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【飛鳥II 世界一周 ランドツアー パリ 3-7】ちょうど良いタイミングで見ることができました

飛鳥II 世界一周クルーズ 44日目の2024年5月18日 、ランドツアー「パリ滞在 3泊4日」に参加していました。
ランドツアー 3日目は、夕食まで自由行動でした。
朝早くからヴェルサイユ宮殿へ向けて出発し、宮殿内の様々な部屋を見学しいろんなナポレオンに会うことができ庭園でルイ14世のこだわりを感じることができました。
その後ルーヴル美術館へ向かい有名作品の本物を見れて幸せになりました
ルーヴル美術館を観光した後半の出来事について
、お話します。


かいが

ルーヴル美術館のドゥノン翼の2階で、レオナルド・ダ・ヴィンチ以外の絵画も見ました。

さいだい

ルーヴル美術館で一番大きい絵は、パオロ・ヴェロネーゼの「カナの婚礼」です。
6.77 m × 9.94 m だそうです。
最初見た時、その大きさにびっくりしました。
この絵は、実は「モナ・リザ」と同じ部屋にあります。
「モナ・リザ」に集中しすぎず、この絵にちゃんと気づくことができて良かったです(笑)。

らふぁえろ

こちらは、ラファエロ・サンティの「美しき女庭師」です。
ラファエロは、盛期ルネサンスを代表する三大巨匠の一人です。
(後の二人は、レオナルド・ダ・ヴィンチミケランジェロです。)
この聖母子画には、聖母マリア、聖書に手を伸ばしている幼子イエス・キリスト、ラクダの衣を身につけている幼い洗礼者聖ヨハネが描かれています。
ラファエロはダ・ヴィンチの影響を大きく受けており、この絵のピラミッド型構成にもそれが表れているそうです。

たいかんしき

こちらは、ジャック=ルイ・ダヴィッド 作「ナポレオン1世の戴冠式」です。
ノートルダム大聖堂での大帝ナポレオン1世の成聖式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠式を描いています。

ヴェルサイユ宮殿にも同じ絵画があり、この日の午前中に見てきました。
ダヴィッドは全く同じにならないよう、お付きの人のドレスを変えました。
ヴェルサイユ宮殿のはピンク色の服の人がいて、ルーヴル美術館のは全員白色です。
2つの違い、しっかり確認できました。

じゆうのめがみ

こちらは、ウジェーヌ・ドラクロワ作「民衆を導く自由の女神」です。
1830年のフランス7月革命で立ち上がった人々を描いています。
フランス国旗を掲げて民衆を導いている女性は、フランスのシンボルであるマリアンヌです。
銃を持ったシルクハットの男性は、ドラクロワ本人と言われています。

こちらの絵画、6ヶ月の作業を経て2024年5月2日から再び一般公開されました。
この日は5月18日なので、公開されたてほやほやの絵画が見れて、とても幸せでした。

おだりすく

こちらは、ドミニク・アングル作「グランド・オダリスク」です。
ドミニク・アングルは、当時ナポレオン1世のお抱え画家でした。
この絵は、妹でナポリ王妃のカロリーヌ・ボナパルトからの依頼で、オダリスク(オスマン帝国において君主のハレムで奉仕する女奴隷)を描いています。
こちらの絵は、発表時に「歪んでいる」と酷評されました。
実際にはドミニク・アングルが女性の美を形式化して表現するため、曲線や色、構図、コントラストなど様々な技法を使っているのだそうです。
絵を見つめていると、その構図と滑らかな曲線に視線が流れていくような感覚になりました。

くうかん

絵画部門の天井はとても高く、上にも広い空間でした。
壁紙や装飾は宮殿だった頃の名残でしょうか。
こうした豪華な空間でゆっくり絵画鑑賞できるのは、贅沢だなぁと思いました。

ちょうこく

ベンヴェヌート・チェッリーニ作の「フォンテーヌブローのニンフ」や、チャールズ・ルイス・ミュラー作の天井画「ヤシと花輪を配る栄光」のある階段を降りたドゥノン翼1階に、彫刻部門があります。
この部門には、古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門に属さない、1850年以前の彫刻が収蔵されています。

みけらんじぇろ

こちらは、ミケランジェロ・ブオナローティ作の「抵抗する奴隷」(左)と「瀕死の奴隷」(右)です。
ローマの教皇ユリウス2世が自分の霊廟制作をミケランジェロに依頼し、この2体含め全4体制作されましたが、教皇死後霊廟縮小化により、未完成のまま放置されることとなったそうです。
どこまで未完成なのかは不明ですが、未完成とは到底思えないほど、今にも動きそうな躍動感あふれる作品でした。

そして、これで盛期ルネサンスを代表する三大巨匠全員(ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロ)の作品を見ることができました。

なかにわ

リシュリュー翼の半地下に、マルリーの中庭とピュジェの中庭があります。
空も見えるかなり広い空間に、たくさんの彫刻が並んでいました。
ちょうど学生さんが発表されていて、こんな素晴らしいところで貴重な経験しているなぁとほのぼのしました。

おりえんと

リシュリュー翼の1階に、古代オリエント美術部門があります。
この部門は、1881年に創設された二番目に新しい部局で、イスラム教普及前の古代オリエント文明の美術品が収蔵されているそうです。

めにはめを

こちらは、ハンムラビ法典です。
紀元前18世紀後半にバビロニア王ハンムラビが発布した、完全な形で残る世界で4番目に古い法典だそうです。
ここに「目には目を、歯には歯を」って書いてあるのか・・・と、感慨深くまじまじと見てしまいました。

おわりに

飛鳥II 2024年 世界一周クルーズ ランドツアー「パリ滞在 3泊4日」3日目の出来事について、お話しました。

ルーヴル美術館で、一番大きな絵画、ラファエロ、「ナポレオン1世の戴冠式」、「民衆を導く自由の女神」、「グランド・オダリスク」、ミケランジェロ、そしてハンムラビ法典などを見ました。
特にドラクロアの「民衆を導く自由の女神」は、ちょうど修復&一般公開したての良いタイミングで見ることができて、とても幸運でした。

次は、ランドツアー 3日目の続きの出来事について、お話します。

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