たみ手記

藤原竜也さんを支えに生きるオタクの日常と独り言。演劇と映画と読書の感想。

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  • #映画まとめ。

    映画の感想を書いた記事。なにかと竜也さんに帰結する。

  • #大好きな人。

    藤原竜也さんについて書いた記事をまとめています。

  • #ほんのすきまから。

    読んだ本の感想をまとめています。月3~4冊読むので更新率を上げたい。

  • 舞台まとめ。

    劇場で観たお芝居の感想記事。

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『蜷川幸雄の稽古場から』生まれた、「藤原竜也のプロフェッショナル」

放送が決まってからずっとソワソワしていた。 当初予定していた8/24放送から延期があり、 二週後の昨日 9/7 19:57〜 NHK総合の 言わずと知れたドキュメンタリー番組で25年間推し慕っている俳優の今の挑戦について放送された。 『プロフェッショナル 仕事の流儀_半分の自信 〜俳優・藤原竜也〜』 『プロフェッショナル』 それまで名前も知らなかった方でも、放送を観れば興味が湧いてくる。60分以内の放送時間でもちろんCMのない映像に、観る人を引き込ませる対象人物の魅力が凝

    • バイオレンスかロマンスか。映画と町中華の日曜日。

      脳が麻痺する映画だった。 『夏目アラタの結婚』 とてもおもしろかった。期待以上。 前情報なしで観たのが功を奏し、というか、爽快なほどテンポよく、死刑囚・品川真珠の言葉に振り回され夢中になって観ていた。 猟奇殺人の動機は身勝手なものだ。 不条理に家族を奪われた上に遺体を隠され、その所在を知りたいと望み死刑囚に手紙を出していた少年は夏目アラタの名前を使っていた。歪んだ文通を面白がり始めていた少年の口元を、夏目アラタは見逃さない。その目からは好奇心も覗いていたが真珠と対峙して

      • ほんのすきまから、語彙力に殴られる夏。

        久しぶりの本の投稿。 語彙力がない。というか、日常で使うワードが使い回しになっていて、自分の言葉に新鮮さを感じなくなってきたので、好きな作家の文体に触れることは忘れず、新しい本を読みました。 お盆休みに読んだ本の感想を書きます。 『ブランド』 吉田修一 文庫本が出るまでよく耐えた。ハードカバーの装丁もオシャレなので気になってはいたものの、文庫が出るまでは……と思っていたら、公式(X)からのお知らせは見ていたはずなのにとっくに出ていた。 みたいなことはよくある話。 欲し

        • 劇団のお芝居をみた話

          7/1〜7/7までの1週間、 新宿高島屋の紀伊國屋サザンシアターで芝居を観ていた。 文学座公演   『 オセロー 』     作:ウィリアム・シェイクスピア 訳:小田島雄志 演出:鵜山 仁 主演の横田栄司さんの復帰公演として心から楽しみにしていたが、初めて目の当たりにした文学座の方々がつくりだす世界の奥行きにただただ圧倒された。 一人ひとりがシェイクスピアの言葉を全身で生き、四大悲劇の一つであるはずのオセローを、ユーモアたっぷりに笑わせてくれる。 人間性が出るとはこうゆう

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        記事

          上半期、日々観劇。推し活の振り返り。

          2024年上半期が終わる。 年越しからあっという間に半年経ち、暑い夏を乗り切ったらまたあっという間に年末がやってくる。 あまりにもあっけなく、だけど幸せで充実していた瞬きのような上半期を振り返りたい。  まず特筆すべきは2/6初日の舞台『中村仲蔵』 池袋での初日公演から3週間で10回以上通った。 ホリプロステージで公園の前日夜にチケットを放出されており、もともとファンクラブでとっていたチケットから倍近くは追加して観に行った。もちろん仕事もしながら、平日も休日も観劇に通った

          上半期、日々観劇。推し活の振り返り。

          秩父と観劇。のんびり大好きと共に。

          5月が好きだ。 休みが多いのも、夏と春の温度が混ざり合う空も、 街の人々の浮き足だったテンションも、 花と緑がコントラストを作る景色も、 大好きな俳優さんの特別な日があることも、 ぜんぶ、5月が好きな理由だ。 5月に堪能した推し活についてまとめる。 5/5,6 ゴールデンウィークは秩父 10連休とる予定もなく、カレンダー通りの休み。 でも今年も、5日と6日は秩父へ泊まった。 毎年お祝いしている。 藤原竜也さんが俳優として生まれた日。1997年5月5日、『身毒丸』オーデ

          秩父と観劇。のんびり大好きと共に。

          4月病とドラマのこと。

          ゴールデンウィーク。 2024年になったばかりだと思っていたのに、 もう5月の連休に入ってしまった。 今年は10連休とれる人もいるんだね〜なんて会話をしながらも、職場のメンバーはみんな、カレンダー通りの休みしか取らない。 わたし自身、大型連休をとってまでやりたい予定もないし、行きたいところは別の日に行くので有給をとっておく。 土曜は出かけたけれど、三連休残りの二日は、家でゆっくりしていた。 最近ドラマがアツい。 と言っても、少し前のドラマをアマプラで楽しんでいる。 「À

          4月病とドラマのこと。

          旅公演で生まれ変わる「あなたの顔」

          舞台『中村仲蔵』、2月に東京建物 Brillia HALLでの公演を終え、3月から地方公演を回っている。 広島、愛知、宮城、福岡、大阪の順で、 毎週各地の観劇ファンの目を喜ばせ評判は鰻上りと聞く。東京の公演以来、キャストの方々による楽しそうな旅時の写真を見ているのもほっこりして癒される。 ああいいなぁ。 仲蔵、恋しいなぁ。 そうぼやきながら、我慢できるはずなどなく、 もともと地方公演を観に行くのが好きなので愛知と大阪の公演チケットをとっていた。そして、さらに追加して仙台も行

