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校正後の世界

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2023年5月の記事一覧

親しくなる人

親しくなる人

ココ最近、文字を書き連ねたくなるのは、ひとえに校正者の牟田都子さんの「文にあたる」を読んでいるせいだろう。
あまり、途中で立ち止まって思案するような読み方をしない私が、ついつい立ち止まって、こうしてnoteを開いてしまう。

気になったのは、旦那さんとの話のところ。
どうやら夫婦で校正者らしい。
一説に、つい家でも「校正問答」をしてしまう。優先順位の付け方が同じ人とは、食事をしていてもつい、仕事の

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即席塩豚

即席塩豚

前回に引き続きで、塩豚の話。

いや、自分で自分に触発されて作ったんですよ。
ただ、今食べたいんだ。
3日?待てるわけねぇだろ?今食いたいんだ。今飲みたいんだ。私に塩豚を味わわさせろ。

ということで作ってみました。即席の塩豚。

もちろん即席だから、家に塊肉なんざあるわけがありません。普通の家庭には常備してないでしょうし。
ということで使ったのが豚肩ロースの切り落とし。

おいおい、話が違ぇぞ。

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疲れる前の塩豚

疲れる前の塩豚

転ばぬ先の杖という諺がありますが、まあ、意味は分かっても、実感としてはあまりないように思います。

私にとっての杖が、塩豚だったので、疲れる前の塩豚と銘打たせてもらいましたが、やはりこれも実感する人はそれほど多くないでしょう。

何となく、この文章に触れて、試してみようかなと言う人が増えたら面白いなと思うばかりで文字を並べている今です。

先日の刊行イベントで塩豚の作り方を、豚の塊肉、豚バラ肉で。

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ひなた弁当

ひなた弁当

私の過去を思い返した時に、あまり小説を読んだ経験が思い浮かばなかった。大抵は実用書か専門書か、とかく明確に知識を得ることを目的とした書籍が多い。

昔、1番小説を読んでいた時期は小学生~中学生にかけてくらいだった。ライトノベルに分類されるんじゃないかな、って本とか、東野圭吾のガリレオシリーズ、湊かなえのドラマ化された話とか。

そんな私が久々に読んだ小説。「ひなた弁当」

誘われた和歌山の古本屋さ

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本を贈る (校正者の編)

本を贈る (校正者の編)

ある日、Instagramのストーリーズを眺めている時に飛び込んできた一冊。それが、この“本を贈る”という本でした。

この本について詳しく何かを知っている訳では無い。写真に写ったその本の表紙のデザインなのか、フォントなのか、はたまた、印刷なのか。
何に惹かれたのかを説明することが、なんとも出来ないものではあるが、確かに心を惹かれるものがあり、次の瞬間には「めっちゃ面白そうですね!」とリプライを送

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古本屋さん

古本屋さん

古本屋さん、人生で何度行ったことがあるだろうか。

ブックオフは時折行くのだが、あれを古本屋さんと呼ぶには、本業の方々に申し訳ない気がして古本屋とは呼べないでいる。

なんだったかの折に、東京は神保町で、本屋巡りをしている中で立ち寄ったことがあるくらいな気がする。

そんな私の古本屋訪問歴で、指折り数えられそうな数少ないうちの1回が今日。

ちょっと、和歌山に行こうと思って。来る?
と、問われたの

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