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基準貸付利率の動向。

■英スタンダードチャータード銀行予想。
・最近のニュース、「英スタンダードチャータード銀行予想、『ベトナム4-6月GDP成長率+5.3%、1ー3月(+5.7%増)より僅かに鈍化』」。
・上述は同行発表『ベトナムのマクロ経済に関する最新レポート』による数値となる。同行エコノミストは「ベトナムは依然として前向きな回復を維持しているがインフレや為替レートの圧力、世界的な需要低迷などが続く中、ベトナム経済は第三四半期(7-9月)も課題に直面する」と述べた。

■基準貸付利率。
・また同行は「インフレ圧力を受けてベトナム国家銀行(中央銀行)が第四四半期(10-12月)に基準貸付利率(リファイナンスレート/中央銀行が民間の金融機関に直接資金を貸出すときの基準金利)を+0.5%pt引上げる可能性がある」と予想。
・更に「為替市場の動き次第で中央銀行が10-12月もしくはそれより前に利上げを行う可能性があると指摘。米連邦準備制度理事会(FRB)の行動が、中央銀行の政策決定に大きな影響を与える可能性がある」と見ている。

■消費者への影響。
・余談、中央銀行が民間銀行へ資金を貸出す際、本報道のように基準貸付利率が「+0.5%」上がれば、我々消費者が民間銀行で組む個人ローンや住宅ローンの金利も上昇する可能性があり、借入れコストが増加するため消費者は返済負担が重くなるデメリットがある。
・一方、銀行や預金口座の金利上昇で、預金者には高い金利で預金できるメリットが出てくる。逆に基準貸付利率が引き下げられれば、当然個人、住宅ローンの金利は低下し、借入れコストの軽減で消費者は返済負担が軽くなるメリットもある。
・私もベトナムの民間銀行の定期預金を利用しているため、日々街中の様々な銀行の定期預金利率の変動を意識的に比較する。基準貸付利率は民間銀行-消費者間の数値にも連動していくため、この動向を引続きウォッチしていく。

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