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ここを行き交う人々は、奇跡の旅人

皆さん、こんばんは。綺羅です。

今日もnoteをご覧いただき、ありがとうございます。


今日から、住まいの都道府県以外の往来が可能になりましたね。

徐々に以前の生活に戻りつつあるのかなとは思いますが、それでも違和感は否めません。

手を握ったり、隣合えたり、抱きしめ合えたりできていたことが、できにくくなった今日、生身の人間同士の交流がいかに貴重であったのか、身にしみます。


ここまで親密な交流は滅多にありませんが、私の大好きな場所は、そうした優しい交流で溢れています。

その場所は、東京ディズニーリゾート(TDR)です。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパンは再開したようですが、東京ディズニーリゾートは、都市圏であるためか、また再開した時の人の往来が激しくなるためか、再開の報告は、現在(6月19日)もされていません。

(2020年7月1日再開・・・オリエンタルランド公式発表)

私は、あの場所で過ごす時間が、大好きです。

それはただ、人の往来を見ているだけでも、たくさんの優しさと親切に出会えることができるからです。



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パークの中では、様々な楽しみ方があります。

アトラクションを楽しむ人、ショー・パレードを楽しむ人、キャラクターグリーティングを楽しむ人、レストランを楽しむ人・・・

みんなそれぞれに様々な目的を持って楽しんでいます。

私自身もその1人ですが、最近はまた違った楽しみ方をしています。

それは、

レストランやカフェの席でスイーツを食べながら、周りのゲストの楽しみ方を観察すること

です!


人間観察するために、わざわざカフェへ行くわけではないですよ。

私にとって、パークのレストランやカフェは、いわゆる、新たな出逢いや情報が手に入る”場所”なのです。

ゲーム好きさんに説明するならば、新たな仲間が待っている、新たな場所の情報が手に入る”酒場”と言っていいかもしれません。

席に着く時には、そのお店の「おすすめのデザート」と「おすすめのドリンク」を目の前に、比較的眺めのいい席を探して座ります。

(レストランによっては、自分で席を選べない施設もあります。)

横には地図(パークガイド)と、今月のパークの情報(TODAY)の冊子を置いて、スイーツを頬張りながら、行き交う人々をぼーっと眺めます。

多くの人が目の前を通り過ぎて行きますが、そのやりとりは、別世界の主人公さながらです。


「ねぇねぇ、シンデレラのポップコーン入れが欲しい~!」と、お母さんにせがむ子どもさん。

『そりゃあ、お洋服もシンデレラなんだから、欲しいよね。頑張ってお母さんを説得するんだよ・・・!』と、心で励ます私。

「やばいやばい、ショーが始まる!早く行こう!」と、早歩きで通り過ぎる友人たち。

『ああ、この手の失敗、私もやらかしたことある。間に合うといいね、グッドラック!』と、友人たちの予定が上手く行くように祈る私。

「ビッグサンダーマウンテンが終わったら、すぐにファストパス(FP)でスプラッシュマウンテンに乗って、終わったらママと合流して・・・」と、スケジュールを呪文のように唱えるお父さん。

『なにぃ?!貴殿はスプラッシュマウンテンのFPを手に入れただと?!あぁ、私もそれを手に入れたかったよ。うらやますぃ~・・・』と、うらやましさ全開だけど、心が和んでる私。

それぞれのディズニードラマが目の前で展開される様子は、多くの人の生き方を目の前で見ているようです。



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また、私が一番好きな瞬間の一場面ですが、東京ディズニーリゾートでは、ゲスト同士が手を振ることや、ゲスト同士の小さな思いやりが存在するのです。


ウエスタンリバー鉄道に乗車最中、クリッターカントリーを歩く人に手を振ったり振ってもらったりする場面、

蒸気船マークトウェイン号に向かって、「いってらっしゃーい!」とトムソーヤ島で見送ってくれる人、「行ってきまーす!」と返す乗客のやりとり、

大きな声で言ってくれたり、キラキラ光るライトを揺らせて、思い出を彩る名助演を演出してくれます。

一度パークを離れると、サラリーマンや主婦、学生だったりするのでしょうが、とてもそういう風には見えません。

声をかけてくれたのは、どこかの勇者であり、商人であり、騎士候補生だったりするのです。


冬の夜、極寒の中で紙を地面に敷いてパレード待ちをする親子に対して、余分に持ってきていたレジャーシートをさりげなく渡す友人たち

「どうぞ使ってください、みんなで一緒に楽しみたいですもんね!」と笑顔で言って、「本当にどうもありがとうございます!!よかったね、○○ちゃん、ミッキーのパレードが見られるよ!」と子どもの喜ぶ顔に、頬が綻んでいる親御さんと、「やったー!」と叫ぶ子どもさん。

こうした場面が当然のようにあって、それを見た周りの人たちも、その優しさに巻き込まれていきます。


現実では、そうした親切を勘ぐって「偽善者」だとか「かっこつけ」だとか、思われる場面も多いです。

優しい世界を多くの人が望んでいるのに、勇気ある誰かが、そうした優しさ示すと、なぜか「言いがかり」や「嫉妬」で言いくるめられてしまうことが多いように思います。

出る杭は打たれたり、郷に従わない者には、徹底的に厳しい世界です。


私が、あの場所が好きな理由は、奇跡を具現化する旅人たちが、多いからです。

ディズニーで多く聞かれる「ありがとう」という言葉は、「有ることが難しいこと」から由来します。

「有ることが難しい」状態が当たり前のようにあって、その場面を現実にしてしまう、奇跡のような人たちが集まります。

みんなそれぞれが、どこの誰とも知らぬ旅人ですが、間違いなくみんなが奇跡を起こす力を宿しているのです。


・・・本当は、こんな奇跡の旅人たちの存在が、当たり前の世になって欲しいのですが、それは私の欲張りなのでしょうか?

早くパークに行きたいし、同じゲストの人にも、会いたいです。

優しさと親切を見つけに行きたい・・・



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トップ画像は まこ様 からお借りしました。

ありがとうございました!


皆さんからのスキやコメント、嬉しくて何度も見返しています。

この記事にお時間をくださり、ありがとうございました!


それでは、今日はここまでです。

皆さん、素敵な場所との出会いを!

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禧螺
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