SAI - 青の世界と物語

📖 絵本から飛び出した物語の世界 𓂃𓈒 𓂂𓏸 「生きる」をテーマに詩や物語を創作中✍🏻 儚さ/美しさ/葛藤/生きづらさ/青系統 https://suzuri.jp/saiblue https://www.creema.jp/c/sainoaccessory 2024.2.27~

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マガジン

  • 明日も頑張ろ

    大丈夫 あなたは素晴らしい 明日が遠く感じるあなたへ

  • 恋の形

    実る恋  実らない恋 交わる恋  交わらない恋 どの恋も正解はなくて どれも素晴らしい ちょっと人にやさしくできないとき 読んでもらいたいお話しまとめてみました

  • 儚くて美しい物語り

    儚くて美しい世界ってどうしてこんなに魅力的なんだろう。

  • ことば遊び

    〇おなじ発音、漢字が違えば意味も違う 〇縦読みから読み取る物語 〇言葉で遊びましょ

  • しつれん

    どんな過去もあなたを作る道* 苦くて甘くて切なくて辛くて 感情をたくさん味わって”あなた”を作ろう

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心の存在

心は味方であるように見えて、 時に敵のように私を惑わす。 善も悪もそこに無く、ただ、 存在そのものとして在り続ける。 小さく縮こまったかと思えば、 大きく膨らみ私を押しつぶす。 軽くて空に浮かぶ時もあれば、 重たくて地に伏せる時もある。 味方であり、敵でもある、 その二面性が私を試す。 どん底へ引きずり込み、 優しさの仮面を剥がす時もある。 なぜ心は私のものなのに 私を傷つけるのか 揺れるたび、迷うたび、私は そっと心を外し、傍観する。 そして静かに待つ、心が落ち着き

    • 不安の街と一筋の光

      「不安」が僕の家 少しひんやりした「心配」という路地を歩いていく ずっと先へ、どこまでも 角を曲がったその瞬間 小さな光が迎えてくれるかもしれない 優しい風が背中を押してくれるかもしれない そう願って、心のろうそくに火を点ける 「いつかきっと」と囁く、あたたかな声とともに 一歩ずつ、確かめるように 今日も歩いていく あの角を曲がれば 僕の幸せが明るく微笑んで待っていると信じて あとがき 不安ばかり口にして心の負担を最大限に守って 一番最悪な結果をイメージし、そこまでじ

      • 透明な世界の絵本

        誰の役にも立たない、 そう自分のことを言う少女は 空気のような世界に住んでいた 静かに冷たく息をしていた 暗くて透明な、 複雑な感情の下で そんな彼女が図書館で見つけた 一冊の絵本 これが彼女の世界を変えた 目を離せずにいた 心がずっと波打っていた 優しくて、美しい絵本 無頓着だった彼女の心が あふれ出し、 心の花が咲いた あとがき 誰かの心をぐっと鷲掴みできるような そんな物語を書きたい!

        • 戻りたい世界

          だから私はいつも 心の中に戻りたい世界があります。 それは、小さな庭の片隅に埋めた宝物、 子どもの頃に描いた未来の地図。 泥だらけの手、笑い声、 日の光が踊る夏の午後。 それは、一番輝いていた頃の私、 夢を追いかけて風と走ったあの日々。 頬を打つ風さえ味方だった、 心に迷いのない自分。 それは、理想の世界。 穏やかな湖と森の静寂が広がる、 争いも嘘も知らない 透明な空気のただ中。 私は知っている。 その世界は遠く、触れられない場所にあることを。 それでも、心の奥に埋め

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        • どうか神様 生きる力をください
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          Re:はなうた

          毎分変わる君の感情 はなうた交じりのご機嫌が 空気に色を添えるように 花を咲かせてゆく 晴れ模様のときもあれば 雨音のようなリズムを刻むときもある そのどちらも愛おしくて 僕は耳を傾けてしまう 感情に忙しい君の まゆげ、眉尻、口元が かわるがわる踊るたび 僕の心も揺れてしまう 君が紡ぐ声の波は 目に見えない虹のように広がり 僕の世界にまで届く 知らぬ間に心の奥に根を張り 小さな花が咲く 君の感情が空に浮かぶ その瞬間、瞬間が 僕の世界をそっと 彩りで包んでゆく あと

          雲一点と鳥一羽

          空を見上げれば 澄んだ青に浮かぶ雲が一つ その傍を羽ばたく鳥が一羽だけ 秋と冬の狭間に揺れる風が 頬をかすめるたびに 私の心は何かを見つけたように 静かにときめく 何もない空が語りかける 「ここにいるだけでいい」 鳥の羽音が奏でるように 「何も足さず、何も引かず」 ただそれだけで この日が少し特別に思えた 雲一点、鳥一羽 それだけで 季節の変わり目の不思議な魔法が 私の日常を彩る あとがき 秋と冬のはざまで 雲一つと鳥を一羽 ただそれだけが、なんとも美しく ただそ

          自由に迷い続けたい

          もし人生をやり直せるとしたら もっと深い森へと迷い込む人生を 送ったかもしれない。 もし正しさの灯りがあったとしたら それはどこにあったのだろう。 今でもそれを知らないまま 影を踏みしめ歩いている。 正しさの灯りを探すたび、足元に落ちた影に気づく。 それが間違いかどうかさえ、知るすべもない。 進むたび、道は変わりそのたびに影も光も 私という地図に刻まれていく。 答えなんて、見つからなくてもいい。 ただ私は、自由に迷い続けたい あとがき もし、人生をやり直せるとしたら

