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負けず嫌いの"食べ残しぃ"
特に予定のない休日。
何もすることがないと言えばそこまでだが、時間を贅沢に使っていると言えなくもないフリータイム。
◯◯:...お腹空いたな...
時計を見るともう正午。
不思議な事にただゴロゴロしていても昼時になるとお腹は空くものだ。
今日は土曜日だが、両親は仕事で家にはいない。
"何か買って食べなさい"とお金を渡されていたことを思い出す。
◯◯:...っし...ラーメンでも行くか
"僕のとなりの"夏鈴さん
◯◯:...ふぅ...
18時。重い身体を引きずって会社を出る。
この瞬間、少しだけ元気になる気がするのは僕だけではないんじゃないだろうか。
しかし、生憎外は雨。
◯◯:うわ...傘持ってないよ...
予報は確かに晴れだったはずなのだが。にわか雨と言うやつか。
『今日傘持っていかなかったでしょ?ほら!』
真横から声が聞こえた気がして目をやるが、もちろんそこには誰もいない。
僕から別
"消しゴムのおまじない"
人間と言うのは面白い生き物で、自らの力でどうにもならないであろう願いや夢を神やそれに準ずるものに願う。
"おまじない"などはその最たるものだ。これを読んでいる貴方の周りにも様々なものがあるだろう。
__例えば僕の通っている高校ではこんなものが流行っていた。
『消しゴムのおまじない』
これはもしかしたら貴方も聞いた事があるかも知れない"恋のおまじない"のお話__
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君だけを...ずっと。
??:◯◯!何してんの!早くー!
◯◯:あぁ...今行くよ。
数メートル先からこちらに呼びかける人物。
__村井優。幼い頃からの知り合い、所謂幼馴染と言うやつだ。
まぁ"幼馴染"とは言っても、そこまで仲がいい訳じゃない。
僕が引っ越してしまってからは、1年に1度帰省するこの夏の時期にだけ会う仲。
__ただ、それだけの間柄だ。
目の前に聳え立つ無数のビル、眩しすぎるコンクリートの照り返
究極の二者択一 Root "H"~選択~
夢を見た。妙に断片的な。
◯◯:ほっ...本日よりお世話になります!よろしくお願いします!
__そうか、これは"彼"が入社してきた時の...
◯◯:...森田先輩...ご指導ご鞭撻の程...宜しくお願いします!
__ひかるでいいよ。
◯◯:えっ...そっ...そんな馴れ馴れしく...
__いいの。ある程度馴れ馴れしくなきゃ一緒に仕事出来ないけん。
そうそう...こんな感じだった。
眠れぬ夜は…"君の所為"
__眠れない夜。
これが想像以上に長く苦しいものである事は誰しもが知っている事だろう。
それが"誰かの所為"であれば尚更__
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◯◯:...朝か。
カーテンの隙間が徐々に明るくなり始める午前5時。
気怠い身体を起こし、壁を背にベッドに腰かける。
大学2年生になり、一人暮らしにも随分慣れてきた僕には1つ悩みがあった。それは...
__夜眠れないこと。
究極の二者択一 Root "S"『貴方の瞳に...』
あれから1週間。
僕の頭の中は"彼女たち"の事でいっぱい。
『好きです...ウチは..."そういう風に"...見てますから...』
『私も負けんよ...ってこと。覚悟しといてね?』
夢でなければ僕は今、2人の女性にアプローチされている。
そう、文字通り夢でなければ。
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Root "S"
貴方の瞳に...
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ひかる:2人ともお疲れ様。定時だよー。