桃栗三年柿八年 身(実)になるには時間がかかる
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慣用句:桃栗三年柿八年
植物の育つのに時間がかかることで「桃栗三年柿八年」が使われます。
桃と栗、実際に食用にできるまではもう少し時間がかかるようです。
桃栗三年柿八年 由来
これは故事成語などではなく、諺や農家の言葉から出たようです。
何事も焦って成果を求めてはいけない、という事。
新人教育でもそうですが、一人前になるのに最低3年はかかります。
「桃栗三年柿八年」の続き
私が小さいころに聞いたのは
「桃栗三年柿八年 梅は酸い酸い十三年 梨はゆるゆる十五年 柚子の大馬鹿十八年 蜜柑(みかん)のマヌケは二十年」
です。
Googleで調べてみると他にも色々あるようです。
梨のばか目が18年。
などもそうです。
後半の句、実際はもっと早く収穫できるそうです。
形容詞の表現
桃栗三年柿八年、この言葉には形容詞が使われていません。
後の句「梅は酸い酸い十三年 梨はゆるゆる十五年 柚子の大馬鹿十八年 蜜柑(みかん)のマヌケは二十年」には形容詞がつけられています。これは身につける修行ではないでしょうか。
果物を外してみると
酸い酸い(すいすい)…13年
ゆるゆる…15年
大馬鹿…18年
マヌケ(間抜け)…20年
実に成る、技術が身につくまで、スイスイ進めて13年。ゆるゆるで15年。覚えが悪くて18年。間抜け(途中でやめて戻ってきた)は20年。
途中であきらめず、続けることがいかに大切かが伝わってきます。
昔の人は良いことを言ったものです。
桃栗三年柿八年を現代日本に当てはめる
最近はネットの情報があふれ、なかには「秒で億を稼ぐ」や「これであなたも億万長者」なるセミナー等もあります。
約9割が失敗するといわれる投機株やFXで継続的に利益を出している方。相当な努力と勉強・授業料を支払ったと想像します。
実際に自分の身につける、自分で稼げるようになるのにはかなり時間がかかります。
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一人前になる目安
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