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凛花のアイデア事典

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家事や片づけなど「暮らし」にまつわるアイデアのインデックスとしてまとめました。
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#文章を書く

毎日更新3,700日から気づいた「書き続ける」25のヒント

毎日更新3,700日から気づいた「書き続ける」25のヒント

ブログを毎日更新し続けて10年。
3,653日。──それを自分の意思で終えたのは、2024年の大晦日のことだった。

たしかに終えたはずだった。

あれからまもなく2ヵ月になろうとしている今振り返ってみて「形が変わっただけかも」と感じた。

ブログは宣言通り、週1更新に落ち着いた。
毎週水曜日に公開すると決めている。

でも、書くことそのものをやめたわけじゃない。
むしろ今でも毎日、文章を書いてい

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真実味のある"嘘"のつくりかた ─自衛や創作のための演出テクニック─

真実味のある"嘘"のつくりかた ─自衛や創作のための演出テクニック─

物書きの端くれとして、心にとどめておきたいことがある。文章を読んだときに「相手からどう思われるか」ということだ。

ここでいう”相手”は「不特定多数の人物」ではなく、自分の文章に登場する《なんらかの役割を持った人物》を指している。

というのも、こんな経験があったからだ。
今から15年ほど前のこと──。

”見知らぬわたし”が愛を乞う

父に送ってもらい繁華街のカフェへ向かった。

地元に戻るのは

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Webライター9年目のわたしが伝える「すぐ原稿が完成する」3つのスキル

Webライター9年目のわたしが伝える「すぐ原稿が完成する」3つのスキル

5歳の息子を乗せたバスが遠くなっていく。窓のほうからこちらを見て、まっすぐ一文字に口を結び、小さく小刻みに手を振っている。

「今日もはじまりましたねえ」

ママ友が疲れた顔で言う。お互い、小学生と幼稚園の子どもを持つわたしたちの朝は戦争だ。7時半に上の子を送り出し、9時過ぎにようやく下の子が出発する。上の子が帰ってくるタイムリミットは5時間後。

寂しさと開放感の両方がごちゃまぜになった気持ちで

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大人の"感性"の育てかた─物書きにこそ「ジェスドロ」をおすすめする理由─

大人の"感性"の育てかた─物書きにこそ「ジェスドロ」をおすすめする理由─

午前5時。子ども部屋のドアを、父がノックする。

「朝市行くよ」
「やだよ。ねむいもん」

わたしはふとんの中でもぞもぞと寝返りを打つ。

「いいから、早く着替えて」

外はまだ暗い。夜っていうほどではないけれど、陽の光の一筋も感じられない。渋々車に乗り込む。あくびが止まらない。

書くために、いちばん大事なことしばらく車を走らせていると、空の色が変わってきた。
天頂の青色はやや淡くなり、空の端っ

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