
本質はみんな同じ。みんな『特別』
うちの音楽アカデミー生徒は経営者ばかりではありません。
所謂、発達障害や躁鬱など、
精神的な不安定さを抱えた方、
その不安定さに苦しんでいらっしゃる方もいます。
初めは、対応に戸惑ったりしましたが、
思い起こせば、私自身が鬱病や、ADHDだかADDだかの診断を下されていますので、自分に通じることもありました。
私はどちらかというと、
Aをやりながら、
突然全く違うことに関心がいって、
Bをやり始めちゃうタイプ。
朝食のパンを千切りながら、突然降ってきたイメージに意識が全振りされ、
いつの間にか夢想し始めてしまいます。
パンを途中まで千切ったまま身体が固まっているので、端から見ると一時停止ボタンを押したかのように映るのです。
朝の忙しいひととき。
毎朝、パンを途中まで千切って固まっている私を見て、イラついた父親が、
『何ぼーっとしてんだ!早く食べろ!』
と頭を叩きます。
イヤイヤ、このヘンテコな遺伝子、
アナタからですから!!
学校にランドセルを忘れて帰ってしまったり、
慣れない人と話すと、緊張しすぎて、
自分でも何を話しているのか、
何が話したいのかさっぱりわからなくなったり、
いつも夢想状態だったりするので、
友達といても一人だけ浮いていたり。
まさか、脳の障害とは知らなんだ。
一時期は、体調不良もあり、
ADHDだかADDだかで、人とのコミュニケーションも取りづらかった時期もありました。
熱がようやく下がって、体調も回復し、
音楽制作や、アカデミーの設立など、
音楽を生業に出来ていること、
それ以上に、
この仕事量をこなせていることに、
自分でも驚いています。
緊張が激しく、すぐ疲れてしまう慢性的な疲労を抱えていたので、大それたことは無理かもしれないと諦めていたのです。
アカデミーにはいろんな方がいらっしゃいます。
社長だろうが、発達障害だろうが、
私にとって、『愛すべき生徒さん』には変わりありません。
他にも、
お勤めのサラリーマン、フリーランス、お店のオーナー、主婦の方、
みんな肩書きです。
音楽を、わざわざ時間とお金を使って学びに来ている希有な方々。
私がやるべきは、
彼らをさらに、深い楽しみ、高いクオリティーに導くこと。
社長という所謂『肩書き』や、
病気という所謂『病名』を問題とせず、
普通に、当たり前に、
音楽によってもたらされる、
彼らが享受すべき喜びを体感していただくだけです。
それは特別なことではなく、
とても幸せなこと。
未だに、自分の抱える障害の本質をよくわかっていませんが、身体が元気ならいいかな、と思っています。
生徒さんと一緒に呼吸法などで調えていきます。
肩書きや病名など、所詮身体の外のこと。
あなたがあなたであることには、
何の問題もない。
お金持ちだろうが、有名だろうが、
特別扱いはしない。
だって、みんな『特別』でしょ?
■経営者・リーダークラス
創業社長、フリーランス、マネージャー以上の方限定の音楽を総合的に学び、体感するクラス。
直感や創造性、先読みする力を鍛え、ビジネスや人生に活かすカリキュラムです。
呼吸法に始まり、ボイストレーニング、ソルフェージュ、アドリブ、作詞作曲、合奏など、
チームごとにトータルに音楽を体感します。
https://riyukamij.net/free/songwriting
いいなと思ったら応援しよう!
