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ベトナムのカケラたち 2024年6月

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ベトナムのニュースや日常の出来事、様々なカケラからこの国を俯瞰し且つ細部にもフォーカスしながら立体的にべトナムの今を全体像を掴められるよう努めた。「百間は一見にしかず」ではあるが…
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#ベトナム

すれ違う人々。

◾️増加するベトナムの観光客数。 ・最近のニュース、「増加する米国人観光客、ベトナムでの消費は高水準」。 ・ベトナム最大の投資運用会社のひとつ『Vina Capital社』は最新の報告書で「海外からの観光が多くの地元の商人に収益をもたらし、経済を間接的に促進している」と述べた。 ◾️中国、米国からの観光客が顕著。 ・2024年1月以降5ヶ月間で「ベトナムを訪れる国際観光客数は前年同期比で65%増加しており、同国のGDP成長を直接的に押し上げる」と予測される。 ・外国人観光客

バイク運転代行サービス。

■国会で「飲酒運転禁止」可決。 ・最近のニュース、「ベトナム国会は2025年1月1日施行/道路法と道路交通秩序安全法を可決、酒量問わず飲酒運転を禁止する」。 ・先日、国会は「道路法92.0%、道路交通秩序安全法79.8%の賛成多数でそれぞれ可決した」。 ・道路法(道路に関わる活動とその国家管理に関する規定が盛り込まれる)は「2025年1月1日に施行されるが、一部条項については3ヶ月前倒しで2024年10月1日に施行」される。 ■酒量にかかわらず飲酒運転を禁じる。 ・同法にお

自由はそこかしこに。

■アルコールの特別消費税を引上げ。 ・最近のニュース、「ベトナム財務相提案『アルコールの特別消費税を段階的に引上げ2030年迄に100%にする』」。 ・具体的には「アルコール度数20度以上の酒類について2026年には税率を80%に引上げ、2030年には100%にする案が示されている」。また「20度未満の酒類は50%から始まり最終的に70%に引上げられる。ビールも同様に80%から100%へと段階的に引上げられる」予定。 ・財務省は「アルコール飲料の過剰消費が健康に悪影響を及ぼし

基準貸付利率の動向。

■英スタンダードチャータード銀行予想。 ・最近のニュース、「英スタンダードチャータード銀行予想、『ベトナム4-6月GDP成長率+5.3%、1ー3月(+5.7%増)より僅かに鈍化』」。 ・上述は同行発表『ベトナムのマクロ経済に関する最新レポート』による数値となる。同行エコノミストは「ベトナムは依然として前向きな回復を維持しているがインフレや為替レートの圧力、世界的な需要低迷などが続く中、ベトナム経済は第三四半期(7-9月)も課題に直面する」と述べた。 ■基準貸付利率。 ・また

賑やかになったこの街で。

■世界最大手格付け機関の見立て。 ・最近のニュース、「『世界最大手格付け機関/S&Pグローバル・レーティング社』予測、ベトナムは世界需要回復、国内課題解決で2024年末の一人当たりGDPは70万円」。 ・上述の発表は「ベトナム経済は外部需要に大きく依存しているが、ベトナムの信用格付けを長期でBB+、短期でBと評価し見通しを安定的とした。今後12ヶ月間でベトナム経済が加速する」との見通しに基づいている。 ・上述の背景には「半導体産業の成長サイクルも2024年のベトナムの成長を促

ベトナムに漫喫はない。

■若者に人気の24時間カフェ。 ・最近のニュース、「ダナン市、若者に人気のエアコン付き24時間営業/年中無休カフェ、飲物約200円で1日中滞在OK、+50円で宿泊可能」。 ・ベトナム南中部沿岸地方ダナン市では「2022年から、24時間年中無休のカフェが大学近くのエリアを中心に現れ始めた。勉強したりくつろいだりして1日中居ても、文句を言われない」と学生に人気がある。 ■追加料金50円で宿泊可能。 ・店内は「ドアのない小部屋に分かれ、各小部屋には4人が座れるテーブルと電気スタン

ベトナムのお金持ち。

◾️ベトナムでの近所付合い。 ・私のベトナムでの長年の習慣は、近所で暮らしている人々、また周辺で働く人たちと目が合えば笑顔もしくはアイコンタクトで挨拶をするようにしている。 ・最近、そのうちのひとりベトナム人女性とよくすれ違い、最初は挨拶から始まり、最近では立ち話をする機会も増えていった。 ・挨拶をしていくうち互いに「もう少し話をしよう」という事で、私は近所の行きつけのカフェで彼女と会話し珈琲を頂いた。 ◾️19歳のベトナム人女性。 ・そして私は彼女が19歳という事を初めて

