僕は君を知っている
思い出せ
見かけたことはあるはずだ
気のせいだろうか
胸が締め付けられる
『やっぱり運命だったんだ。』
なぜかそう言っていた
「離して!」
思い出せ
初対面じゃないはずだ
ポスターとそっくりの人だったか、
ドラマに出ていた俳優だったか、
見間違えじゃないはずだ
「誰ですか?!」
名前も知らないあなたから目が離せない
『誰かわかる?』
「わかんないです」
どこの誰だかわからないやつ
と
どこの誰だかわからないやつ
『君の名前は何?』
頭の中は真っ白だ
それでも
「私は、、、」
知らない街の知らない道で
僕は気づいたんだ
運命の歯車は動きだした。