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すばらしいお母様「やるね!次の本に入りたいって言ってたもんね!がんばった!」

今日も生徒様(6歳男の子:年長)が授業にきてくれました。

 授業が始まるとすぐに
「せんせい!ぼくね、早く新しいテキストに入りたいんだよ!
だから間違えたところからぜーーーーんぶ直ししちゃうよ!」

くりくりした大きい目を見開いて目標を宣言していました。

「そうだね!一緒に間違い直しを終わらせよう!」

 「はーい!」

元気に返事をしながらテキストを進めており、
ニコニコ笑顔で解いていきます。 

▼6歳の男の子(年長)はどのようなお子様?

初めて塾にいらした時、まだ4歳で年中だった生徒様は
自宅で計算を学び始めた時期でした。

それから17か月経過し、ちょうど小3の2学期以降で習う計算に取り組んでいるところです。

計算力は26か月目、暗算力は23か月目(※1)のレベルに到達しています。

計算力:26か月目
・234-28=
・42×8=
 

暗算力:23か月目
・7+6+5+8=
・60+28=
・かけ算九九 暗記済み

計算力とは、計算の解き方を知っていること。
暗算力は、身につけた計算の解き方を使って暗算で(筆算せず)解けることを指しますが、こういった問題ができるようになります。

(※1)週に2時間の授業でどんな計算ができるようになるのか
「絶対できる!暗算力一覧表」で、親御さんにお約束しているものです。


「間違えた問題をもう一度解く」

当たり前にコツコツ繰り返していますが、
一般的には4歳~6歳のお子様であれば
1度解いた問題よりも新しい問題をポンポン解きたい傾向にあります。

なぜなら、間違い直しは4歳~6歳のお子様にとっては難しいことの1つだからです。

  1. お子様がどのように間違い直しをすればよいのかわからない

  2. 間違い直しをすることに慣れていない

 ことが難しく感じられる理由に挙げられます。

間違い直しは正しいやり方をきちんと理解し繰り返すことで
全員ができるようになることなので、

6歳の生徒様とも一緒に解き方や間違い直しのやり方を確認しながら、
「次のテキストに入りたい!」という目標に向けて練習を進めていました。
今では自分の力で間違えたところをコツコツとやり直しています。

 6歳とは思えない集中力を発揮していて
「あれ?先生どこ?!」
と、少し離れて見ていた私がどこにいるか気づかないほどでした。笑

【おめでとう!称えあう作戦】

私を見つけた瞬間、
「全部おわったー!テキストおわったー!」
と大きな声で知らせてくれました。

「やったね!おめでとう!やりきったね!」

「うん!」

このやり取りを聞いていた周りの小学生のお友達からも

「おー!やったね!」
「はやい!年長さんなのに私と同じテキストになるね!すごいよ」

 たくさんの「おめでとう!」の声が飛び交います。

「では、新しいテキストを渡します!」

この一言で、みんなで一斉に拍手しながら

「ぱーぱぱぱーぱーぱー♪」BGMで威風堂々を歌います。笑

正直言うと、私から子供たちに拍手をする、歌うなどの指示を出したことはないのですが、
いつの間にか新しいテキストを渡すときの儀式になっています。笑 

生徒様は新しいテキストとともに、次のレベルに入りました。

 ページをめくりながら
「かけ算の難しいのをやるんだ?!」
「わー!見て!こんな大きな数字が出てくるの?!すごっ!」
と、また大きい目をキラキラさせて
これから習う新しい数字や計算に気持ちが高まっていました。

結果的に休憩を取らずお勉強し続け、
今日も1時間の授業で 70問以上 の計算を解いていました!

自分から間違い直しをしていく様子を見て、
教えている私も楽しい時間を過ごすことができました。

授業の後、お母様がお迎えにいらっしゃったので
玄関先でお子様の頑張っていた様子をお伝えしました。

 その時にちょうどお子様がお母様に駆け寄り、
「今日ね、ぼくね、新しいテキストに入ったんだよ!
次のレベルにいったよ!2桁の数字、ほら58×3とか
そういうのが出てくるかけ算をやったんだよ!」
と、習い事バックを持ちながら飛び跳ねて伝えていました。

お母様はお子様を自転車に誘導しながら

『やるね!〇〇、次の本に入りたいって言ってたもんね!がんばった!』

『良かったね!』

と、お母様もお子様と同じくらいうれしそうに
ひまわりのような笑顔で明るく答えていました。

▼6歳の男の子(年長)のお母様はどのようなお人柄?

お母様は働いており忙しい方です。

算数のお勉強を始めたきっかけは、
『本人が楽しく学べるといいなと思いました。まだ小さいので、まずは‘できることの楽しさ’を感じてもらえたらいいなと思っています』

とのことでした。

今日のお子様の授業の様子をお伝えしたところ
『いつも楽しく通っています。数や計算がさらに得意になっていることを実感しています!』

と伝えてくださいました。

続けて、
『最近は家でも自分から「計算する!」と言って、テキストを進めようとすることもあるんですよ!

「家で間違い直しをしておくと、ここ(計算塾)に来た時にすぐ新しいところに入れるから!」って言ってました。笑

もともとコツコツできるタイプかなと思っていたけど、私もびっくりしました!笑』
と、自宅でのお子様の様子をうれしそうに伝えてくださいました。 


▼楽しい=計算の仕組みや数字に興味を持つこと!

一般的に楽しいというと
お友達と一緒にいるから楽しい!とか、テーマパークで遊んでいて楽しい!という一過性の楽しさを想像する方が多いのではないかと思います。

しかし
算数や計算のお勉強で「楽しい」という気持ちは一過性の楽しさとは異なります。

お子様が計算の仕組みや数字に興味を持ち
おもしろいと思うことで楽しくなり学んでいけます。

お子様が計算や数に興味を持てるように計算塾が様々な工夫をするのは
当たり前です。

そのうえで
「計算がおもしろい!だから楽しい!」という気持ちになったお子様が
その気持ちを継続できるようにと考え、
お母様が「楽しむ」ことに重点を置いたお声がけをされていることに
すばらしいと感じました。 

そして、
お母様はお子様の目標や目指していることをちゃんと覚えていて、
目標を達成した時にさりげなく認めている様子がすばらしかったです。 


子供用の小さい自転車にまたがり、お母様の後ろをついていこうとしながら、お話の続きをしています。 

『すごいなー!今日もがんばったね!たのしかった?』 

「うん!楽しかったー!」

小さくなっていく後ろ姿からもまだ楽しそうに親子で会話をしていることがわかります。

見送っている間に気づいたら私も笑顔になっていました^^

 ***最後までお読みいただきありがとうございました!***
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