          旅公演で生まれ変わる「あなたの顔」

          お芝居の熱はそのままで。

          舞台『中村仲蔵』が池袋の劇場で上演中だ。 主演を務めるのは藤原竜也さん。 江戸時代に名を轟かせた歌舞伎役者・中村仲蔵と同様に、根性でのし上がり芝居に生きる現代において稀有な役者の代表。いや、わたしにとりただ1人だ。 2/11のホリプロ貸切公演で、上演後に藤原竜也さんと演出の蓬莱竜太さんとのアフタートークがあった。 そこで語られたのは「中村仲蔵」という、実在した芝居に生きた歌舞伎役者と、「藤原竜也」という、芝居に生きることを“性”に抱える役者の渾然一体だった。 「こんなに演

          お芝居の熱はそのままで。

          映画をみて広がる世界。

          年明けから映画ばかり観ている。 出かけるには寒すぎるし、引きこもっているだけだとSNSに余計な時間を溶かしてしまうから、最近は本を読む量と映画を観る時間が増えた。 とりわけ洋画を観ることが多い。 人生最愛の推しが銀幕で活躍しているし、もちろん邦画も大好きなのだけれど、異国の景色や言葉で物語を追うことで非日常に浸りやすい気がするのだ。 一月の週末に観た映画の感想をまとめる。 1.アナザーラウンド https://anotherround-movie.com 北欧の至

          映画をみて広がる世界。

          NTL鑑賞。大好きなハムレットに浸る年末

          『ナショナル・シアター・ライブ(祝)10周年記念 アンコール上映』を観てきた 12/29、初日の初回はベネディクト・カンバーバッチ主演の『Hamlet』。オンラインチケットが即完売するほどの人気公演は、日本でもファンが多く、今回のチケットもすぐに売り切れていた。 (年始から追加がでるほど!) 海外俳優オタクの友人がとってくれていたチケットで日本橋のTOHOシネマズへ。 実はもう何度も観ているのだが、何度観ても圧巻、感動し、400年以上上演され続ける『ハムレット』がさらに

          NTL鑑賞。大好きなハムレットに浸る年末

          Audible初体験。

          AmazonのAudibleで、湊かなえ先生の作品が4作品一気に公開された。 小説は読んでこそ。なんなら書籍で文字を追ってこそと思っているたちなので、これまでずっとスルーしてきたサービスだったのだが。 最愛の推しが朗読されるとなると話は違う。 それもかつて連ドラで主人公を演じられ、いまなお心の奥底にそっとある宝箱のように、大切に鑑賞している作品である。 最愛の推し、俳優 藤原竜也さん朗読  『リバース』 平凡なサラリーマン。むしろ「地味系」と自虐してしまうくらい、自分に自

          Audible初体験。

          よんだら旅をしたくなる、ほんのすきまから。

          行楽日和が続いた。 今年のカレンダーは祝日と相性が良く9月から三連休が三週おきにあり、10月も終わる今週末また三連休が待っている。 連休ならばいつもと違うことがしたくなる。 旅行好きというか、用事があって遠出するついでにその土地のことを調べて観光地を見たりグルメを堪能するようになったのだが、それも立派な旅行だと気付いたら、出かける前にとことん調べて楽しむようになった。 9月は大阪と京都を歩き、まだ暑さの残る喧騒の中、慣れた友人の案内の元ほぼひたすら食べ歩いた。 10月は広島

          よんだら旅をしたくなる、ほんのすきまから。

          夏の思い出。舞台ハリポタの記録。

          夏が終わる。 気候も落ち着いて、秋の装いをしなければ夜は肌寒く、だんだんと劇場に漂う風も変わってきた。 今年もあっという間だった。 舞台ハリー・ポッターと呪いの子、 最愛の藤原ハリーがいよいよラストの登壇になる。 9/30の昼夜公演を前に心が震えているけれど、ここで観劇の思い出をまとめたい。 どこから観ても最高! 去年6月9日プレ公演からのチケット枚数を数えた。 オンラインチケットも併せて、2022年6~9月、2023年6~9月で41回分。 41回。41回…………藤原竜也

          夏の思い出。舞台ハリポタの記録。

          ほんのすきまから。三島由紀夫を読んでみてほしい

          夏になると三島の文体が恋しくなる。 といっても年がら年中読んでいるから、ちょうど8月になると、まさに今だな、と思うだけなのだれど。 お久しぶりに本の投稿。ぜったいに書こうと決めていた最愛の作家について。 生まれて初めて読んだ本の作者が三島由紀夫だ。 それは戯曲集であって小説とはニュアンスが異なるものの、視覚から楽しむ絵本や漫画本を読むよりも三島文学との出会いが兎角強烈だった。 『ほんのすきまから』として、好きな小説のことを書く3回目は 壮絶に愛する三島由紀夫にしたい。

          ほんのすきまから。三島由紀夫を読んでみてほしい

          映画まとめ。

          映画館で映画を観るのが好きです。 TSUTAYAで20本くらいレンタルしてきて一日中引きこもって観たり、最愛の方の映画は毎日再生するし もともと日常に映画がある方だったけれど。 サブスクで観られるようになってからの、家で観る映画は「映画鑑賞」とは少し違う気がしていて。 映画観たなぁって思うのはやっぱり、映画館だからだと思うのです。 そんなわたしがこの夏観た映画の感想まとめ。 一秒先の彼 人より一秒早いせっかちなハジメと、人より一秒遅いゆっくりなレイカ。出発点が噛み合わな

          映画まとめ。