roadjapan

名勝地から市街地、旧街道から高速道路まで「道」が主役の写真を撮っています。2014年に初写真展、表紙写真や記事の執筆。TV出演やイベントの主催もしてます。お仕事の相談はDMにてお気軽に!写真集販売中です! https://maniacs-m.com/product/133910

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最近の記事

長野県道77号旧道 半過隧道 (10)

わるにゃん… ちょっと柵を乗り越えて、先に進みます。

    • 長野県道77号旧道 半過隧道 (10)

      更新、1か月以上止まってしまいました。 コロコロのストレス+猛暑のダメージは、なかなかキツイものがあり バテておりました…。 なんとか暑さにめげずに、夏の景色を撮りにいったり シルバーウィークも撮影遠征してきました。 落ち着きましたのでひとまず連載再開です。 ・・・ 廃道となった洞門の道をくぐり抜けて、 外側の市道が現在地です。 市道の反対側を流れる川の流れは、遥か向こうに。 あの川沿いの桜は、生き残り花を咲かせていました。 2019年の台風19号による水害のため

      • 長野県道77号旧道 半過隧道 (9)

        北側から入った洞門の扁額は「半過”隧道”」でしたが 洞門を抜けて、南側の扁額には「半過”洞門”」と記されていました。 すぐ横に、国道18号バイパスのトンネルがあります。 高架橋で空を横切っていきます。 洞門を抜けた先の県道77号は現役道路。 距離的にはバイパスよりも川沿いの市道を経由したほうが近道ゆえ、 続々と車が走り抜けていきます。 で… これ is 何?? はい、店内で使われなくなったイスが並ぶバス停です。そのままイス自身が並んでバスに乗っていきそうなシュール

        • 長野県道77号旧道 半過隧道 (8)

          神殿のような、ダンジョンのような道を進みます。 ひび割れた柱。山側から圧力を受け、 いつか外側に倒れてしまいそうです。 振り返れば、黄色いセンターラインが明確に。 大型車もすれ違うことができる2車線の道幅の「県道」です。 行く先の路面は、枯れた草の塊に覆われつつありました。 立ち尽くすカーブミラー。支柱に「半過ランド」とあります。 かつては交差点があり、遊べる施設があったのでしょうか? さらに先を進むと、なんと剥き出しの岩壁が姿を現したのです。 洞門続きの道路では、

          長野県道77号旧道 半過隧道 (7)

          いよいよ目の前に姿を現した半過隧道。 洞門のように見えますが、銘板には「半過隧道」とあります。 それでは…中へ!! 洞門を覆うバリゲートがあったようですが、 先日の洪水で流されてしまったようです。 入り口付近は、外からの水流で、洞門内部に押し戻されたのでしょうか。 上流(洞門奥から手前の方向)から 洪水が直接流れ込んできただけではなく、 渦を巻くようにして、前後左右から流れ込んできたのでしょう。 路面は乾いた泥のようなものに覆われていました。 一つ目のガードレー

          長野県道77号旧道 半過隧道 (7)

          長野県道77号旧道 半過隧道 (6)

          今回より後半戦です。 いよいよ連載の題名である「半過隧道」が登場します。 旧道は数百メートルだけ、現役道路の一部となります。 ただしこの道路は県道には指定されておらず、ショートカット路として 地元の人に使用され続けている道路です。 それゆえに交通量の多い市道の内側に、 かつての県道77号の姿がありました。 嗚呼、美しいセンターライン!! そして満開の桜! 桜の木の麓には、数々の石碑がありました。 道路の開通を讃える石碑も。 石碑を直接読解するには難しい故、わかりやす

          長野県道77号旧道 半過隧道 (6)

          長野県道77号旧道 半過隧道 (5)

          実は途中に、こんな場所がありました。 最初は山の上に行く遊歩道かと思ってスルーしたのですが。 …見えてしまったのです。穴が! そう、この先の難所に道路を作る技術がなかった時代は、 この隧道が道であったのです。 今度はスルーせずに、進みます。 道幅は、柵がなければ何とか馬車が通れる程度でしょうか。 緩やかな坂道を登ると…。 隧道です!大きい! 軽乗用車であれば通れそうなくらい! しかし坑門付近は現在進行形で崩落が進んでいることが一目瞭然。 ちょっとした地震で頭を砕

          長野県道77号旧道 半過隧道 (5)

          長野県道77号旧道 半過隧道 (4)

          いよいよ旧道前半戦の終点が近づいてきました。 前回最後の写真、減速を促す道路標示の反対側です。 …道幅の半分近くを覆い隠すほどの絶壁が! 現役時代も、大型車のすれ違いは極めて困難だったはずです。 そんな難所を越えて、振り返ります。 「カーブ注意」「狭路注意」「落石注意」黄色い標識三連星です! さぁ…、前半戦の終点が見えてきました。 現役国道の、2本目のトンネル入口が見えます。 旧道は、こちらからも通行止め。あの絶壁の落石のリスクを考えると、 再び開通する確率は極め

          長野県道77号旧道 半過隧道 (4)

          長野県道77号旧道 半過隧道 (3)

          連載3回目になります。 もしこの道について、知ってる方は 洞門でなくて隧道?って思うかもしれませんが 回の中盤以降で「隧道も出るよ!」っていうことで、お楽しみに♪ この廃道の魅力の一つが、立ち尽くしたままの街路灯たち。 錆びつきながらも、真っ直ぐに立ち続けている、道に咲く「花」です。 街路灯の下には、リアルに木々に咲く花の姿もありました。 桃色と花と、白色の花。桜の仲間でしょうか。 写真を撮って通り過ぎたものの、振り返ると… 太陽の光が差し込んできて、 再び近づい

          長野県道77号旧道 半過隧道 (3)

          長野県道77号旧道 半過隧道 (2)

          標記上は、通行止め。 ならば、車を停めて、徒歩で近づいてみましょう…。 山肌だけでなく、川の流れも 急速に道路に迫ってきました! 黄色いセンターラインのある廃道。 高度経済成長期に完成し、国力の躍進を支えた道路であることの印。 廃道において、自分が最も愛するものの一つです。 自分が「この道を訪れたい!」と思った、最大の動機です! しばらく進むと、センターラインは雑草の苗床に…。 …山肌側の擁壁でさえ、途切れてしまいました。 その代わりに現れたのが…。 剥き出しの絶

          長野県道77号旧道 半過隧道 (2)

          長野県道77号旧道 半過隧道 (1)

          こんにちわ、noteにてRoadJapanの連載を再開いたします。 今回紹介するのは、使われることのなくなった道。 「廃道」です。 場所は長野県上田市。 県道77号と国道18号との共用区間となります。 現在、県道77号を直進することはできません。 T字路には、迂回を促す標識があります。 国道18号は早朝にもかかわらず、かなりの交通量。 国道を直進する車だけでなく、 県道77号に戻る車もかなりの台数です。 季節は菜の花が満開となり、桜が咲き始めた季節。 情勢的にギ

          長野県道77号旧道 半過隧道 (1)