          自由に迷い続けたい

          Re:想い羽

          傷ついた背中には、 まだ痛みの跡が残る。 けれど、その翼は新たな風を感じ始めた。 「叶えたい」と願う心が、 ただの思いを「想い」に変え、 未来への力を生み出した。 過去を糧に広がる白い翼は、 風を掴み、空へと舞い上がる。 その想いは彼を未来へ導き、 遥かな夢を目指して羽ばたく。 星々のように輝くその姿は、 自由の象徴、希望の証。 想い羽は、どこまでも続く空を越えて、 彼自身の物語を描き続けるだろう。 あとがき 過去をいやし、夢を抱く力を取り戻す! 想い羽のリメイク版

          Re:重い羽

          過去の傷が、背中にのしかかる。 重い羽根は、進むべき道を覆い尽くし、 未来への不安は、背負った石のように重い。 空を見上げても、足は地に縛られたまま。 折れた羽根、枯れ果てた夢。 進むことを忘れ、ただ立ち尽くす。 息も苦しい。自らの枷に囚われて、 光を渇望しながらも、闇に閉ざされた翼。 それでも、日々を越えたなら―― いつの日か、羽根は再び生えるだろう。 重い羽根は軽やかな翼へと変わり、 空への夢を取り戻す。 そして、遠く高く、飛べる日が来る。 あとがき 漆黒の羽の

          画面の向こう側

          画面越しに見る世界じゃない 見てほしい世界は、画面の向こう側。 そこにあるのは、ただの景色ではなく 二度と味わえないその瞬間だということ 指先で映し出しては見逃している その瞬間は、手のひらに広がるんじゃない 視線をあげて、今を見つめて 心の中で、風の音を聞いて 画面の中の輝きは一瞬で過ぎ去り でも、目の前の景色はあなたを待っている 何気ない日常の中に 本当の美しさがひっそりと息づいている スマホ越しに映す写真じゃなくて あなたの目で見てほしい この美しい本当の美しさを

          ショート動画作ってるよ(''ω'')ノ

          やたら私の中で赤いものが気になるんです。 クリスマスが近いからかしら。 今回作ったショート動画も2本連続で赤が差し色になってます。 なんでかなー。可愛いなー、赤色( *´艸`) よかったらぜひ見てくださいショートなのでめっちゃ短いです(*ノωノ) あめなみだ 約束を破って降る雨は、私の心を洗ってくれた さぁ、前へ進め私。 失恋のお話。 (''ω'')ノ 心は私のモノなのに 私を傷つける 心の在り方のお話。

          ショート動画作ってるよ(''ω'')ノ

          紅葉の美しさと寂しさ

          紅葉を見つめていると さみしい気持ちが心を包む 一年を味わいたいと願いながら 気づけば、終わりはすぐそこに 手のひらに広がる色づきが もう飽きも終わると知らされ 私は一年のどれだけを感じることができただろう もう戻れない日々の思いにふけ 目の前の景色が美しすぎて 足を止めた瞬間、過ぎた時間を 心に抱えて、また歩き出す あとがき 今年はやりたいことをやり遂げるんだと誓った日、 1年間私はどう過ごそうか考えたあの日。 今年もあと2か月を切ったというのに、私は何をしていたんだ

          紅葉の美しさと寂しさ

          今日まで連れてきてくれた過去の私

          あの日、リセットボタンを押したいと どれほど願ったことだろう やり直せたら、すべてがもっと楽になるんじゃないかと 何度も自分に問いかけ生きてきた もう立ち上がれないと思った夜も 心が折れかけた瞬間も ゲームオーバーを回避し 光を探し続けた どれだけ挫けたくなっても、終わらせることなく 今日まで歩いてこれたのは 過去の私があきらめなかったから 私を今日まで連れてきてくれた過去の私に感謝する そして二十年後、未来の私はきっと 今の私にこう言うだろう 「今日まで連れてきてく

          今日まで連れてきてくれた過去の私

          青い夜空の輝石

          夢に出てきた少年は、とても優しい顔をしていた。 どこかで会ったことがあるような気がするけれど、なぜか思い出せない。 そんな彼が僕に向かって穏やかに微笑みながら言った。 「君は君のままでいいんだよ。」 そのたった一言が心に深く響き、腑に落ちるような安心感が僕を包んだ。まるで心の奥にずっと求めていた答えがそこにあったように感じた。 ふと夜空を見上げると、無数の星がきらめいていた。 「こんなに夜は美しかったんだね」 そう僕が呟くと、少年はそっと手を差し出し、魔法のように

          少しだけ過去の君へ

          またやってしまった。 一人で盛り上がった感情が、私を置き去りにして あふれるように言葉を爆発させた。 今、その残骸が私の周りを 冷たく跳ね返っている。 どうして、あの時の君は、 未来の私の痛みを想像できなかったんだろう。 「なんでこんなことを言ってしまったんだろう」 今になってその重みが私を押しつぶす。 感情をコントロールすることが こんなにも難しく、そして残酷だなんて。 浮かれて無責任に放った言葉が、 いま私の心に深い跡を残している。 周りの人は「気にするなよ」と言う

          少しだけ過去の君へ

          いつまでも夢中でいたい

          結末が知りたくて だけど知りたくなくて このままでもいいかなって思うんだけど 終わらせたくないから この気持ちを、この想いを。 物語の中で、 私を包み込む言葉たちが、 夢のように浮かんでは消えて、 終わりのない時を求めている。 心の中で、 ずっと続くこの瞬間を抱きしめて、 ページをめくる手が、ためらう。 もしも最後を見てしまったら、 私の心の中のこの感情が、 消えてしまうのではないかと、 もったいなく感じてしまう。 だから、 クライマックスは、 まるで恋の終わりのよう

          いつまでも夢中でいたい