良い上司は行動を褒める。数字の結果を出すのは行動。社会人向け
仕事をする上で人の上に立つ立場の人は部下を成長させていかないと結果がついてこない事は皆さんもご存知の通りだと思います。
新入社員のような人の下について働く立場の人でも、どの上司についていくかで自分の成長具合は大きく変わってきます。
こちらの記事では有能な上司を一瞬で見抜く方法をご紹介しました。
私の経験上、有能な上司の下で働く方が気持ちいいですし、成長を実感しやすいです。
当然、有能な上司ほど結果もついてくるのでお給料はドンドン上がっていきます。
今回はなぜ有能な上司は結果を出せるのか?についてもう少し掘り下げていきたいと思います。
目次
①有能な人材と普通の人材と無能な人材
②上司の立場の人が行わなければいけない事
③良い結果をもたらすのは良い行動である
④上司は良い結果ではなくて良い行動を褒めよう
⑤良い行動とは何か?
⑥有能な上司は行動目標を細かく設定できる。この手法は悪用厳禁
⑦まとめ
①有能な人材と普通の人材と無能な人材
良い結果を出した部下を褒める事は有能な上司でも無能な上司でも誰でも出来ます。
数字で表すことのできる結果は誰の目にもわかりやすく、説得力があります。
会社の人材は自然と有能な人材2割、普通の人材6割、無能な人材が2割になると言われています。
部下の教育を意識しないと自然とこのような人材体系になってしまうのです。
有能な人材は当然、結果を出します。結果を出すと上司から褒められてより大きな仕事が与えられていきます。
有能な人材は自然と大きな結果を残す事のできる好循環に乗っていけるのです。
一方、普通の人材や無能な人材は結果が出ないので褒められる事は当然少ないです。
過去の記事で何度も語りましたが、多くの人は自分自身に小さいハードルを設けてそれを超えた自分を認める事で自身の成長を実感するという行為を行っていません。
結果が出ないが故に周りから褒めらないため、自分自身の成長を実感する事が出来なくなります。
そうして有能な人材との成長スピードにどんどん差が開いていく悪循環に陥るのです。
②上司の立場の人が行わなければいけない事
無能な上司や並みの上司は結果を出した部下ばかり褒めます。
数字の結果は誰の目にも明らかなので意識しなくても褒める事は出来るのです。
有能な上司は普通の部下や一見、無能に見える部下を褒めます。
組織全体の力で見た時に有能な2割がさらに成長することよりも、普通や無能とみなされている8割の人材を成長させた方が効率が良いからです。
イメージとしては150キロの体重の人が10キロ落とす事の方が50キロの人が10キロ体重を落とすことよりも効率良く楽に出来そうかなという感じです。
いくら有能な人間でも身体と脳みそは一つなので、1人だけで達成できる結果には限界があります。
そもそも有能な人材は無能な上司達から放っておいても褒められて伸びて成長するので放置で大丈夫です。
有能な人材は自分の成長のさせ方を知っているのです。
③良い結果をもたらすのは良い行動である。
有能な人材が結果を出す事が出来るのは良い行動を積み重ねているからです。
学校のテストの点数が高い生徒は効率の良い勉強方法を行なっているから点数が高くなるのです。
行動が良いから結果がついてくるのです。
スポーツも同じですね。科学的に効率の良いとされる練習方法がどんどん研究されてスポーツの記録はどんどん更新されています。
練習方法が良い、日々の栄養管理が良いからこそ良い結果、良い記録につながるのです。
そして大事なことは良い結果はすぐには出ないという事です。
行動を起こしてから結果が出るまでには必ず潜伏期間があります。
勉強もスポーツも仕事も何事も結果が出るまでには潜伏期間があるのです。
この潜伏期間がある事を強く意識しておかないと結果だけで頑張った、頑張っていないを判断する無能上司となってしまいます。
④上司は良い結果ではなくて良い行動を褒めよう
部下のモチベーションの多くは上司から認められる事、会社から認められる事、自分の成長が実感できる事です。
しかし、会社や上司から常に褒められて成長を実感できるのはわずか2割の人間だけです。
世の中の多くの人は自分自身の成長を数字という結果で判断しがちです。
テストの点数が低かったから自分はダメだ、スポーツでレギュラーになれなかったからダメだ、偏差値の高い大学に入れなかったからダメだ、有名企業に入れなかったからダメだ。
逆もしかりです。テストの点数が良かったから自分は成長している。偏差値の高い大学に合格したから成長している。有名企業に内定もらったから私は凄い。
数字で結果が出ているうちは周りに褒められる事で成長を実感できるとは思いますが、数字の結果が出なかった時の壁にぶつかった時に数字で自分の成長を判断する人間は非常に脆いと思っています。
世の中の多くは数字でわかる結果が大好きです。
だからこそ世の中には無能上司で溢れてしまっているのですが…
数字で結果がわかる前に人間は必ず過去の自分よりも成長しています。
そこを褒める事が出来るのが有能な上司です。
良い結果に繋がる為に絶対に必要な良い行動を部下が行なった時に褒めるのが良い上司です。
行動を褒めろです。
⑤良い行動とは何か?
