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4月病とドラマのこと。

ゴールデンウィーク。
2024年になったばかりだと思っていたのに、
もう5月の連休に入ってしまった。
今年は10連休とれる人もいるんだね〜なんて会話をしながらも、職場のメンバーはみんな、カレンダー通りの休みしか取らない。
わたし自身、大型連休をとってまでやりたい予定もないし、行きたいところは別の日に行くので有給をとっておく。
土曜は出かけたけれど、三連休残りの二日は、家でゆっくりしていた。

最近ドラマがアツい。
と言っても、少し前のドラマをアマプラで楽しんでいる。


「À Table!〜歴史のレシピを作ってたべる〜」

https://www.shochiku-tokyu.co.jp/atable/

吉祥寺に住むジュンとヨシオは大学職員とつけものメーカーにそれぞれ勤める夫婦だ。単館映画やマニアックな漫画、いわゆるサブカル的な共通の趣味もあり、バランスの良い関係を続けている。
ある日ジュンの先輩である西洋史教授から「歴史上の人物が食べていたもの」を現代風にアレンジしたレシピを教えてもらい、二人で再現することに。

マリー・アントワネットや、ユリウス・カエサル、ソクラテスなど、学校で習った覚えのある人物たちの裏話も出てきて、ちょっとした豆知識を得られるこのドラマ。

ジュンを演じるのは市川実日子さん、ヨシオを演じるのは中島歩さんと、モデル出身高身長のお二人が吉祥寺ののどかな風景に溶け込みながら、実に自然な夫婦像を見せてくださる。

二人で決めたルールが特に好きだ。

食事中はスマホをいじらない。
食事のワインは予算1500円くらいで交互に選ぶ。

それぞれ得意分野も違う。
考え方も違う。
完全にわかりあうことなんてできない。
相手を認める。
相手を許す。
相手に感謝する。
無理に変えようとしない。

そうやって二人は、ヨシオがまだ大学生の頃からの交際期間を経て一緒に暮らしている。

BS松竹東急

ヨシオが淹れる手挽きのコーヒー、調子の悪いガスコンロを上手く点けられるジュン。
少しレトロで品のいい二人のキッチンに、やさしい包丁の音が響いて、観ているとお腹が空いてくる。
耳馴染みのいい音楽にリズムよく会話がのる。
家で仕事をしているときの癒しにぴったりなのだ。

Instagramでレシピも公開してくださる親切さ。いつか真似してみたいなぁ。
古代ローマやメソポタミア料理は、どんな味がするんだろう。


「大豆田とわ子と三人の元夫」

放送からもう3年というのを実感できないほど、何度も繰り返し観ている。何も考えたくないなぁって時に「ま、いっか」と思わせてくれるドラマだから。

しかし最近みていて好きなのは7話以降の第二章からになった。

離婚した三人の元夫もそれまでの主張を控えめに、朝のラジオ体操で謎の男Xと出会うことにより本当の意味でとわ子が物語の主人公になる。

幼馴染のかごめが亡くなり、娘も進学とともに家を出て、一人を満喫し始めた大豆田とわ子。
SNSを始めてみたりアプリでペットを飼い始めたりプライベートを楽しみながらも、心にぽっかり空いた穴を埋めきれずにいる。

朝まで元気に会話していたひとが突然倒れて帰らぬ人となった。その経験をしたことがあるととわ子が抱える虚無感に、何も言えなくなる。
同調したいけど、苦しい。言葉が出ない。
「1人でどこ行っちゃったのかな」
「自分で、気づいてたのかな」
大好きな人のさいごを思えば思うほど、とわ子が「誰にも言えない」と溢した本音が刺さってくる。

しかし、謎の男Xはそんな言葉を吹き飛ばした。
「人生には二つルールがある。
亡くなった人を不幸だと思ってはならない。
生きてる人は幸せを目指さなくてはならない。」

人は、ときどき寂しくなるけど
人生を楽しめる。楽しんでいいに決まってる。


カンテレドーガ


ハンカチとともに差し出された言葉が、心に空いた穴をすっぽりと包んでくれた。

思い出しがちな季節に
過去ではなく、思いと共に生きていきたいと思わせてくれる。

こちらもカレーパンを手作りしたり手の込んだ料理シーンが多かったり、シナモンロールやクロワッサンを食べかすを溢さずに食べようとしてたり、観ているとお腹が空く。


日曜日、人気のラーメン屋さんに行ってみた。
暑くなってきたし薄着のために減量しなきゃと思いながら、我慢できなかった。

辛白湯が気になっていたのに、期間限定と書かれた坦々つけ麺に惹かれて注文。限定に弱い。

いつも並んでいたので午後少し時間をずらして正解だった。カウンターで美味しくいただいて、さらに暑くなった太陽を見上げながらそのあとは自由が丘まで歩いて、パンを買った。
たまには自分を甘やかすのもいいよね。


なんだかバタバタで、愛する人のドラマもまだ観られていないのだけど、1話での新発売に弱いところがもうかわいかった。。

6月公開の映画でも出番があるらしいので、ウキウキする。藤原竜也さんの柔らかく自然に癒してくださるキャラクターも大好きだ。
じっくり大切に愛でたい作品なので、詳しい感想はまたこんどまとめよう。


5月はデビュー記念日にお誕生日に大切な日が続く。
大好きという気持ちを取りこぼさないように、
いろんな作品に癒されながら、心の真ん中にいてくださる笑顔を想いながら、頑張ろう。

何も考えずにボーッとする時間も大事にしながら。