自国料理は明日への活力。

■プーチン大統領が訪越。 ・最近のニュース、「露プーチン大統領、6月19-20日ベトナム公式訪問で両国信頼関係を更に深化させる」。 ・今回の訪問は「ベトナムとロシアが『ベトナム社会主義共和国とロシア連邦の友好関係の基本原則に関する条約』締結30周年を迎える中で行われる」。 ・ちなみに「今回の訪越はプーチン大統領にとって2度目の公式訪問であり、国家元首としての訪問は5回目」となった。 ■ロシアの思惑。 ・この条約は「両国間の包括的な協力関係を新たな段階へと引き上げるための象徴

私のBestステップ。

■ベトナム労働需要回復の兆し。 ・最近のニュース、「労働需要回復の兆し見せ、2024年1月〜4月/ベトナム人労働者の平均月収は前年同期比3375円増で4万6730円に達した」。 ・上述は『労働・傷病兵・社会問題省雇用局』発表した数値だがこの背景には「経済社会の状況が成長を遂げており、この成長が労働市場の回復と発展を後押ししている」と言われる。 ・全国では「前年同期比3%増/8万1300の企業が新規設立または事業を再開、全産業の生産指数も6%増、小売業および消費サービスの総売上

スエードの季節。

■ベトナムの高級レザー。 ・最近のニュース、「ベトナム中部の皮革メーカーは年間生産量5万枚の高級レザーを国内、世界(日、米、韓、中、伊、タイ、南ア)へ輸出」。 ・中部カインホア省のKhatoco社は「オーストリッチ(ダチョウ)革、およびクロコダイル革のタンナー(皮革メーカー)として圧倒的なシェアを誇る」。 ■EVFTAでベトナム皮革製品輸出は伸び続ける。 ・同社は「カインホア省およびクアンナム省にダチョウとワニの飼育場を保有しており皮の調達を自社で管理できるのが強み」と述べ

ニャチャン再訪。

■定年後の移住先。 ・最近のニュース、「『定年後の移住先』人気のベトナムは米国より生活費6割、家賃8割安、また高レベル医療価格は手頃」。 ・米国2大旅行雑誌のひとつ『Travel + Leisure』は『リタイア後に住みたい国トップ8』を発表。東南アジアからはベトナムが選出された。 ・順位は以下の通り、メキシコ、エクアドル、コスタリカ、ポルトガル、パナマ、ベトナム、モンテネグロ、コロンビアとなる。 ■生活費も決め手のひとつ。 ・同誌はベトナムについて「旅行好きで歴史や文化を

察したり言葉にしたり。

■親日度調査。 ・最近のニュース、「親日度調査『日本大好き・好き』100%はフィリピン&インドネシア首位、ベトナム97.2%。一方『中国大嫌い・嫌い』47.2%(前年比2倍)」。 ・本数値は「世界14の国と地域を対象として親日度や訪日意欲に関する調査」が基となり対象の国と地域は韓国、中国、台湾、香港、タイ、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、ベトナム、インド、オーストラリア、米国、英国で調査期間は2024年5月27日~5月31日、対象国・地域の20歳以上の男女

切掛はきっと無限大。

◾️ベトナム人の恋愛動向。 ・最近のニュース、「ベトナム人若者の恋愛動向、マッチングイベントが急増」。 ・ある調査では「2023年末の2ヶ月間で、ハノイ市とホーチミン市でカフェやパブが見知らぬ人とのデートイベントを主催する事が急増し、数十の施設が存在している」そうだ。 ・ハノイ市在住の女性24歳は「家族によるお見合いは嫌いだが、見知らぬ人とのデートイベントに参加する事には心を開いた」という。 ◼️アイマスクで男女が会話。 ・19:00に彼女はカフェに入ると店員からアイマスク

留まる留まらぬも自分次第。

■世界のスタートアップエコシステム。 ・最近のニュース、「『世界1000都市/2024年スタートアップエコシステムランク』、ベトナム56位、日本21位、米国首位」。 ・同ランク内にベトナムはホーチミン市111位、ハノイ市157位、ダナン市896位となる。またTop10は以下の通り、米国首位、英国2位、イスラエル3位、カナダ4位、シンガポール5位、スウェーデン6位、ドイツ7位、フランス8位、オランダ9位、スイス10位となった。 ■スタートアップエコシステムとは。 ・「米国のI