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#39 noteとほどよく距離をとる

noteに近づきすぎた

ここ1、2週間、少しnoteに時間を割きすぎていることに気づいた。

朝起きてスマホ開いてnote開いて——
お風呂入ってスマホ開いてnote開いて——
朝のうちにある程度記事を書いておいて——
仕事から帰ってきて色々やってnote開いて——
そして、夜にnoteを更新してまたしばらく見て——

記事を書いて読んでもらう。
それで承認欲求を満たすことに心地よさを感じていた。
だが、そこに浸かってしまうと、僕の場合は次なる段階へ進む。

依存である。

最近の僕はスキの数を気にするようになっていた。
記事にあまりスキがつかないと、

「ううん、あまりいい記事じゃなかったかぁ……」

と落ち込み、自身の文章力や構成力を疑ってしまうのだ。
自己紹介記事で、「スキなどは気にせず」と豪語していたのに……
我ながら恥ずかしいことこの上ない。

過去の経験から思う。
この状態は、かなり危険であると。

現状だとスキをもらえないことに自信をなくす程度に留まっている。
しかしこのままいくと、スキをもらえないことに不満を覚えるようになる。
そして、スキをしない人に、勝手に幻滅するようになる。
しまいには、noteが嫌いになる。

依存状態というのは、普段と異なり平常心を失うことがある。
ゆえに、極めて驕り高ぶったnoterになる危険性がある。

せっかく素晴らしい自己表現の場で、自由に書けるようになり、
しばしばnoterの方と交流できるようになっているというのに、
依存によってそれを失いたくない。

幸いスマホやPCをつけなければnoteから離れることができる。
なので意識的にデジタルデトックスを行いつつ、noteと少し距離を置くことにした。

それだけで、段違いにQOLが高まるのを感じている。

なぜ依存してしまうのだろう

僕は若い頃からしばしばこういう状態になることがあった。
友達に対しても、付き合っている人に対しても。
そしてSNSに対しても。
依存体質なところがあるのだろう。

その人に認めてもらえるのが嬉しい。
SNS上で「いいね」をしてもらえるのが嬉しい。

そうやって他者から承認をしてもらうことへの欲求が強くなって、
「もっとちょうだい!」という状態になるのだ。

しかし、それをもらうことができないと落ち込む。
そして「なんで何もくれないの!?」と不満を覚えるようになる。
最悪の場合、その不満が怒りとなり、大爆発をする。
それで関係が破綻する。
SNSなら自分のアカウントを削除する。

なぜ依存してしまうのだろう。
心理学的な答えは、
「自分で自分を認めることができていないから」だろう。

よくコップの水で例えられることだが、
依存体質の人は、自分で自分のコップに水を注がずに、他人に水を注いでもらうことばかり考えてしまうところがある。

だから、自分で自分のコップに水を注げるようになるためにも、
自分で自分を認める癖をつける、だとか、
成功体験を積み重ねる、だとか、
そういった努力をしていくことで依存体質から抜け出せるのだという。

ひねくれたことを書くが、
望んで依存体質になっているわけではないのに、なぜ努力しなければならないのだろうと思ってしまう。

思ってしまうけれど、齢33になって、精神的にも落ち着いてきたからか、なんとか自分を認める癖をつけて、徐々に依存体質を治すことができている。
よりよく生きている人は、誰だって何かしらの努力をしているのだろう。
それならば、なんとか自分にできる努力をしていきたい。

一人の時間で距離感を正常に

リアルでもネットでも、人との距離感は大きくQOLに関わってくる。
noteに時間を割きすぎないことは、ある意味、人と関わりすぎないことでもあるのだと思う。
人と関わらない自分だけの時間。
その時間でなら、僕は自分で自分を認めることができる。

読書を楽しんでいる自分。
次は何を読もうかを考えている自分。
音楽を聴いている自分。
音楽をディグっている自分。
相撲観戦をしている自分。

そのときの自分のことは好きでいられる。

それによって、僕は他人との距離感を正常にしているのだろう。
結局、好きなことによって救われている。
今までも幾度か書いてきた結論に辿り着いてしまったのである。

余談

自分で自分を認める癖、褒める癖。
これは心の中で行うことも大切だが、できるなら手書きの日記で行うのがおススメ。
やはりブルーライトを浴びながらだと、どこか心によくない気がする。

自分を褒めることとは離れるが、何か不満があったり、ストレスがあったり、モヤモヤがあったりしたときに手書きでその気持ちを乱暴に書きまくると、終わったときスッとなる。
心の中で荒ぶる気持ちが、文字となって外に出るからかもしれない。

やはりペンは剣よりも強し、である。

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立竹落花
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