透明な世界の絵本
誰の役にも立たない、
そう自分のことを言う少女は
空気のような世界に住んでいた
静かに冷たく息をしていた
暗くて透明な、
複雑な感情の下で
そんな彼女が図書館で見つけた
一冊の絵本
これが彼女の世界を変えた
目を離せずにいた
心がずっと波打っていた
優しくて、美しい絵本
無頓着だった彼女の心が
あふれ出し、
心の花が咲いた
あとがき
誰かの心をぐっと鷲掴みできるような
そんな物語を書きたい!
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儚く/美しく/繊細で/生きる/葛藤/幻想的で/勇敢な
詩や物語を作る糧となります