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映画「となりのテロリスト」 独立運動から美食観光地のバスク

映画「となりのテロリスト」 独立運動から美食観光地のバスク

今年スペイン旅行して、北部バスク地方で感じた違和感・疑問があった。

バスクについては90年頃にカスティージャのサラマンカという大学町に留学していたときに、新聞やテレビで、その頃にマドリッドなどで要人や政府機関を狙った車爆弾テロ事件が起こしていたETAというバスク独立運動グループの印象が強かった。ちょっと前の日本赤軍のようなやつらかなと。毎年のように、爆弾テロ、要人誘拐とか事件を起こしていたと記憶

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ガテマラからメキシコ 突きつけられた銃口(後半)

ガテマラからメキシコ 突きつけられた銃口(後半)

昔の中米の旅行記、後半です。

サンペドロスーラからティカル遺跡へ

コスタリカでは、首都サンホセから北に100kmくらいのところにあるサン・ラモンという村で数日お世話になる。

大学4年になって就職が決まった時に顔合わせで翌年から同期となる中にラテンアメリカ好きがいて、そいつが前年にお世話になったコスタリカ人の家に泊めてもらった。その人物もケンという名前だったので、otro Ken(もうひとりの

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ガテマラからメキシコ 突きつけられた銃口(前半)

ガテマラからメキシコ 突きつけられた銃口(前半)

物騒なタイトルだが、大昔、学生時代に2ヶ月ほどバックパックで回った中米の旅行記を、記憶を頼りに書いてみたい。

ネタバレをやってしまうと、タイトルが示唆するほどは、手に汗握る、生きるか死ぬかの経験ではなく、無事にその旅行は終えて、別に銃を突きつけられたからその後トラウマになることもなく(そういえば今年トラ年ですね)、つつがなく今まで生きながらえている。

でも、なかなか普通の旅行では味わえない、あ

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April in Paris  モツ煮と灰色ワイン

April in Paris モツ煮と灰色ワイン

Charlie Parker with Strings (1949)

「4月のパリ」。ジャズのアルト・サックスのチャーリー・パーカーが、小編成のオーケストラの弦楽器の伴奏をバックにスタンダード曲のメロディを吹くだけの企画。当時ヒットして、その後もずっとジャズファンにも愛された演奏。

メロディだけなのに、パーカーの演奏はなんとも自由自在に、フェイクやらオブリガートやらクロマティックに音符をひらひ

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天才児?たちとのロシアンリバー下り(2/2) 手製ポテトサラダとテント・サウナ 究極のセラピー?

天才児?たちとのロシアンリバー下り(2/2) 手製ポテトサラダとテント・サウナ 究極のセラピー?

(後編)

3.手製ポテトサラダとテント・サウナひとつ訂正。前編で、下流でカヌーを借りてひたすら押して上流をめざしたと書いたが、たぶん、最初の方はオールを漕いで上流を目指していたように思う。記憶違い。このWebでみつけたタイトル写真のロシアン・リバーの川幅が広い辺りは、水深も深そうだし、オールで漕いで川上を目指したはず。だんだん川幅も狭くなって流れも急になったあたりから、じゃぶんと川に浸かってみん

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サカパというグアテマラのラム酒

サカパというグアテマラのラム酒

役得、というのが時々あると嬉しくなる。

それは取引先に接待されてウホホというようなのではなくて、ひょんな経緯からいいものを、ごく正当にもらっちゃったりすること。

2週間ほど前に、あるレストラン新規立ち上げのコンサルの仕事の一環として、残念ながらコロナで閉鎖のレストランの、在庫を買い取るというのを手伝った。

栓を開けてない状態のいい酒類とか、きれいなグラスとか、どうせあと1週間で業者が来て捨て

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天才児?たちとのロシアンリバー下り   (1/2)

天才児?たちとのロシアンリバー下り (1/2)

