先日はついに札幌でも大雪が降り、家の雪かきも朝に1回、家族で外出をして戻ってきてからもう1回と1日に2回も雪かきをしなければいけないほどでした。今年は例年に比べて雪が少なかったのでやっぱり降るときは急に積もりますね。私は雪かきは人生で最も無駄な時間と思うくらい、雪かきが嫌いなの雪が積もらないことを祈るばかりです。。
それでは本日のテーマです。
人はなぜ太る?
なぜ人は太るのでしょうか?それは体にある、脂肪細胞が肥大化してしまうことで脂肪細胞が大きくなってしまうからです。
脂肪細胞には白色脂肪細胞と褐色脂肪細胞という2つの細胞があり、この2つは同じ脂肪細胞でも正反対の働きをしています。
白色脂肪細胞というのは、名前の通り白い色した脂肪細胞で脂肪を蓄える働きをしています。白色脂肪細胞の役割は、脂肪を蓄えることと、クッション作用になることです。脂肪が柔らかいのはクッション作用の働きがあり、体を守るためにあると言われています。そのため、体の中でもお尻・胸・お腹などに多く白色脂肪細があります。特に女性は下腹部に子宮があるため、子宮を守るためにお腹に脂肪が男性以上につきやすいと言われています。
褐色脂肪細胞は余分な脂肪を分解してエネルギーを消費してくれる働きをしてくれます。この褐色脂肪細胞は心臓や肝臓の周りなど身体の決まった部分にしかないと言われていて、加齢とともに減少してしまいます。特に40歳を境に急激に激減していくため、加齢とともに痩せにくくなるというのは褐色脂肪細胞が関係していると考えられています。褐色脂肪細胞は肩甲骨の周りにも多くあると言われているので肩甲骨を多く動かしてあげると褐色脂肪細胞が活性化してくれて体の代謝機能を上げてくれます。
まず太る原因として、ただ単に筋肉の減少だけでなく、脂肪細胞の肥大化と褐色脂肪細胞の減少ということも関係しているのだとわかります。
なぜ脂肪細胞は大きくなるのか?
では、この脂肪細胞はどうして肥大化していくのでしょうか。
まず、血液中の中性脂肪が脂肪細胞の大好物になっています。そのため、『中性脂肪の摂りすぎ=肥満』と直結することになります。
また、太る原因は脂質だけでなく身体のエネルギーになる『ブドウ糖』にも注意が必要です。炭水化物は体内で分解されてブドウ糖に変換されます。このブドウ糖は血液中を流れ、身体を動かすエネルギー源となります。
炭水化物は、インスリンの働きによって身体を動かすエネルギーとして利用されるため非常に重要な栄養になります。車で言うガソリンですね。このエネルギーとして使用されなかったブドウ糖はグリコーゲンに変換され、肝臓や筋肉に蓄えられます。しかし、このグリコーゲンとして蓄えきれなかったブドウ糖は脂肪細胞に蓄えられてしまうため、脂肪細胞が大きくなってしまい、太ってしまうのです。最近では糖質制限というダイエット法がはやり過剰に炭水化物(糖質)を悪者として考えてしまい、炭水化物(糖質)=太ると考えられがちですが炭水化物は体にとってとても大事な栄養素なので取りすぎなければいいのです。
中性脂肪と炭水化物などの糖分を過剰摂取しなければ、脂肪細胞が肥大化することはないので、もし体重を落としたい、増やさないようにするのであればまずはこの2点から気を付けて食事をとってみてください。
なんでも過ぎというのはよくありません。運動も食事もやりすぎ、取りすぎにならないようにかといって取らなさすぎ、やらなさすぎもよくありません。運動も食生活も適度に無理なく習慣化して自分の生活にあった量や質を選んでいきましょう。