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親しくなる人

ココ最近、文字を書き連ねたくなるのは、ひとえに校正者の牟田都子さんの「文にあたる」を読んでいるせいだろう。
あまり、途中で立ち止まって思案するような読み方をしない私が、ついつい立ち止まって、こうしてnoteを開いてしまう。

気になったのは、旦那さんとの話のところ。
どうやら夫婦で校正者らしい。
一説に、つい家でも「校正問答」をしてしまう。優先順位の付け方が同じ人とは、食事をしていてもつい、仕事の話をしてしまう。とある。

私はあまり、人と友好関係を築くのが得意では無いから、仲良くなる人は決まって、この仕事の話をついしてしまうタイプの人間だった。
とは言っても、社会人三年目ですから、仕事、と言うよりは「生きるということ」という方が正しいのかもしれない。

これからどうやって生きたいか。相手の生き方にどのように着彩できるか、解像度を上げられるか。どう交わっていけるだろうか。相手の幸福度を上げるには。
そんなことをつい、呼吸をするのと同じように自然と考えてしまう。

優先順位が違う人と仕事している時とは、過ごしている時とは、全く違う密度で進行していくのも非常に面白いところである。
グンと成長出来る感じがするし、成功も失敗も深く要因分析を行う。その場でパッと集まったグループなのに、全員が、次はねぇ、みたいな思考をしている。

私は酷く飽き性でコロコロと興味が移り変わるタチなので、爆速で進まないと、飽きてしまって離脱してしまうことが多い。この頃飽きずに毎日が過ごせているのは本当に稀有なことだと噛み締めている。

小さい歯車が組み合わさって、同じスピードで漕いでるのに、爆速で進んでいくような、あんな感覚。
ギアが低いと、上り坂は楽だけど平坦な道や、同じ景色が続くところではしんどい。
楽しく、しんどい、面白い道を歩んでいきたい。

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