
(ライフ)「ヨガ」にモヤってます。
おはようございます!
ヨガ歴15年、一応アメリカで取得したヨガアライアンスの資格も持っている社畜ワーママとして、世の中で流行りに流行っている、というかすでに区民センターや保育園レベルにまで浸透している日本における「ヨガ」というものについて私見を述べたいと思います。
日本に帰国してから、かなりの間わたし自身がヨガに「モヤって」います。
まず、最初に、現在ヨガの先生を行っている皆様、勝手なことを言って申し訳ございません。私見ですので、お先に謝罪いたします。
わたしはいま、本当のヨガはどこに?と難民になっています。
私も以前、海外で事業としてクラスを教えていたことがあり、一概にそれ自体を否定しているわけではなく、生徒さんで「久々にリラックスした!」と涙を流してくれたことは今でも覚えています。
しかし、ライバルのヨガ講師に嫌がらせを受けたり、ヨガ関連で不愉快な目に会うことも多いのです。
では、最近すべてを丸投げ気味で申し訳ないのですが、ヨガの定義についてGPTに聞いてみましょう。私はRYTのころの内容はあまり覚えておりませんが、頑張って思い出してみます。
ヨガの起源は、古代インドの文化や哲学に深く根ざしています。ヨガは、身体、心、そして精神の統一を目指す練習や哲学体系です。最も早いヨガの原典は、紀元前の古代インドの文献で見られます。主要な古典的なヨガのテキストには、「ヨガ・スートラ」と呼ばれるパタンジャリの著作が含まれます。これは、紀元前2世紀ごろに書かれたと考えられています。その後も、様々なヨガの形態やスタイルが発展し、現代のヨガは古典的なテキストや伝統から派生していますが、現代の健康やフィットネスの要求に合わせて変化しています。
まず、だいぶ忘れていますが、ヨガの目的は「精神の統一」というより、「心をコントロールする=波風を立てない」ことだと理解しています。
いろいろな派閥がありながらも、基本的には、瞑想のためのストレッチ=アーサナだと思っていました。
要はサウナで整っても達成できるような感じはしますが、心に波風のない、雑念のない状態を指します。そういう意味では、思想として仏教とも若干近いものがあります。
それを踏まえて、一般的に流行っているヨガとは「ストレッチ」の別名だと思います。
最初にスーハー目を閉じて呼吸をしたり、安楽座(オ○ム真理教の座禅みたいな姿勢)になったり、シャバーサナ(最後に寝るやつ)とか、ティンシャをチーン(せっかく寝てるのに、起きされるやつ)、とかがあるので、ちょっと神秘的で、宗教っぽくて、謎めいて、アロマなんか焚いているとリラックス効果もあり、結果的にはメンタルにも効く感じはしますが、
一般的なヨガクラスで行なっているレベルはあくまで「ストレッチ」もしくは、ちょっと積極的なマッサージや整体、商業目的のストレッチなんではないか、というのが私見です。
マーケティング上、ヨガにしているイメージ。
呼吸について、先生の指示通りできている人、実際にどれくらいいるのでしょうか。
私は、かなりヨガをやってきましたが、ウジャイブレスだろうが、ファイアーブレス(正式名称忘れました)だろうが、指示通りに1時間集中してはできません。
呼吸に完全に合うことができ、かつ、それが日常的にできていれば、おそらくヨガクラスに来る必要もない気がします。呼吸法が日常的にできていれば、肩がこったりすることがないからです。
呼吸法については最初にがんばりますが、おそらくヨガポーズ中には忘れてしまいます。クラスは、結果的には「あの人はあんなに体が柔らかい」「どうやったら先生のような素敵な体形になれるのかな」「ポーズが痛すぎて無理」など、雑念ばかりで終わってしまいます。
ホットヨガだと「アツい」し「汗ばかり」だし、滑るし、もっと雑念ばかりになります。
要は、「先生とみんなとやるストレッチ」を「ヨガ」と言っているイメージです。
アメリカでティーチャーズトレーニングを受け、様々なクラスを2−3年間毎日2ー3クラス(多いとき4クラス)、アメリカ、アジア、日本など各国で取り続けた結果、特に日本でいうヨガは、瞑想や呼吸法などヨガの大事な要素をすっぽり取り除いた、筋肉のストレッチである。ということです。
瞑想どころか、マンダラやオームを行うクラスもとても少ないイメージです。(たまにオームや瞑想を入れる先生はいますが、日本だとオ〇ムのイメージが悪いので、ほぼやらない、もしくは、生徒がかなり変わっているケースが多い)
特に、私が日本の大手のヨガクラスを好きになれないのは、とてもスタイルが良いモデル見たいな人ばっかりが先生をやっていることです。
日本以外の国ではそのような傾向はなく、「???」と思い、日本のヨガ離れをしてしまう原因にもなりました。
別にヨガをやるのに見た目は関係なく、私がアメリカ、アジアでやってきたヨガの先生はほぼ見た目は無視である様子、逆にきれいな先生がヨガを教えていると怪しいスタジオ(何か商材販売やインフルエンサーなど別の目的がある)でした。
