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最新のセーブデータから始めます。
えんじ色の電車を降りて、
左ポケットから定期を出した。
少し、喉が渇いている。
いつか貰ったこのワンピース。
エスカレーターに巻き込まれぬように、
そっと裾を上げた。
左腕のブレスレットは、赤と青のツートーン。
好きな色の組み合わせ。
あれ、右手じゃなかったっけ。
ふとやる気が失せるような音と共に音楽が止まる。
あぁ。充電してくればよかったな。
ガヤガヤ雑音が耳に戻ってきた。
私は思わ
華のOLは宝箱の中身を知らない
指に血が伝うのがわかる。
けどそんなの見てられない。
絆創膏を探して三千里。
家中にある棚という棚をワナワナと探していく。
Amazonから来たワクワクを玄関に置いたままにして。
昨日あれほど絆創膏を置く場所を決めたのに、
その場所を覚えてない本末転倒っぷり。
ーーーガンッ
「痛ったぁい!!」
そしてぶつける右足の小指。
その衝撃で頭に落ちてきた絆創膏。
やっぱり私には運がない。
人
タイトルってすんごい難しいと思うんですよ。やっぱりその作品の顔であって、その作品の要約であるモノでなければなりません。これは簡単に言いますが難しいことです。タイトルに凝りすぎてしまえば、なんだかカッコつけたようになってしまっていけませんし、逆になろう系みたいなタイトルを簡単につけてしまうのもいかかがな気がします。さぁここまで文字を打っていますが、タイトルのタの字も思いつきません。さぁこんな調子で私はいいタイトルをつけられるのでしょうか。と言うか私は今何度タイトルと打ったのでしょうか。気になってしまって数え
ーーーーーーこれっくらいの
おべんとう箱に
「なんでわざわざん僕の実家に?」
最期のゼミを終え
皆帰路に着いた頃、連絡があった。
<終わったら、連絡してね。>
普段の雰囲気とは少し違う文面から覗ける
異常事態の発生にたじろくばかりだった。
「ここだったよね。
私たちの関係が始まったの。」
高校三年生の冬、
お互いに受験を終えた僕たち2人は
ここから恋人としての関係をスター
例えるなら、薔薇のような。
「梅!」
「梅澤さん!」
今日もどこかで、こんな声が聞こえる。
声の主は先輩、同級生、後輩なんて関係なかった。
そんな人が、私の席の前にいる。
「おはよ!」
例えるなら、マンゴーフラペチーノのような爽やかさと
「昨日食べすぎちゃったぁ。」
キャラメルフラペチーノみたいな甘さだ。
だからこそ、私はいつだって
「それでも、梅は綺麗だよ。」
ホットスナックみたいな定型文しか返せない。
隣の席の学級委員は律儀です
「暇やぁ、、、。」
喉から搾り出すように出た現状報告。
でも、誰にも届くことなくクーラーに吸い込まれる。
なんの気なしに見るTwitterも
ただ更新の変な音を聞くだけに変わってしまって
たまぁに新しいツイートが出てきても
だいたい質問箱の自動ツイート。
もう嫌になっちゃう。
「Twitterサークルって結局なんやねん。」
もちろんそんな質問に答えてくれる人なんかいなくて
結局全部クー