遠い、遠い、十代の頃の想い出。

年がばれてしまうが、80年代に高校生の交換留学でアメリカの田舎町に1年お世話になったときに参加した、不思議な週末のキャンプと川下りの想い出。

日記でもつけてたら、もう少し詳細を再現できるのかもしれないが、残念ながらそれは存在しない。日本の実家にいけば、どこかの押入れの箱にはいったアルバムに当時の写真とかがあるはずだが、それもコロナで今はかなわず。記憶は断片化され

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ヤンゴンでの托鉢(たくはつ)

ヤンゴンでの托鉢(たくはつ)

5年くらい前だったか、知り合いのシンガポール人弁護士のおばさんが、おもしろい人と知り合ったからいっしょに晩飯食おうという。ミャンマー人だがシンガポール在住が長い人で、医療とか投資とかに関わっている人だという。そして、ほぅと思ったのは、スーチーさんの遠い親戚にあたる人だという。

ニョニャ料理という、シンガポールやマレーシアの郷土料理で中華とマレーのフュージョンみたいな料理のレストランで、肉の輸入を

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カラカスの地下鉄 エンメトロノセコメ

カラカスの地下鉄 エンメトロノセコメ

僕にとって人生で一番うまかったイタリアンは、本国イタリアでもなく、イタリア料理屋がしのぎを削るNYでもなく、そして、かなり水準の高い東京、でもなかった。それは、ベネズエラの首都カラカスのレストランだった。



1994年頃に、ベネズエラに出張で行ったときに、ベネズエラの取引先のアレンジで、カラカス市内のイタリアン・レストランで会食があり、メインにはオッソブッコを頼んだのだが、これがあまりにも美

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Youは何しに地の果てのモンテビデオに

Youは何しに地の果てのモンテビデオに

1. ウルグアイ  2. モンテビデオでの出会い 3. Youたち   (3900字)

1. ウルグアイ1984年7月の話だから、もうずいぶん前のこと。

南米の国ウルグアイは、当時はまだ1972年から続いていた軍政下にあった。学生のとき、夏に3ヶ月南米をバックパック旅行したとき、1週間ほど滞在した。後で知ったのだが、奇しくも僕が旅行した翌月の8月に、軍事政権は、翌年1985年の総選挙実施と民政

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【短編】指から逃げていくカーソル  ユナイテッド便の思い出

【短編】指から逃げていくカーソル  ユナイテッド便の思い出

1年ほど前に書いた文章。

日本の祝日の最終日、一人都内の喫茶店で仕事をしているのだが、先週FBで駄文をほめられたのをいいことに、前から書き残しておこうかと思っていた「ユナイテッド航空での出会い三部作?」、その1を。

90年代前半だったか、マイレージが導入されたころ、日本から米国や中南米に出張する仕事をしていたので、自然とANAでもJALでもなく、ユナイテッドのマイレージ一筋。2017年にそれを

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アムステルダム 2019.11

アムステルダム 2019.11

昨年、デュッセルドルフの国際展示会にいった際にちょっと時間があったので1泊だけしにいった、オランダのスナップショットから。

運河 昔、「アムステルダムの朝は一杯のコーヒーで始まる」というネスカフェのCMの映像に憧れを抱いた時期があった(昭和末期)。

めし (コロッケみたいのと、生いわし)はしごした飲み屋で。

夕空 (これ加工なし携帯画像)さすがオランダ、空もゴッホぽかったという話

駅 (鳥

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ミクロはマクロより奇なり

ミクロはマクロより奇なり

「ミクロはマクロより奇なり」

誰かがもう使ってるかもしれないが、「事実は小説よりも奇なり」をもじったこれをふと思いつく。

今年2月に、ドバイで医療機器の展示会をコンサルとして手伝っていたら、隣のブースの白髪の髭長のZZトップみたいなオヤジと目があって挨拶してだべっていたら、アルゼンチン企業だとわかる。

25年くらい前の創業のブエノス・アイレスの企業で、血液ガスと電解質の分析機をアルゼンチンで

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