目標達成できないのは、計画時点ですでに失敗しているから
久しぶりにビジネス書が読みたくなり、書店でこの本を購入した。
非常に面白い内容だっただけでなく、私たちの仕事や学習にも転用できそうな知識を得ることができた。
実際にこの本で得た知見をもとに1週間の学習・仕事計画を作成・実施したところ、非常に生産的な1週間を過ごすことができた。
このnote記事では、私が実際に行ったプロジェクト計画について紹介しようと思う。
※本の内容が気になる人は、実際に購入して読んでみてほしい。
計画が全て
この本を読んで一番驚いたこと。
それは「計画に時間をかける」ということだ。
最初に時間をかける
私のようにスタートアップ業界で働いていると「考えるよりもまず行動。動きながら考える」という価値観を重要視してしまう。
しかし、一刻も早く動き出したくなる衝動を抑えて、計画フェーズに時間をかけることでプロジェクト(目標達成)の成功率が桁違いに向上する。
それでは、具体的に最初に時間をかけるというのはどういうことなのだろうか?
わかりやすい例がこの本の中にあったので、引用させてもらう。
これは実際にあった超巨大高層ビル工事の実例であり、計画フェーズでこれ以上ないほど精密に計画した結果、歴史に残る大偉業を成し遂げたという内容だ。
この例を読むと計画の重要性が腑に落ちたのではないだろうか?
もし、この工事が「考えるよりも行動する」ことを優先していたら、工事の最中に何度も釘やネジ、アルミ・スチールなどを追加発注しないとならなくなるだろう。その度に待ち時間が発生し、作業を後ろ倒しにしなければならなくなる。また、ある作業の遅れが他の作業をブロックするため、一つの遅れが他の作業の遅れを誘引することになる。
これと同じことが私たちの勉強計画や仕事の計画にも当てはまる。
1時間単位で自分の行動計画を立てる
あなたは、勉強・仕事計画を立てる際に、1時間単位で自分の勉強・仕事時間を計算したことがあるだろうか?
自分が1時間でこなせる量を真剣に検討したことがあるだろうか?
本来、計画を立てるときはビル建設に必要なネジを1本単位で管理するように、自分の時間を1時間(下手したら1分)単位で管理しないとならない。
頭の中で失敗する
1時間単位の綿密な計画のいいところは事前に頭の中で失敗できるということだ。
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