飛行機のなかで読むのにおすすめの本を紹介
空の旅のお供に、どんな本を選んでいますか?
機内での読書は、日常の喧騒を離れ、自分だけの世界に浸ることができる至福の時間ですよね。
窓の外に広がる雲海を眺めながら、あるいは静かな機内でゆったりとくつろぎながら、読書に没頭する……
そんな贅沢な時間を満喫するために、今回はフライト中におすすめの本をジャンル別に紹介していきます。
これから紹介する本は、空港の書店でも必ず売っている有名なものばかりですが、出張にしろ旅行にしろ、ターミナルは忙しく、本を選ぶ時間などありません。
先に買って取っておくのが良いでしょう。
1. 長時間フライトも飽きさせない! 読み応え抜群の長編小説
長時間のフライトでは、読み応えのある長編小説を選んでみてはいかがでしょうか?
物語の世界にどっぷり浸り、時間を忘れて読書を楽しむことができます。
重厚な歴史小説で旅気分を盛り上げる
司馬遼太郎の『竜馬がゆく』は、幕末の動乱期を生きた坂本龍馬の生涯を描いた壮大な歴史小説です。
上下巻合わせて1000ページの超大作ですが、飛行機での移動時間を使えば、一気に読み進めることができます。
雄大なスケールで描かれる物語は、主人公の龍馬が様々な地に出奔することもあり、旅情を掻き立て、フライト中の時間を忘れさせてくれるでしょう。
幕末の志士たちの熱い想いに触れ、歴史ロマンに浸るのもおすすめです。
ミステリー小説でドキドキハラハラ!
東野圭吾の『白夜行』は、緻密なプロットと衝撃的な展開で読者を魅了するミステリー小説。
幼い頃の誓いを守るために、亮司と雪穂が互いのために次々と犯罪に手を染めていきます。
19年もの歳月をかけて淡々と進行していく本作は、機内での時間に最適です。
ミッチェルの『風と共に去りぬ』を下敷きにしており、複雑に絡み合う愛憎入りまじる人間関係、切り絵や写真といった作品を彩るアイテム、複層的な謎解きを楽しみながら、フライト時間を満喫しましょう。
2006年にテレビドラマ化されているので、読んだ後に席にあるテレビで見るのもおすすめです。2011年の映画版はかなり省略されていますね。
2. 気軽に読める! 短編集やエッセイ
「長編小説を読むのはちょっと……」という方は、短編集やエッセイを選んでみてはいかがでしょうか?
短時間で読めるので、フライト中の空いた時間に気軽に読書を楽しむことができます。
短編集で色々な世界を覗いてみよう
星新一の「ボッコちゃん」は、奇想天外なアイデアとブラックユーモアが詰まった短編集です。
どの作品も短さと面白さがウリで、1話あたり5~10分程度で読破可能。
フライト中のスキマ時間に気軽に読むことができます。
予想外の展開に驚き、クスッと笑える作品ばかりなので、気分転換にぴったりです。
エッセイで心をリラックス
阿川佐和子の『聞く力』は、コミュニケーションのコツをユーモアたっぷりに綴ったエッセイです。
著者の軽妙な語り口は、心を和ませ、リラックスさせてくれます。
フライト前に読むことで、旅先でのコミュニケーションをスムーズにしてくれるかもしれません。
また、旅先での出会いについて考えさせられる作品でもあります。
そしてなんとKindle Unlimited!!
3. 旅のヒントが見つかる! 旅行記やガイドブック
旅に出る際に、参考になるのが旅行記やガイドブックです。
フライト中に読んで、旅への期待感を高めたり、旅先の情報を収集したりすることができます。
旅行記で旅への期待感を高める
沢木耕太郎の『深夜特急』は、アジアを放浪した著者の体験を綴った旅行記です。
旅情溢れる描写は、これから始まる旅への期待感を高めてくれます。
著者の冒険を通して、旅の醍醐味を感じることができるでしょう。
また、自分自身の旅のスタイルを見直すきっかけにもなるかもしれません。
ガイドブックで旅先の情報をチェック
定番のガイドブック『地球の歩き方』は、旅先の基本情報から穴場スポットまで網羅した情報満載の一冊。
フライト中にガイドブックを読み込むことで、旅の計画を立てたり、現地の情報を事前に知ることができます。
また、写真や地図も豊富なので、旅のイメージを膨らませるのに役立ちます。
4. 飛行機の中で読むのに最適な本の選び方
最後に、飛行機の中で読むのに最適な本の選び方について、いくつかポイントを紹介します。
持ち運びやすいサイズ・重さの本を選ぶ
かさばる本や重い本は、持ち運びに不便です。文庫本や新書など、コンパクトなサイズの本を選びましょう。
興味のあるジャンルやテーマの本を選ぶ
せっかくの読書時間なので、自分が興味のあるジャンルの本を選びましょう。
ミステリー、恋愛小説、SF、歴史小説など、自分の好みに合わせて選んでください。
気分転換になるような本を選ぶ
旅行中は、何かとストレスを感じることがあります。 気分転換になるような、明るい内容の本を選ぶのがコツ。
これらのポイントを参考に、ぜひあなたにぴったりの一冊を見つけて、空の旅をより充実したものにしてくださいね。
私は旅行が好きで、バックパックでほぼ世界一周をしたこともあります。半分くらいの国は訪れたのではないでしょうか。
それを思い出すとき、あの国ではあの本を読んだな……と国と本が結びついて記憶のなかに今でも残っています。
移動の時間も増すので、本は少し多めに買って旅に出ましょう!
【編集後記】
本を全く読まない人が国民の6割を超え、本屋が倒産しまくっている現状を踏まえて、このnoteは「ひとりでも多くの人に本を読んでもらうこと」を目的としています。ですので、全ての記事を無料で誰にでも読めるようにしており、有料記事は一切公開していません。
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