たまに、見た目が良いプロのダンサーやバレリーナが教えているケースはありましたが、だからといってその人のクラスが日本のように満員になるわけもなく。
やる気のある先生のクラスほど、地味で、ポーズがきつかったり、達成感があったり、様々な学びの多い、けれども愛のある(表現が難しいですが)クラスです。
そういう意味では、日本においては「ストレッチ+目の保養」って感じですかね。そう言った元モデルとか、元芸能人とか、「アイコン」がクラスを行うことで、参加者に「ダイエット効果がある」と暗に思わせたいのだと思います。
実際は、そんな効果があったら私の体重は5キロ以上少ないはずなのですが。
汗だくで翌日ひどい筋肉痛になるようなダンベル持ってやるホットヨガとパワーヨガに毎日通うくらいではないと、ダイエット効果はありません。と断言できますが、それもヨガを流通させるためだけの、マーケティングなのでしょうね。
それだったら爆音で暗闇バイクをこぎまくるエクササイズのほうが痩せそうです。ヨガで痩せた人は、ほぼ聞いたことがありません。
以前、海外でインドのヨガ大会チャンピオンのクラスを取ったことがあるのですが、それは別次元でした。(ヨガチャンピオンって、いったい何かよくわからないのですが)
ショルダースタンド(倒立)を1時間行い、最後は苦痛すぎて退室したくなりました。クラスのあと、初めて本当に「無」の気持ちになりました。
倒立(ヘッドスタンドやアームスタンド)クラスでは、ひたすら「死ぬんじゃないか」と冷や汗をかきました。
上級者向けクラスだったこともありますが、多分、「本気のヨガ」はそんな感じで(よくわからないですが)「無」を目指す方向にある気がして、かなりの苦痛を伴う可能性があるものを、「全く別物に加工」してあるのが現代のヨガだと思います。もちろんげんきにラジオ体操のようにヨガをやっているインドの方々もいらっしゃるとは思いますが。
他の参加者でしたが、ポーズ中に会話しただけで激怒されますし、苦痛なポーズをどんどん入れてきます。柔軟性や筋力がないと、そもそも参加できないとてつもない厳しさを感じました。それでもクラスは満員でウェイトリスト。
「お前の柔軟性はこんなもんではない」という感じで、グイグイ伸ばしてきますので、痛みで「グヘえ」見たいな変な声が出そうになります。
アームバランス系は、もう無の境地に至るくらいの苦痛を伴い、冷や汗どころか脂汗をかいて失神しそうなレベルです。自分の体重が10キロ以上落ちないと、できそうもないポーズもありました。先生はインド出身で、それこそ細身でいろいろなポーズをどんどんこなしていきます。
実際、そんなものは誰も求めていないので、というか本当のヨガなんて誰も分からないので、マイルドな「ヨガっぽいもの」が流通している、というところでしょう。
ということで、様々な指導者から学び、いろいろな体験をして海外から帰国後、私はヨガを辞めてしまいました。
自分で寝る前にヨガポーズなどストレッチ、瞑想、ティンシャの音で癒されたりはしますが、商業化されたものを誰かに習うことがどうも馬鹿らしくなってしまった感じがします。
コロナ中にオンラインクラス(オンラインヨガのソ〇ルなど)も継続的に取ってみましたが、なんとなく人に合わせることで頑張る一方、画面の向こうの先生とのやり取りがやりがいが感じられず、いったいこの人はどんな経験をしてヨガを教えているのか?などいろいろ考えてしまい、フェイドアウトしてしまいました。
唯一物理的に通っていたスタジオも、先生の質など考えるところがあり、遠のいてしまいました。
かなり長い間ヨガを信じていた私は、日本の「目的を失った」「目指すところ不明なダイエット効果重視」なヨガに出会って、かなりやる気を失ってしまいました。
ですので、今はほとんど練習しておらず(たまにピンチャマユラーサナだけは引き続き練習する)、たまに家でストレッチとヘッドスタンドするくらいです。
最後に、とても些細な点ですが、日本語だと言語の都合から、先生の指示(語数)が多いように感じる。それも嫌になるポイントでした。
英語の方が「~です」「~ます」がなく、簡潔に聞こえます。たまに英語でもしゃべりまくる先生もいますが。
結局海外在住の友人も、日本に帰国している間は海外・英語のクラスをオンラインでとっています。
結論としては、寝る前に行うストレッチとしてヨガをするのは良い、
RYTなどで学ぶのも、それなりに勉強にはなる。
けれども、ダイエットなどそのほかの効果を狙うのは間違っている、
大手スタジオのヨガはそこまでヨガっぽくはない。でも、「ヨガっぽいもの」を求めるならOK。
ホットヨガは、気が散るだけ。
瞑想は家で15分以上行うのを推奨。
そんな感じでしょうか。
いつかまた、自分がヨガ熱を再燃し、習ったり教える日が来るのだろうか・・・
ヨガ迷子。
と思ったりしています。
少しでも参考になれば幸いです。
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