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ベトナムに漫喫はない。

■若者に人気の24時間カフェ。
・最近のニュース、「ダナン市、若者に人気のエアコン付き24時間営業/年中無休カフェ、飲物約200円で1日中滞在OK、+50円で宿泊可能」。
・ベトナム南中部沿岸地方ダナン市では「2022年から、24時間年中無休のカフェが大学近くのエリアを中心に現れ始めた。勉強したりくつろいだりして1日中居ても、文句を言われない」と学生に人気がある。

■追加料金50円で宿泊可能。
・店内は「ドアのない小部屋に分かれ、各小部屋には4人が座れるテーブルと電気スタンドが備えられている。市内に点在する同等のカフェは午後7時過ぎには満席となった」、またカフェの店員は「暑い日や週末は1日中混んでいる」という。
・田舎から出てきて勉学に励む学生の暮らす部屋は通常狭くエアコンもない、そんな若者たちは「エアコン付きの部屋を借りられない学生にとってこの様なカフェは夏を乗り切るための場所です。何かドリンクを頼めば、毛布と枕を持ってきて寝てもいいんですから」と話した。
・24時間カフェ「ドリンク平均価格は120~300円、スナックやインスタントラーメンを販売し、毛布と枕をレンタルしている。一部のカフェでは宿泊する場合に30~60円の追加料金が必要だが、学生証を提示すれば免除される」。

■日本の至宝。
・余談、昔の話だが私は日本の『漫喫(マンガ喫茶)』、ひとりになれる空間でネット、漫画、雑誌、持参した書籍などを楽しむ事が好きで毎週のように通う事もあった。特に日本の漫画はこの国の至宝、老若男女を夢中にさせる漫画文化に改めて感嘆したものだ。
・「ベトナムでも漫喫はあるのか」と探したが私の知る限り日本式は存在しない。ベトナム主要都市に日本人経営の漫喫、あるにはあったのだがその店舗はいつの間にか姿を消した。
・ベトナム中無数に点在するカフェでは日々会話を楽しむ人、スマホでゲームを楽しむ男子学生、勉強する若者、寄り添いながら時の流れを楽しむ恋人たち、朝から晩まで多くのベトナム人はカフェを利用する。上述24時間カフェのように今後更に新しい形態のカフェが誕生するかもしれない。本報道に私は「『ベトナム版漫喫』の走り」を想見している。

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