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子どもの詩

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自分の子どもに育てられている大きな子どもの詩です。 子どもの掛けがえのない今を残しておきたいから作ります。いつかのあなたに届くといいな。
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♯子どもの詩(エッセイ風絵本用) いつも大好き

♯子どもの詩(エッセイ風絵本用) いつも大好き

「いつも大好き」

あなたのその言葉が嬉しすぎて
私は思わずあなたを抱きしめた

そしてあなたの言葉を繰り返すようにして
私があなたに返した時
あなたも私の言葉をなぞるようにして
またその言葉を私にくれた
そうして何度もその言葉を二人で繰り返したね

あの日は日曜日で
あなたを私の大好きな場所へ連れ出した

朝ご飯を食べるのも
待っていられなくて
すぐに家を飛び出した

お腹が空いたのも忘れて

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※絵本(字のみ) あなたには今、何が見えているの?

※絵本(字のみ) あなたには今、何が見えているの?

※「もしいつか生き方に迷った時に、私の声が届かないくらい悩んでいる息子に届けたい言葉」を想定して作りました。

自分にとっての意味を追いかけて
やっと追いつけたと思ったら
それはまったく違っていて

しばらくしたら
また自分にとっての別の意味を見つけていた
今度は追いかけようかどうか迷っている

でも結局追いかける
だって待っているだけではそれが本当かどうかも分からない

だからまた追いかけて追い

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♯家族の詩 私の彩り

♯家族の詩 私の彩り

あなたが帰ってきて
お部屋がぽっと明るくなった
その後パパが帰ってきて
心の中まで明るさが広がった

あなたとパパで
やっと見える
行き先がなかった私の旅路
どこに行くか
何があるか分からなくても
光があれば
進んでいける
あなたとパパの両方が
私の彩り

あの時知らなかったあらゆる感情が
今の私の中心で
私の全て

お帰りなさい
そしてありがとう
あなたとパパのいる
何でもない日常が今日も続いて

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♯子どもの詩 ごめんねとありがとう

♯子どもの詩 ごめんねとありがとう

日曜日
お腹が痛いと言い張るあなたが
無理やり仕事だったパパを
連れ戻した

お腹が痛いのは親の気を引きたかったからかもしれない
そう話す医者の話に
身体が悪くなくてよかったと思えるだけではない
何かが私たちを変えた

お腹が痛かったはずのあなたは
よく食べよく走りよく笑った

パパが仕事に行くのを嫌がって
結局パパはあなたと一緒にいた
一昨日のパパが
いつもと違うのに
あなただって気付いていたん

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♯子ども 届かない感情の先にいつも辿り着く

♯子ども 届かない感情の先にいつも辿り着く

あなたは覚えていてくれる?
私が息ができないくらい
あなたは顔をくっつけて
顔が痛いくらい
強く強く
顔をくっつけたあの日

あなたは知らなかったよね
あの時私がパパに少し申し訳ない気持ちだったこと

あなたがなかなか眠れないのを心配していたのに
あんなにべったりだったパパじゃなくて
結局あなたは私のところに行ってしまった

あなたは結局私で安心する
それは私も同じだけど
私はそんな時ずっとこれが

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♯子ども 電車の置き去り

♯子ども 電車の置き去り

あなたより
小さいあの子が
あなたが遊ぶ電車を眺めていた

勇気を出してパパと一緒に
こっちに来てくれたんだけど
すぐに泣き出してしまったあの子

あなたはあの子が行ってしまってから
しばらくして
持っていた電車を
あなたから少し離れた場所に置いた
さっきまであの子がいた場所から
ほんの少し離れた場所
あの子は気づいてくれるだろうか