それは2割の有能な人材が既に行なっている結果に繋がる行動の事です。
結果を出す人間は結果に繋がる良い行動を行なっているのです。
普通の人材、無能な人材にも有能な人材が行なっている行動と同じような行動をするように指示を出したり、仕組みを作ってみましょう。
良い行動を視覚化する事、誰にでもわかりやすい言葉で説明する事が有能な上司の仕事です。
良い行動をゼロから考えて生み出す事が上司の仕事ではありません。
そして良い行動をした瞬間に部下を褒める事を忘れない事が大切です。
褒められる事は部下のモチベーションに繋がり、継続的に良い行動を行う力になります。
良い行動を続けた普通の部下と無能な部下にもいつのまにか良い結果がついてくるようになります。
⑥有能な上司は行動目標を細かく設定できる。この手法は悪用厳禁
普通の人材、無能な人材は日々の行動目標を設定する事が苦手な人が多いです。
だからこそ自分の小さな成長に気づく事が出来ずに伸び悩んでしまうのです。
本来は自分の成長は自分自身でたくさんの小さなハードルを設定して自分で乗り越えていくものですが、
有能な上司は部下のハードル設定のお手伝いをしてあげる事で部下の成長を促すことが出来ます。
いきなり有能な人材並みの良い行動を普通の部下にやってもらう事は難しいので、
簡単な部分から良い行動を真似てもらい、徐々に有能な人材と同じ行動をするように日々のハードルを設定してあげるのです。
お気付きの方もいるかもしれませんが、この部下への教育方法を悪用すれば、部下を洗脳する事も難しくはないでしょう。
成長の実感、褒められる、認められるというのは人間にとって何よりも嬉しいものです。
褒められる認められる事に快感を覚えた部下は上司や会社に依存してしまうかもしれません。
だからこそ、私は自分の人生のレールは自分で決めて、自分の成長のハードルは自分で設定して、自分自身で成長を認めてあげようという記事を過去に書いてきました。
詳しくはこちらの過去記事を参考にして下さい。
有能な上司とは組織として結果を出すために、部下を成長させるハードルを設定してあげて結果を出せる人材をたくさん育成できる人物なのです。
⑦まとめ
有能な上司となって組織の中で結果を出すには
部下に対して結果だけを見て褒める事はNG
伸ばすべき人材は会社から見て並みの人材か無能な人材
有能な上司は部下の良い結果ではなく、良い行動を褒める
良い行動は結果を出している従業員から真似をする事が出来る
良い行動が毎日の習慣になるような仕組み、環境を上司が整えてあげる
良い行動を行う事が成長につながっている事を部下に実感させる為に日々の行動目標を設定し達成した場合はすぐに褒める
皆様の応援に支えられて毎日連続投稿継続中。ゲームアプリの触りの部分をプレイする事でゲームの出来を独自に判断し半年後のセルラン を予測をしていましたが、エンタメ未来予測全般に挑戦したいと思っています。