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今泉監督から返事が来た

なにが華のJKだよ、と思う。 未成年が出来ることなんて限られている。 子供扱いしてもらえないのに、 大人扱いしてもらうこともできない。 縛られることばかりの 高校生生活に飽き飽きだった。 今泉監督のツイートを見て、DMを返してくれるタイプの方であることを知った。 だから私も、監督にメッセージを送ってみようと思った。 我ながら質問の内容を読み返したらアホらしいけど、ぼやけて見えない高校生活が苦しくて苦しくて、とにかく明確な答えが欲しかった。 質問を送った3時間後にきた返

    • 気になるあの娘の頭の中は…

      あーかわいい。 写真フォルダを見返しては永遠ににやけている。 大好きな親友経由で、大切な友達ができた。 きみを一言で表すなら超⭐︎簡単。 「サブカルチャー」。 他人にサブカル気質がある不思議な女の子っておもわれたくて、おやすみプンプン読んでみたけど途中で断念しちゃった私とはぜんぜん違う。 本物のサブカル女。 わたしのうたう曲を、彼女は全て知っていた。 わたしよりも広い世界を彼女は知っていて。 嫉妬とかそういうきたないのじゃなくて、 わたしも彼女のみる世界を隣で

      • 大切な親友と過ごした長い一日

        他の高校よりも少し早く、 通常授業が元通りに始まる私の学校。 そんな憂鬱な夏休み明け初登校前日に 親友から連絡が来た。 “明日学校終わってから会いたい” ノイキャンのイヤホンをつけても聞こえてくるほどの、叩きつけるような大雨が降っている夜だった。 次の日、 学校が終わった私は、制服のまま学校を飛び出して、すぐに彼女の家まで向かった。 台風が直撃するのかしないのか、ハラハラとした思いを抱えながら傘を差す。 テカテカと光るコンビニで買ったビニール傘は、親友を待つ時間を

        • ピアスの穴が直視できない

          思い出話をする。 ずっと憧れて、ライブを追いかけていたバンドの人から私的に連絡が来て、プライベートで会ってしまったことがある。 ライブハウスでは見せないその表情に、私は完全に憧憬とは別の感情まで抱いていた。 そんなあの人は舌に一つ、左耳に三つピアスを空けていた。 でも会った時にピアスをつけていたことは一度もなくて、それが気になって思わず理由を聞いた。 彼はふわりと笑って答えた。 舌ピも左耳のピアスも、全部元カノの趣味だったんだよね。 ウワア、、、 返す言葉も見

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          16本

        記事

          青春コンプレックスが刺激されるね、夏。

          長期休みが嫌いだ。 自分の人望のなさが露呈するから。 Instagramには 海 花火 浴衣 祭り がひたすらに並んでいる。 こんなに夏の概念みたいな言葉しか並べられないのは、私の夏に対する解像度がとても低いからである。 ずっと家に篭ってフロントメモリー聴いてる。 夏休みは、より青春コンプレックスが刺激される。 どうせ来年は受験で着ないと分かっていても尚、親にねだった浴衣。 彼女の浴衣姿が可愛すぎるあまり、緊張で一枚も撮れなかった浴衣姿のツーショット。 雨で中止

          青春コンプレックスが刺激されるね、夏。

          近況報告 夏バテ

          東京の夏。 暑い。 夏にいなくなる女が嫌いとか、 そういうのは一旦置いといて、 夏は、暑すぎて何もかもが嫌になる。 強い日光が原動力の人間になりたかった。 日光に弱い私は、特段冷えに強いわけでもない。 毎日冷房をおやすみモードという弱風設定にして、ベッドでゴロゴロする日々だ。 修学旅行も終わって、 早くも(別に早くはないんだろうけど) わたしの高校は受験生ムード。 高校生という肩書きを大事にしていた私、結局高2の夏に差し掛かるまで、なんにも成し遂げることができなか

          近況報告 夏バテ

          親友に応援されない恋なんて

          「じゃあ貴重な高校生活楽しんで」 親友から吐き捨てるように言われた。 今年の三月に卒業した、大好きな先輩のライブに行った。ひとりで。 アジカンのコピバンをするのだという。 もともとは親友と二人で行く予定だった。 先輩が高校を卒業してからも、 恋人を作ってからも、 堪えきれず連絡を続けているわたしを 一番近くで見ていたのがその親友だった。 だから、 卒業してもう二度と会えないと思っていたわたしの気持ちを、 卒業式から3ヶ月後、突然ライブに来ない?と連絡がきたわたしの胸の

