妖精と東欧のマラドーナ。
■世界ビジネス環境ランク。
・最近のニュース、「英国経済専門紙『エコノミスト』調査、『世界ビジネス環境ランク』20年間の上昇幅でベトナム首位」。
・同紙調査より「ベトナムは2003〜2023年の20年間にスコアが+1.3ポイント上昇し、スコアの上昇幅でトップとなった」。
■ベトナム首位。
・同ランクは「世界82ヵ国・地域を対象に『過去20年間の経済管理』、『今後5年間の展望』、『ビジネス環境』を評価しており、ベトナムはこの期間に「自由貿易協定(FTA)の締結、インフラや人材への投資増加、ビジネス環境の質が大幅に改善した」といわれる。
・『世界ビジネス環境ランクTop10』は以下の通り「ベトナム首位、セルビア2位、ルーマニア3位、モロッコ4位、サウジアラビア4位、トルコ4位、ポーランド7位、イスラエル7位、クロアチア9位、ペルー9位」となる。
■ドラガン・ストイコビッチとゲオルゲ・ハジ。
・余談、ベトナムは「2003〜2028年の25年間でもスコアが+1.7ポイント上昇し、スコアの上昇幅で引き続きトップとなる見込」とのこと。ビジネス環境が上昇するという事は「その国の経済が回り、市場が活性化している」と読み取れることから、セルビアやルーマニア等の順位も大変興味深い。
・この2ヵ国から連想するのは、元プロサッカー選手の二人である。セルビア出身ドラガン・ストイコビッチは、その芸術的で華麗なプレースタイルから人々は彼を『ピクシー(妖精)』と呼び親しんだ。一方ルーマニア出身ゲオルゲ・ハジは『東欧のマラドーナ』といわれ豪快なプレースタイルでありながら繊細なボールタッチでファンを虜にする。
・数十年前の国際舞台、彼らの活躍はサッカーに詳しいファン、素人だろうと、観る全ての人々を魅了し目を釘付けにした。そして当時セルビアやルーマニアという国に憧れを抱いた日本のサッカー少年は少なくなかった事と察している。