見出し画像

私は、82歳の女性と月2回、プールへ行きます。その人は、70歳から水泳を始めたそうですが、コロナ禍でフィットネスジムから遠ざかってしまい、まったくプールへ行かれていませんでした。なので私が近所のプールへ車でお連れしています。

水に入っているのは、1時間くらいです。泳ぐといっても、25mを4~5回です。泳ぐ姿を見て、簡単なアドバイスをしてあげます。あとは私は勝手に泳いでますので、時々近寄ってお喋りする程度です。多くの時間、他の人とお喋りするわけでもなく、一人で水中ウォーキングをされています。

出てきた時には「体が軽くなったわ~。やっぱりプールは気持ちいいね」と言われます。月二回のリフレッシュになっています。


今日は足の悪い人が数人おられました。水から上がると自力で歩くことすら困難な女性は、杖をついてられました。足がほとんど上がっていない男性は、すり足でプールサイドを歩かれます。体重100キロくらいはあろうかと思われる女性もいます。ペースメーカーを入れた男性も今日は来られていました。

プールに来られている人たちは、自分の健康を考えて歩いたり泳いだりされるわけです。皆さん高齢者ばかりですが、とても頑張っています。体の衰えに抗っているからこそ、プールに来ているわけです。どれだけ歩くか、泳ぐかは関係ありません。家から出て、プールまで来たというだけでも、年齢からすると大変な行動力です。

私は他にも「プールへ一緒に行きませんか?」と、高齢者にお誘いしたことがあります。しかし、みんな拒否されます。理由の一番は「邪魔くさい」、二番は「恥ずかしい」です。

「この歳になって水着なんて」と必ず言われます。太っている女性を誘うと、ものすごい嫌な顔をされます。どんなに年を取ってもレディなんですよね。「人さまにこの体をさらしたくない」と言われるのですが、痩せるために行きましょうと言っているのに、まったく行く気になってくれません。年取ってから、水着になるのは、かなり抵抗があるみたいです。

そこで私からの提案です。

40~50代からプールへ行く習慣を付けましょう!


高齢になると、膝が痛くなる人が多くなります。だから膝に優しいプールをお勧めするわけです。水が身体を軽くしてくれますから、膝関節に負担がかかりにくいのです。ところが、水着になるのに抵抗があるわけです。で、結局何も運動しないまま年数が経って、いよいよ足が立たなくなっていくわけです。

年取ったら足腰が弱ることくらい誰でも知っています。親や周りの人を見て十分承知しているはずです。次は自分の番が必ずやってくるんです。

痛みが出る前に運動習慣を作ることが大事です。ウォーキングやランニングもいいでしょう。とにかく一人でできる運動が始めやすいし、長続きするはずです。

「生涯スポーツ」の中で「水泳」はピカイチです。水の浮力が関節に優しいことが一番です。泳がなくても歩くだけでも良いとされています。

どんなに太っていても、どんなに足が悪くなっていても、プールへ行く高齢者は存在します。その行動力と勇気はとても素晴らしいです。その人たちだって、恥ずかしさや辛さを押しのけて来ています。行動するための合言葉。

エイヤー!


と、掛け声が必要だと私は思います。すべてはこの掛け声一つで何とかなるのではないでしょうか。年取ってからしんどい思いをしないためにも、早くから運動習慣をつけましょう!

いいなと思ったら応援しよう!

★整体師/りょう★ピンピンコロリのいきかた(認知症予防と健康寿命を延ばす方法)
サポートしたいと思われるくらいまで頑張って書きますので、今はシェアかコメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。