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自国料理は明日への活力。

■プーチン大統領が訪越。
・最近のニュース、「露プーチン大統領、6月19-20日ベトナム公式訪問で両国信頼関係を更に深化させる」。
・今回の訪問は「ベトナムとロシアが『ベトナム社会主義共和国とロシア連邦の友好関係の基本原則に関する条約』締結30周年を迎える中で行われる」。
・ちなみに「今回の訪越はプーチン大統領にとって2度目の公式訪問であり、国家元首としての訪問は5回目」となった。

■ロシアの思惑。
・この条約は「両国間の包括的な協力関係を新たな段階へと引き上げるための象徴として位置づけられ、30年間にわたり両国の指導者と国民は友好関係を築き二国間の協力を全面的に強化」してきた。
・「2023年の二国間貿易額は前年同期比で2.3%増の5690億円に達し、投資分野ではロシアがベトナムに186件の投資プロジェクト、ベトナムがロシアに18件の投資プロジェクトを有している」。
・ベトナムは伝統的にロシアの友好国だが「近年は南シナ海問題を巡る中国との対立を背景に米国への接近を加速させている。ロシアはベトナムとの連帯を確認し『ロシア離れ』にくさびを打ち込みたい」のが今回訪越の思惑のようだ。

■メニューはロシア語のみ。
・余談、上述のように両国は友好関係を築いてきたことから、ビジネス上の人材交流も行われ、ホーチミン市には『ロシアン市場(何故かロシア製品は売られていない)』があり、またベトナムのビーチはロシア人の避暑地としても人気がある。
・そして当然ロシア料理店も点在し、ロシア語を流暢に話すベトナム人もいたり、更にロシア語だけのメニューが用意されている。
・以前、私もハノイの西湖近くのロシア料理屋に伺った事がある。ベトナムから5000キロ離れた国ロシア、遠いベトナムで働くロシア人をターゲットに美味しく温かい郷土料理を提供する。ここで働く日本人がベトナムの日本食屋で食べるようにロシア人も然り、生まれ育った自国の料理を頂き明日への活力へ代えていく。

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