が凄く好きなことにまったく才能がない人」だから共感してしまうのだ。

*既刊11巻までのネタバレが含まれます。未読のかたはご注意ください。

(これまでのあらすじ)

 これまでブログやnoteで、「葬送のフリーレン」は主要キャラは人間関係の機微を察知し対応する能力が異様に高く、その能力を標準としてコミュニケーションをとっている。
 そしてそういうハイレベルなコミュケーションを行うキャラの内面は直接的にはほとんど描写されない。そのため、その内面もそこから派生するスト

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「葬送のフリーレン」の男キャラの人間関係に対応するスキルとケア能力は、超人的である。

「葬送のフリーレン」の男キャラの人間関係に対応するスキルとケア能力は、超人的である。

「葬送のフリーレン」を読み返したら、シュタルクやザインに対するフェルンの態度が余りに理不尽で我儘なのが気になった。
 フェルンのシュタルクやザインに対する態度は、↓に書いた究極の甘えだ。

「不機嫌や無視で人をコントロールしてはいけない」とよく言われるが、フェルンは「家族に感情や機嫌をモロに出す甘え」をそのままやっている。

 人間関係は相互作用を長いスパンで本人同士が判断するものなのでそれだけを

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「『人を理解しようとすること』は時に暴力にもなる」という前提をきちんと描いているのが「葬送のフリーレン」の好きなところだ。

「『人を理解しようとすること』は時に暴力にもなる」という前提をきちんと描いているのが「葬送のフリーレン」の好きなところだ。

 自分が「葬送のフリーレン」で最も好きな点は、「人をわかろうとすること」を無条件に「いいこと」として肯定せず、魔族を通してその危険性と暴力性を描いているところだ。
 多くの場合、人同士の間で起こることもさほど変わらない。

「『人を理解する』とはどういうことか」
という疑問を持たず、「自分の認識で相手をはかることが人を知るということ」と勘違いしたまま他人の心の内に踏み込めば、相手を致命的に傷つける

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【ENNEAD(エネアド)感想】 S2第47話まで。「この国の悪神」←こういう現状からズレた認識を大真面目に言うところが、セトの魅力だ。

【ENNEAD(エネアド)感想】 S2第47話まで。「この国の悪神」←こういう現状からズレた認識を大真面目に言うところが、セトの魅力だ。

*ネタバレ注意。

◆第46話と47話を読むと、セトがなぜこれほどモテるのかよくわかる。

 前にも書いたが、セトがモテるのは「自分の見ている世界を事実だと信じる頑なさ」のためだと思う。
 46話47話の髭との絡みは、セトの魅力の真骨頂だ。
 あの状況にあっても「俺はこの国の悪神だぞ」という自己像が揺らがない。
 百歩譲ってセトの中で揺らがないのはいいが、「他人にその自己像を主張しても通じないかも

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【漫画感想】「瓜を破る」 好みのところと気になるところの落差が激しい漫画だった。

【漫画感想】「瓜を破る」 好みのところと気になるところの落差が激しい漫画だった。

 この漫画は、好みのところはとても好みだし、駄目なところはどうしても気になる。
 まとまった感想を言うのが難しいので、この二つの要素を分けて語りたい。

*記事後半は批判的な内容です。

◆まい子と鍵谷の関係が好みすぎる。

 好きなところは、主人公二人とその恋愛だ。
「瓜を破る」はタイトル通り、32歳で経験ナシの主人公・まい子と29歳で経験ナシの男・鍵谷のジレジレ(こういうシチュの時に使うんだな

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女性向けの恋愛モノと男向けの恋愛モノは文脈がまったく違う。むしろ男向けのバトル漫画と女性向けの恋愛モノのほうが内実は近い。

女性向けの恋愛モノと男向けの恋愛モノは文脈がまったく違う。むしろ男向けのバトル漫画と女性向けの恋愛モノのほうが内実は近い。

*主語デカい話なので、苦手な人はこの時点でブラウザバックしてください。

◆前段:少年(青年)漫画のバトルと少女漫画の恋愛は文脈がほぼ重なる。

ということを以前↑の記事で書いた。
 平たく説明すると、「互角の力量を持つ人間がお互いを理解するために一対一で対峙して、相手を理解しようとする試みを通して己を理解する。その道筋では、それがバトル(対立)であるか恋愛であるかは社会(他者)による区別に過ぎず

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「推しの子」第121話を読んで「自分はこの作品を見誤っていたのでは」と思った。

「推しの子」第121話を読んで「自分はこの作品を見誤っていたのでは」と思った。

*タイトル通り、「推しの子」の第121話のネタバレが含まれます。未読のかたはご注意下さい。
*第121話までの考えです。

 第121話を読んで、「推しの子」という話全体をもう一度見直したのでそのメモ。

◆きっかけは、第121話の内容に対して浮かんだ疑問。

 第121話はメタ視点のキャラとルビィの視点が重なっている&その視点を相対化する視点が出てこないので「これが物語的に現段階の妥当な見方」と

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