          親友に応援されない恋なんて

          世界で一番好きだった先輩が卒業した。

          疎遠になってしまっていた 世界で一番好きだった先輩が卒業した。 この先輩の穴を埋めるために、 私は終わりのない恋愛を繰り返していたんだと思う。 一年前と変わらない笑顔で 私にスマホを向けてくれた先輩。 気がつくと声が震えて過呼吸になっていた。 もう嫌われたと思っていたから、 最後に目を合わせて会話できる日が来るなんて、信じられなかった。 勿論先輩の第二ボタンは別の人の手に渡っていて。 それでも 残り二つになった学ランのボタンが欲しくて、私は思わず声をかけた。 先

          世界で一番好きだった先輩が卒業した。

          同じ鍵穴、なくね?

          走馬灯??? 頭がぼーっとする。 憂、燦々を聴きながら ふわふわと今年の夏を思い出した。 いつ思い返しても 好きだった記憶が出てくるなら、 それは恋だと思う。 あんなに恋愛至上主義を謳っておいて お恥ずかしながら、 ちゃんとした”恋”を経験したのは 数回しかない。 熱し易く、冷め易い。 本気の恋に敗れた自分から逃げて 手当たり次第 自分の鍵穴に合いそうな鍵を 無理やり突っ込む。 だからといって、 どれだけ他校の異性で穴を埋めようとしても 同

          同じ鍵穴、なくね?

          JKだから午後ティー飲みながら366日歌いたい

          また、大好きな季節がやってくる。 冬。 白い息を吐いて笑い合える季節。 温もりを共有することが許される季節。 生まれた時から冬が一番好きな季節だった。 そんな冬も、 女子高生として経験できるのは3回限り。 午後ティー飲みながら駅で366日歌えるし、 マフラーシェアしても微笑ましく思われる。 冬の女子高生は無敵なのだ。 そんな無敵な女子高生の称号を持っている私。 ピンチ。 とうとうクリスマスがやってくるのだ。 どうせ付き合っても別れるから、 と諦めてふわふ

          JKだから午後ティー飲みながら366日歌いたい

          頭ん中9割ピンク色だから、毎日失恋して、毎日運命の恋に堕ちてる。幸せ。

          頭ん中9割ピンク色だから、毎日失恋して、毎日運命の恋に堕ちてる。幸せ。

          「写真見せて!」←なぜ?

          「好きな人ができた!」 「恋人ができた!」 高校生として生きていく上で、 この報告はつきものだ。 恋愛体質な私は、3ヶ月に1度の頻度でこれを友達に報告している。 だがその後の一言。 「写真見せて!」 いやなぜ???? これはルッキズムが生み出した最低最悪の言葉なのではないか。 まあ、私だって もし私が報告される立場になった時、 自分の友人がどんな雰囲気の人を好きになるのか気になると思う。 でもさ!! ちょっと失礼じゃない!? 言われているこっち側としては あん

          「写真見せて!」←なぜ?

          友達とご飯食べてる時 ふと「そういえば左利きなんだね」って 言われるのがめちゃくちゃ好きなんです。 左利きで良かったなあって思う。

          友達とご飯食べてる時 ふと「そういえば左利きなんだね」って 言われるのがめちゃくちゃ好きなんです。 左利きで良かったなあって思う。

          失恋したら髪を切る的な文化

          日本には何故か髪を切った女性に 「失恋した?」と聞く文化が存在している。 たぶん、今はセクハラとか多様性とか そういう言葉で制限されて 徐々に薄れていっている気がするけど… だが思春期、高校生の私達には その”失恋したら髪を切る的な文化”は 根強く残っているなあ〜と感じる。 私の周りの友達、 髪を切るときは大体、失恋したときだ。 好きな人のタイプがボブだから〜とか そんなハッピーな理由じゃなくて 失恋したから今までの自分とお別れするために、みたいな、そんな理由が多い

          失恋したら髪を切る的な文化

          この街が、このバンドが好き

          9/11、この日は 「旬は巡る。2022」 というサーキットライブに参戦するために 朝から下北沢にいた。 取り急ぎで昨日レポートを書いたが、 もう少し細かく書きたいので、 こちらに書こうと思う。 午前10時。2時間ひとりカラオケをした。 流石は下北である。 カラオケ履歴を見ると 東京事変やクリープハイプなど、 錚々たるバンドが歌われていた。 完全に午前から音楽漬けになった後、 なんとなく雰囲気が気になった アンティークショップに立ち寄った。 そこで私は大好きなバンドへ

          この街が、このバンドが好き