ケヴィン・ケリーの本を紹介しまくる 『テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか?』part,2
前回にひきつづき、わたしの大好きなケヴィン・ケリーの2冊目の著書『テクニウム テクノロジーはどこへ向かうのか?』について紹介したいと思います!
この本はテクノロジーの進化を、生物の進化になぞらえて論じた画期的な1冊です。高度に発達した科学技術のその先に、何があるのか? ケヴィン・ケリーの慧眼と鋭い洞察力が光ります。彼が解き明かす、テクノロジーと人類の未来について興味が湧いてきませんか?
※ケヴィン・ケリーは、雑誌「Wired」の創刊編集長であり、あのスティーブ・ジョブズが伝説のスピーチで引用した雑誌「全地球レビュー」の編集者でもあります。
主な内容
テクノロジーは、生物と同じように自己増殖し、進化していく
テクノロジーの進化は、複雑性、多様性、自由、美、感受性、構造性、遍在性 といった7つの原則によって説明できる
テクノロジーの進化は、人間社会に大きな変化をもたらす
この本は、テクノロジーの「本質」を理解したい方、そしてテクノロジーの未来を予測したい方、テクノロジーと人間社会の関係について考えたい方におすすめです。
テクノロジーの自己増殖と進化について
『テクニウム』において、テクノロジーは生物と同じように、自己増殖し進化していく存在として描かれています。
自己増殖とは、テクノロジーが自分自身を複製し、数を増やすという現象です。例えば、コンピュータは、データを複製して新しいコンピュータを生み出すことができます。また、インターネットは、情報を複製して世界中に拡散することができます。 進化とは、テクノロジーがより複雑になり、より高度になっていくという現象です。
また、スマートフォンは、昔の携帯電話よりもはるかに複雑で高度な機能を持っています。また、人工知能は、人間よりも知的な能力を持つようになりつつあります。 テクノロジーの自己増殖と進化は、以下の「3つのメカニズム」によって促進されます。
テクノロジーの自己増殖と進化の3つのメカニズム
イノベーション 新しいテクノロジーが創造されること
適応 テクノロジーが環境に適応すること
拡散 テクノロジーが広まること
そして、この本ではテクノロジーには「進化の7つの原則」があり、それを理解することが何より重要だと書かれています。
テクノロジーの進化の7つの原則
複雑性 テクノロジーは、より複雑なシステムへと進化していく
多様性 テクノロジーは、多様な形態へと進化していく
自由 テクノロジーは、より自由なシステムへと進化していく
美 テクノロジーは、より美しい形態へと進化していく
感受性 テクノロジーは、より感受性のあるシステムへと進化していく
構造性 テクノロジーは、より構造化されたシステムへと進化していく
遍在性 テクノロジーは、より遍在的な存在へと進化していく
テクノロジーの進化がもたらす未来
テクノロジーの進化は、人間社会に大きな変化をもたらす可能性があります。 ケリーは、テクノロジーが人間を超える可能性があると考えています。
例えば、人工知能は、人間よりも知的な能力を持つようになり、人間社会の様々な問題を解決できるようになるかもしれません。 一方、テクノロジーの進化によって、人間が不要になるという懸念もあります。
もうひとつには、ロボットが人間の仕事を奪うのではないか、人工知能が人間を支配するのではないか、といった懸念もあるでしょう。 テクノロジーの進化がもたらす未来は、まだ誰にもわかりません。
しかし『テクニウム』を読むことで、テクノロジーの本質と未来について、新たな視点を得ることができるかもしれません。
ぜひ一度、手に取ってみてください。
『テクニウム』が示す新たな可能性!
あなたもテクノロジーの本質を理解し、未来への道筋を見極めましょう。
【編集後記】
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