もうあの子の泣き声は遠いところ
電車はまだあなたが置いた場所の

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♯子ども 目を覚ますと

♯子ども 目を覚ますと

目を覚ますと
いつも家を出る時間だった

あなたはいつも通りだったけど
私は焦っていた

あなたはのんびりしていたいだけだったのに
そうはさせてもらえなかった
あなたは車で遊びたい気分だったのに
少し遊んだだけで
いつもより怒られた

大人って訳分かんない
きっとあなたはそう思っただろうね
いや、勝手にそんなふうに決めつけないでよ
本当はそう思っているのかも

私は確かに焦っていた
でもあなたにと

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♯子ども 空の涙

♯子ども 空の涙

曇り空
あなたと一緒に眺める空から
涙が落ちて来た

レジャーシートを手繰り寄せて
あなたは包まろうとするけど
上手くできない

私は仰向けになって
空の涙を受け止めた
あなたも一緒になって寝転んだ
でもすぐに空は泣き止んだ
我慢しているのかもしれない

またしばらくすると空は涙を流した
今度はたくさん
人はどんどんいなくなった
寂しそうな曇り空
決して強がっていたわけではないんだね

雨の中

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♯子ども 朝の時間

♯子ども 朝の時間

どうしてそんなところで寝ているの?
気がついたら
あなたはまた私から離れたところで
私に足を向けて眠っていた

あんなに近くで顔を寄せ合って眠ったのに
起きたら大体遠くに行ってしまうあなた
タオルを蹴り上げていた

また風邪引いちゃうよ
そっとタオルを掛けたのに
あなたはそれに気づいて
足をばたつかせて
またタオルを蹴り上げた

寝ぼけて何か喋っていたけど
まだ眠っているみたい
いい夢だといいな

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♯子ども ママだけじゃない私と

♯子ども ママだけじゃない私と

目が覚めると
あなたが遠くにいた
タオルが掛かっていないことを知って
タオルを掛けようとした時
あなたがお腹を出して寝ていたことを知った

気持ちよさそうに寝ているあなたが起きないように
そっとタオルを掛ける
タオルでお腹が隠れるように
あなたはすぐに気配を感じ
何かしら声を発し寝返りした
起きていないことを確認して
またタオルをそっと掛け直した

今日はゆっくり眠れるといいね
いつもより早く目が

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♯子ども 痛み

♯子ども 痛み

鼻水が出ていたあなた
鼻吸い機で鼻水を吸うのが嫌で
その度に泣き叫んだ

パパも私も
嫌がるあなたが見ていられなくて
あなたのためだと思って
心を奮い立たせた
でも本当は何があなたのためだったかなんて分からない

昨日は何度も夜中に目が覚めて
その度に泣き叫んでいたあなた
朝起きた時はもう大して気にしていないようだったけど
パパも私も心が痛い

何が正解かなんて分からない
でもどんな選択もあなたの

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♯子ども 痛くないよ

♯子ども 痛くないよ

「ぶつかってないよ」

あなたはそうやって大きく頭を振ってみせた
顔には赤い痣がある
あなたが嘘をつくのは
友達を庇っているから?

「痛くないよ」

私の質問を
平気な顔をして
全部否定してみせたあなたは強がっていたのだろうか

もしかしたら嘘をつきたい気分なだけだったかもしれない
でも私はこれが初めてではないことも知っているし
あなたの優しさも知っている

そんなあなたの優しさが尊いようで

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♯子ども 雨の日

♯子ども 雨の日

雨が降ったり止んだりする日

雨はすっかり止んだのに
風が吹くたびに
葉っぱについた粒が
落ちてくる
傘で撥ねる雨粒の音と
葉っぱのさわさわなる音が
一緒に踊ってる

緑の絨毯の黒い模様は
芝生で群れるカラスたち
芝生の緑とよく調和して気持ち良さそう

あなたとパパが
二人で遊んでる
私は少し離れた場所で
コーヒーを飲みながら
二人を眺めている

その時強い風が吹いた
近くにあった葉っぱは全部持っ

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あなたはいつも私の味方

あなたはいつも私の味方

私とパパが喧嘩した時
あなたは私の傍にいた
いつもは優しいパパが
ずっとムスッてしているのが
怖かったせいもあるかもしれないけれど
私は嬉しかった

結局いつもパパにやらせていることを
あなたは全部私にやらせた
これじゃあ、まるでパパはあなたも敵に回したみたいだね
パパにとっては散々な日
私はちょっとパパのことを気の毒に思ったよ

あなたが私に怒られている時
パパはあんなにあなたのことをいつも庇う

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